Diesel Boy:ディーゼルターボのローボーイ
Diesel Boy
レゴの創作はリアリティを追及するには不向きでしょう。だからこそレゴ4幅車は魅力的なのです。
レゴ4幅車の世界でもリアリティという面では進化してきました。10年前では考えられなかった車が次々と作られているのが今の4幅車シーンです。現実のカーカルチャーをよく研究し、4幅で同じテイストを作り上げようとしてきたみんなの行動の結果です。そんな高度に発達したジャンルだからこそ、今度は突飛な発想にもチャレンジできるようになったと思います。これまで現実を参考にして様々なホットロッドを作ってきましたが、今回は今までよりもよほど「思い切り」が強い車になりました。
大きなディーゼルターボエンジンをホットロッドに載せるというのが今回のコンセプトです。ボディはできるかぎり低く、反対にエンジンはできるだけ高くします。ギャップの大きさはカスタムカーをファンクに見せる秘訣です。エアインテークを高い位置に配置し、フロントにはエアクリーナーを飛び出させました。カップケーキの皿を使ったエアクリはぜひみんなにも真似してほしいアイディアです。ただしこのパーツは皿の上面から接続しようとするとゆるゆるなので、私は手錠パーツをはめ込むことで接続しました。その下には黒のプーリーも配置し、前から見た時にエンジンらしい姿になるように組んであります。左右非対称なワイルドさが狙いです。またフロントにはガソリンタンクを配置しています。ヘッドライトは付けていません。ヘッドライトを付けようとするとバランスが難しいのでなしにしました。この車にライトの有無なんて気にならないですよね。フロントアクスルはドロイドアームで接続しているので、車高は自由自在です。地面にべったりなスラムド車高にしています。
エンジン部分との落差を出すためのボディはダークピンクを使いました。ボディサイドはカーブスロープで、トランク部もカーブを使いました。ダークピンクはパーツが少ないのでこれだけでも難儀しましたが、とりあえずはローボーイな形にはできました。フロントにはクリア水色の1x4タイルをクリップで掴んでウィンドスクリーンにしています。なおボディが左右に割れるので窓がないと支え切れません。タイヤはスリックタイヤにバイクタイヤの二重履きです。タイヤがトランクとほぼ同じ高さになり、ボディの低さが強調されます。
ローボーイというのはフェンダーを取り外したスタイルのホットロッドのことで、車高を下げているとローボーイ、ノーマル軸位置のままだとハイボーイと言います。4幅車のホットロッドはフェンダーなしのスタイルが多いので大体がハイボーイかローボーイですね。私のローボーイはセオリー通りではないですが、普通ではない雰囲気は出せたのではないでしょうか。普通があるからこそ、普通ではないカスタムもありえるわけです。
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