Gone Baby:完全で不完全なスリングショット - 4-Wide Lego Cars Blog - レゴ4幅車ブログ

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Gone Baby:完全で不完全なスリングショット

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Gone Baby

 ストリートからレースウェイへと舞台を移したホットロッドであるドラッグレーサーには、様々なスタイルがあります。スリングショットも一時代を代表するレーサーです。



 ドラッグレース用に特化したマシンのことをレールと言います。見た目がレールみたいだからです。レールは今でも公式ドラッグレースのトップカテゴリーとして存在しますが、昔は少し形が違いました。ドラッグレースが公式化された1950年代、ドラッグスターの形はスリングショットと呼ばれるものでした。細身のボディのフロントにエンジンが置かれ、ドライバーはリアタイヤの軸よりも後ろに座っていました。当時のタイヤはまだグリップ力が低く、トラクションを稼ぐにはリアタイヤのほぼ真上に人が座って重量をかける必要があったのです。また安定性を確保するためにフロントは長く伸ばされていました。私がスリングショットというスタイルに手を出すのはこれで二度目です。
 当時できるだけのことはやったつもりの車ですが、本当は100%満足できるものではありませんでした。スリングショットの実際のスタイルをトレースしているとは言い難いものでした。今回はもっと良くするために、2台目のスリングショット、Gone Babyを製作しました。

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 今回はスリングショット全盛の60年代をイメージし、フレームむき出しではなくフロントまでボディを伸ばしてみました。子供の頃にジョニーライトニングのこんな感じのミニカーで遊んでいたのを思い出します。ボディのほぼ中央に位置するエンジンはできるかぎり低い位置にマウントしました。組み方はシンプルに、エアインテークと上向きのマフラーのみの表現です。マフラーは8本出しにしたいところでしたが、スペースの都合から6本のディフォルメとなっています。このタイプのマシンはガソリンではなくアルコール燃料を使い、燃料がエンジン内を通ることで冷却される燃料冷却となるため、水冷装置が必要ありません。そのためエンジンの前にラジエーターが付きません。むき身のエンジンだけが搭載されるシンプルかつワイルドな見た目になります。フロントタイヤはいつもの通りに自転車タイヤを使います。接続は旧蛇口パーツの小さな穴に突起を差し込むことで固定します。

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 リアタイヤは11mmワイドホイールに、スリックタイヤと14mmホイール用シティタイヤの重ね履きです。今回やりたかったのはリアのトレッド幅を狭めることでした。前回はミニフィグを乗せた上でボディの両側にタイヤを取り付けるため、トレッドは3ポッチとなっていました。今回はボディの側面の壁を省略することで、トレッドを2ポッチに狭めることができました。ドライバーは完全にタイヤより後ろに乗っています。本当はもう1ポッチくらい前に寄せたかったのですが、タイヤの取り付けに2x2車軸プレートを使っている都合上、低い位置に座らせるにはここに来るしかありませんでした。しかし昔のドラッグスターは冗談かと思うほど後ろに飛び出してドライバーが座っているので、このバランスでも全くおかしいということはないんですね。それにこのフロントからリアに向かって上がっていくラインは、今回私が作り出したかったプロポーションそのものです。
 今はタイヤのグリップ性能が格段に向上したので、こんなに後ろに寄って人が乗るということはありません。またフロントエンジンは炎上したときにドライバーが危険となるため、70年代以降はリアエンジンが一般的となります。現在の基準で見れば欠点の多い不完全なレーサーです。しかしこれもスピードを追い求めたホットロッドカルチャーが実際に通過してきた軌跡のひとつなのです。今でもカーショーではスターと同じ扱いを受けているのがこのスリングショットというノスタルジックなドラッグスターです。
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