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The Three-Eyed Tatra:忘れ去られたタトラT603

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Tatra T603 / Builder: 歯車

 星の数ほどある自動車の中でも、ライトが三つ目になっているものはそう多くはありません。世にも珍しい形をした車の一つは、タトラという名前でした。



 タトラが丸三灯のヘッドライトを採用したのは戦前のT77Aという車からでした。流線形ボディが全盛の1930年代、自動車の美しさは頂点を極めていた時代です。その当時であってもフロントにライトを3個並べたデザインは珍しいものでした。当時のフロントエンジン車であればフロントには大きなラジエーターグリルが備わりますから、多くの車はセンターにヘッドライトを配置するのは難しかったことでしょう。タトラが乗用車にリアエンジンレイアウトを採用していたことが、この奇異な見た目のフロントフェイスを可能にしたのです。戦前では先進的だったタトラ車の特徴は、戦後の共産主義体制下においても継続されます。そしてヨーロッパの西側やアメリカなど世界の主要なマーケットからは忘れ去られたタトラT603が、1950年代に誕生します。今回の車です。

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 T603は4ドアセダンですが線が丸く閉じたデザインのため、ある種の威圧感がなく可愛らしくさえある見た目をしています。3個並んだヘッドライトはセンターに寄って配置されており、非常にユニークな顔です。この4幅T603でもライトは3ポッチ幅の間に詰められており、オリジナルの雰囲気をよく表しています。ボンネットは屋根ウェッジによって曲面とゆるやかな膨らみを持たせ、ボディサイドやルーフなどはカーブスロープでとにかく丸められます。T603が持つやわらかさを最大限表現した努力が伝わってきますね。広がったボディ幅に対してタイヤは2ポッチ幅の狭いトレッドでセットされ、クラシックな雰囲気があふれ出ます。

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 リア回りもフロントに負けず力作です。リアウィンドウからテールまでは斜めに接続され、綺麗な背中のラインを生み出します。両側のクリアのプチスロとのつながりも、このサイズとしては素晴らしいリアウィンドウの表現です。風防パーツを使わないウィンドウ表現によって、リアスタイルはタトラのユニークさを存分に楽しませてくれるものになりました。アメ車のようなテールフィンにはグレーのレールプレートが配置されます。テールライトはクリアレッドの1x1プレートを縦に配置します。

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 ボディ造形に気合いを入れているため室内空間が狭く、ハラキリした上でミニフィグは寝かせて乗っています。床にはプレートがほとんどなく、ボディサイドはブラケットによって接続されています。後輪のところに黒いランプホルダーがありますが、パーツの接続にはあまり寄与していないようです。フロントフェイスに配置されたポチスロとボディサイドのタイルは、理論上だと若干の段差があって隣り合っています。しかし実際の作品では組み付けの誤差の範囲内なので見た目には全く気になりません。
 珍しい車を題材に、非常に丁寧に作り込まれたクラシック4幅車です。丸みが多く捉えづらいボディを、上手くレゴのパーツに置き換えた素晴らしい1台だと思います。派手さはなくてもその美しさは自然と存在感を放っていました。
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