Martini Whale:ピュアレーシング - 4-Wide Lego Cars Blog - レゴ4幅車ブログ

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Martini Whale:ピュアレーシング

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Porsche 935/78 Moby Dick / Builder: あいさわ

 コンテストのアワードカーをさっそく撮影する機会にめぐまれました。マルティーニカラーのクジラのレーサーです。



 先月に結果発表を行ったルマンレーサーのコンテストから、審査員賞のぽん太ピックに選ばれた車です。ポルシェはルマンで最多優勝の記録を保持しているメーカーであり、935/78という車も非常に有名で今回のテーマとして選ばれるには申し分ありません。コンテストではハイレベルなレーシングカーが多数集まりました。他にもたくさん格好いい車があり、実際のところこのポルシェは人気投票では全くふるいませんでした。他のマシンには組み方であったり、アイディアであったりの部分に際立つものがありました。ですからこのポルシェは比較的地味な存在に見えたことでしょう。しかしキャッチーさにとらわれずに良いものを選ぶのがピックアップ賞です。この車が選ばれた理由は、ひとえにビルドの堅実さにありました。
 みんながレーシングカーを作る上で――いいえ、これは他のどんな4幅車にも言えることですが、色々なものを「捨てて」いました。例えば4幅車界隈で流行りのハラキリをして、ミニフィグを低い位置に座らせていたり、タイヤとフェンダーが干渉してもお構いなしでタイヤをロック状態にしていたりと、そういった割り切りです。レーシングカーというテーマだとそれが顕著に現れました。キャビンは狭く、低いルーフ、空気抵抗の少ない流線形ボディ、それらを優先したがためにフィグ乗りを捨てた車は今回特に多かったです。そうした車は確かに格好良く見えました。しかしそれでは納得しなかったのが、このぽん太ピックでした。フィグが乗ること、タイヤが回ること、そして高い剛性という、それらの条件を満たす車を考えると、自ずとこのポルシェが残ったのです。

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 この車は基本的な4幅車のフォーマットを驚くほどきちんと守っています。キャビンは車屋根パーツを使った4幅ルーフ、ホイールベースは7ポッチ長、ワイドなボディは半ポッチずつ横に拡張されて5ポッチ幅となっています。ハンドルこそ省略せざるを得なかったようですが、ヘルメットを被ったドライバーが中に乗っています。このヘルメットを被っているという要素も実はとても重要でした。もしレゴシティのレーシングカーの製品であれば、ミニフィグは必ずヘルメット付きで乗っています。まあ当然ですよね。しかしコンテストでは他の車と差を付ける魅力となりました。ホイールは黒の11mmワイドにスリックタイヤの組み合わせで、もちろん干渉せずにスムーズに転がすことができます。

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 大き目のカーブスロープで、フラットなノーズから、クジラ型のテールまで美しく造形されています。サイドステップはレールプレート、フロントフェンダーの後ろ側には2x2タイルが横に取り付けられ、エアの抜け道となる隙間が開けられています。さらにリアウィンドウの中にはロールケージが見え、レーサーらしい荒々しいスタイルがしっかり作り込まれています。傾斜したリアの風防から、黒パーツが当てはめられたエンジンリッド、そして幅の狭いリアウィングまで、シンプルですが綺麗にまとまっています。フィグ乗り4幅車のフォーマットと、レーシングスタイルの両立という、他のビルダーが早々に諦めたことを上手く成し遂げているのです。

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 奇数幅と偶数幅が共存する組み方に苦労の跡が見える裏面です。フィグが乗るキャビン部分は通常の幅で、フェンダーが広がる部分は奇数幅となっています。赤いフロントリップは実際にノーズをぐるっと囲い込むように配置されています。また、実車では長いテールの内側に隠れている911のテールライトは省略となっています。裏面での注目ポイントは、ハラキリしていないということでしょう。誰もが少しでもルーフを低く作りたいと思う題材なはずですが、ここまで真っ当な4幅車として成立していたのはこの車以外にはいませんでした。なのでぽん太ピックに選ばれたのも納得なのです。
 毎年ルマンに赴き本物のレースの舞台で仕事をし続けてきたぽん太氏には、4幅車においても一家言があります。彼の基準には剛性の他に、マシン重量という項目すらあります。レゴでもレーシングカーはピュアであることが求められるのです。
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