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レゴ4幅車全史1989:サスペンション車軸登場

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 レゴ4幅車全史、80年代最後の1989年になりました。4幅車が大きく発展した時代の締めくくりとなります。



 4幅車がフィグ乗りになってからもう10年が経過していました。レゴタウンの車はミニフィグを乗せて遊ぶものになっていました。ホイールの進化や、ミニフィグを乗せるためのドアや屋根の登場など、4幅車というのはこういうスタイルであるということが完全に決定づけられた時代でした。今私たちが作っている4幅車も基本的にはこの時代と同じ世界線の上に立っています。本年では4幅車用に注目の新パーツが登場します。それがサスペンション付きの車軸パーツです。それはレゴの車遊びのためにレゴが取り入れた新たな要素となりました。

サスペンション車軸

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 これは完全にサスペンションの動きを見せるためのパッケージ写真ですね。この年の車のセットの大きな目玉でしょう。これまでモンスタートラック系のセットが2年続けて出ていましたが、足回りはガッチリ固定されていて、タイヤの回転以外のギミックはありませんでした。同じトラック柄の服を着た彼の今年の車は、オフロードトラックになってぐねぐねと動かせるサスペンションが備わったのです。裏周りがすべて赤色になっていてとてもクールに感じますね。しかしこの車、新パーツのサスペンション以外はこれまでのセオリー通りの組み方です。基本的なカーベースに、前ヒンジのフロントフードなど、これまで何度もリリースされてきた車と同じです。しかし足元の変化だけでホットな新製品になるわけですから、やっぱり4幅車の面白さは当時から変わらないと思います。

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 金属のバネが実際に組み込まれ、下に押し込むことができるようになっています。通常の4幅車であれば、ボディの自重だけでは沈み込まない程度には強さのあるバネですが、一方で手で軽く押し込むだけでサスペンションのギミックを楽しめるという絶妙な塩梅です。色はショーアップにも向いている赤のみがリリースされ、90年代まで頻繁に使われました。今では完全に廃盤になってしまった貴重なパーツですが、使い古しの中古品でもバネは元気なままのものがほとんどという印象です。プラスチックの軸の方が先に破損しているケースが多いですね。

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 もう一台サスペンション付きでリリースされたのがこちらのバギーです。当時アメリカで流行っていたリアエンジンのVWバギーが元になっているようですね。エンジンらしきかたまりが後ろに見え、タイヤも後ろだけが大きいサイズになっています。この時代はグレーのパーツが少なくなり、メカの表現も今と比べると異様なほどにシンプルですね。ヒンジとフェンスを組み合わせてパイプフレームのボディの雰囲気を表しています。ちなみに青のヒンジバーはこのセットのみの貴重なパーツらしいです。またパッケージには映っていませんが、フロントには3のゼッケンプリントタイルが使われ、1987年に続いて2度目の、そして最後のリリースとなっています。(ブリックリンク調べ)

ドラッグスター

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 こちらもアメリカのモータースポーツから題材を持ってきたものです。ドラッグレースの中でもトップカテゴリーにあたるレールがレゴタウンにも登場しました。当時であればこの手の車のおもちゃはヨーロッパでもあふれていたことでしょうから、レゴもその流れに乗っかったのでしょう。ドライバーの後ろに乗ったエンジンは、ヒンジブロックを使ってV型にしたもので、この後も様々なセットで同じ組み方のエンジンが使われることになります。大きなヒンジ付きのリアウィングや、フロントのプリント付きスロープなどはこの後もいくつかのセットで流用されます。この時代だと、プリントパーツの流用は特に珍しいものではありませんでした。またレゴタウンの車では非常に珍しいことでに、リアタイヤのホイールは通常のものではなく、ハーフブッシュが使われていました。これはタイヤをダブルで使いたいがための措置のようです。現行品とは違うクラウン型(歯付き)のハーフブッシュなのが分かりますね。こちらのセットは世界共通品ですが、北米向けにはレールが2台のセットも発売されており、この車の色替え仕様が入っていました。

工事車両

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 前年のレースカーで黄色いホイールが登場したので、こうした工事車両にも取り入れられるようになりました。パンタグラフのリフトがとてもユニークなセットです。標識は他のセットでも共通して使われるプリントタイルで、トラックのシェルのパネルに描かれる電気マークもシールではなくプリントで、このセットのみの収録となっています。この時代はシールよりもプリントが使われる割合が高かったように思います。レゴではお馴染みの青いオーバーオールの作業員が付いています。

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 1986年に登場した9Vシステムの新製品がこの年にリリースされます。サイレン音は鳴らないので、今回はライトシステムのみの表記ですね。3連ライトの部品はこの年からの新部品となっています。黄色い電池ボックスがトレーラーのボディになっています。なおこの電池ボックスの黄色はこのセットのみのパーツとなりました。9Vシステムはこの後も数年おきくらいに新しいセットが出ています。シェベルカーは風防はクリアなものの、サンルーフは濃いクリアブルーになっていることにも注目です。この時代はまだこの色の窓が車に使われることはほとんどありませんでした。



 10年ほど続いていたファビュランドの新製品登録はこの年が最後となっています。ミニフィグの世界であるレゴランドと共に長らくカタログを分け合っていましたが、彼らの世界はここで絶えることになってしまいました。レゴランドの方ではキャッスルはこれまで通りの新製品がリリースされ、スペースでもこれまで通りの世界観が継続されているものの、スペースポリスという新しい流れの製品が登場しました。さらにこの年のビッグニュースはパイレーツ(日本名で南海の勇者)が加わったということでしょう。長らくシリーズ構成に変わりがなかったレゴランドに新しい風が吹き込んできました。この新シリーズの登場は、ただ単に新しいセットが作られたというだけの出来事ではありませんでした。ミニフィグの顔に前髪やヒゲのプリントが付くという、大きな変革が起きたのです。この年においてミニフィグの顔の変化は新シリーズのパイレーツの中のみに留まっていましたが、間もなくその波は他の世界へと及んでいきます。80年代の終わり、それはミニフィグがニコニコ顔だけだった古き良き時代の終わりでもあったのです。そして彼らはより強い個性を持ち、レゴランドを次のステージへと推し進めていきます。
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