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I said Legal Lol. Rail Plate Runner. Welcome to Minifig Rides car show. This is how we build....4WLC!
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レゴ4幅車全史1987:小型カーベースとレーシングカー

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 レゴ4幅車全史、80年代後半真っ盛りの1987年です。この年はレジャーよりもレースの世界がフィーチャーされます。



 この年になると金属車軸の赤ホイールはベーシックで使用されるのが基本となり、タウンではほとんど使われなくなりました。低年齢向けとなるベーシックでは頑丈な金属車軸、タウンでは組み換えの可能性が高まるプラスチックの細軸という具合に、対象年齢での使い分けが定着していきます。またタウンの車に赤ホイールが消えたことに伴い、ミニフィグ用のバイクのホイールも赤から透明になりました。前年のレジャーカー推しから、本年ではフォーミュラやラリー、モンスタートラックなど競技向けの車が多数登場し、4幅車の世界も華やいでいきます。

小型カーベース

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 これまで4幅車の基本サイズはホイールベース6ポッチでしたが、それを1ポッチ短縮した小型のカーベースが登場しました。前後のバンパーも省略することで、かなり小ぶりな車を作ることができるようになっています。フェンダーとドア、風防など、最低限必要なパーツのみで乗用車を作ることができるようになります。パーツ数を抑えることで低価格となり、組み立ても簡単で入門向けに考えられたものと思われます。また低コストな車は、家などのセットと組み合わせるにも都合が良かったと思われます。こちらのセットでは屋根も省略され、徹底的にコストカットが図られています。

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 新しいカーベースは既存のものとは異なり、車軸が最初から一体成型で付いています。またフロアは低い位置に平らなスペースが設けられ、フィグを乗せる位置だけ窪んでいるような措置はされていません。車軸固定になるとトレッドや車高の変更などが不可となるため、組み合わせの可能性は狭まります。しかし簡単な4幅車ビルドが可能となることは、誰でも車を作れることになり、門戸を広げる意味では有効です。色は初登場時から黒がほとんどとなります。現在時点でも小さな車のベースとしてリリースされています。

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 フェンダーと組み合わせて車のフロントフェイスを作るためのパーツです。ブラケットというのは、壁や柱などの角を補強するためのL字金具などを指す建築の言葉です。ブリックリンクのブラケットカテゴリーにはこれ以外にもいくつかパーツの登録がありますが、垂れ下がっている部分が半プレート厚となる横ポッチ付きのブラケットはこれが元祖となります。今ではブラケットのサイズは1ポッチ幅に至るまで様々に充実していますが、2002年に別タイプが登場するまではこの種のブラケットはこれ1種類しかありませんでした。車に限らず様々な場面でポッチを横に向けるために使用され、カラーバリエーションもかなり豊富です。2008年に角が丸くなる改修が施されますが、現在も同等品がリリースされています。

レース!

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 前年にストックカーというネーミングでリリースされていたモデルの後継的なセットです。今回はスタイル通りにラリーカーという名称になっています。またラリーテイストアップのために、フェンダーアーチが1プレート分上げられ、ストロークのクリアランスが確保されています。もちろん実際のサスペンション機能はこの時代にはまだないので見た目だけですね。ヒンジを使ったリアスポイラーは、この時代としてはかなり高度なディテールだったと思われます。スポンサーロゴはなく、カーナンバーの数字がパーツにプリントされています。

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 上記の単品のラリーカーに加えてピットのセットが登場し、レース遊びを広げる試みがされています。こちらのカーナンバーは3となりますが、ストップサインには2と3が用意されており、単品セットと組み合わせて遊ぶことが想定されているようです。車の作りは基本的に同様ですが、こちらはフロントフェイスがブラケット仕様になっており、レースがワンメイクにならないように配慮されています。数字はどれもプリントとなりますが、3がプリントされる1x1ブロックはこの後もいくつかのセットで使用されました。また黄色の数字タイルはすでにトレインでリリースされていたものの再利用ですが、この時点ではなぜか2と3しか存在していませんでした。後年のセットで初めて1~4までの数字タイルが揃うようになります。ジャッキや工具、シグナルなど今よりもシンプルですが、子供の目には魅力的に映ったことでしょう。

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 80年代当時アメリカで猛烈に流行していたモンスタートラックの影響はデンマークのおもちゃにまで波及しました。赤・青・白のカラーリングやロールバー、飛び出したエンジンなど、当時なりにアメリカンなテイストがよく作られています。サスペンションに黄色のパーツを配置したり、リアにフェンダーパーツを使わないというのも、スカスカ感をあえて出すための工夫としたらやれる限りのことは尽くしたモデルだったといえるでしょう。ミニフィグもトラックのプリント柄となっており、かなり気合の入ったセットです。通常は4幅車で使われることのないテクニックホイールが使われています。ホイールを2個並べることで太いタイヤできるので、当時のテクニックタイヤはファンクショナルでした。

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 ヨーロッパではF1の人気が高く、これまでもフォーミュラーカーのセットはいくつかリリースされてきました。そういったレース遊びにようやく大型のベースが登場しました。1枚の特殊ロードプレートの上に、ゲートとピット、スタンド、そして撮影カメラマンなどあらゆるレースシーンが詰め込まれたセットとなっています。ピットの装備などは同年のラリーのピットとかなり共通した仕様となっており、車のカーナンバーも2と3になっています。ただフォーミュラーカーについては一昨年にカーナンバー1の白いマシンがリリースされているので、それに合わせてのことという想像もできます。マシンは今年登場の小型カーベースが採用され、コンパクトながらも立派なレーサーの形となっています。またこのカーベースとしては珍しい黒以外の色が使われていることも注目で、特に白はこのセットにしか入っていないレアなパーツです。

ロードサービス

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 こちらはどちらかというと、これまで通りのフォーマットを踏襲したモデルです。アウトバーンのプリントがされたロードサービス車で、黄色なのはADACのイメージかなと思いますが、どこの国でもこの手の車は黄色が多いですね。これまでプロモ品にしか入っていなかった黄色のカーベースが初めて通常のセットに使用されました。通常クリアイエローとなるヘッドライトはクリアとなっていますが、ボディ色と同化することを防ぐためと思われます。

レジャー

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 前年に登場したレジャーカーの流れは、本年だとこの別荘のセットに引き継がれています。小さな家には4人家族が集まり、ボートを牽引したキャンピングカーと小型車がセットになっています。ここでも小型カーベースを利用して、セット内容をバラエティ豊かなものにしています。車は2台とも、窓とヘッドライトがクリアになっており爽やかな雰囲気です。この時代の色の使い分けは特に法則はないようです。

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 そしてボートに使われる風防として新しい高さ1*1/3のものが登場しました。一昨年にも同一の高さの風防がリリースされていますが、新しいタイプは高さ2の風防と同じように、上にポッチが2個だけ付くようになっています。当初はボートや飛行機のキャノピーとして使われるばかりで、しばらくの間は4幅車に使われることはありませんでした。この当時の4幅車のスタイルだと、風防が低すぎて屋根を閉じることができなくなってしまいますからね。また当初の色は基本的に水色しかなく、クリアの登場は2007年まで待つことになります。

シェルプロモ

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 デンマークのシェルのプロモーション品とのことで、ポリバッグ製品が登録されています。通常の製品にも見られるようにシェルとレゴの関係は長く、ごく最近にいたるまで様々な提携商品がリリースされていました。金属車軸と、クリアスロープを窓にしたスタイルはタウンというよりベーシック的です。シェルのプリントブロックが使われています。

部品セット

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 セットではなく部品だけのサービスパックは70年代より色々な形で存在していたようですが、本年になるとその種類が一気に拡充されます。トレインやテクニックのモーターなど一部のテクニカルなパーツだけではなく、タウンやキャッスル、スペース等のアクセサリーパーツなどが充実するようになりました。カタログの後ろに部品セットの一覧と通信販売用の注文用紙が付き、日本でも買えるようになっていました。4幅車向けにはタイヤと車軸のセットが用意されています。このイラスト図にもある通り、この時代はまだホイールとタイヤは固く組み合わせられた状態になっていました。力を込めればタイヤだけ外すことも可能でしたが、基本的にはタイヤとホイールの組み合わせを変えることはないという前提でした。



 タウンの4幅車が複雑に進化していく一方で、ベーシックはむしろシンプル化の道に戻るようになり、これまで一部で融和的だったスタイルも完全に方向性を変えるようになりました。この年のタウンではまだ未登場ですが、フルフェイスヘルメットにクリアパーツのバイザーが付くようになり、スペースのカラフル宇宙飛行士が新タイプになりました。シリーズ構成には変化は特になく、前年登場のモデルチームに特に動きがなかったことを除けば、どのシリーズも安定的に製品がリリースされていました。
 さて今年も新しい4幅車がたくさん登場しましたが、来年もまた楽しみがたくさん待っています。ベースプレートを下地とするレゴタウンはさらなる発展を迎えます。
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