Mid-C:トゥーンドの衝撃 - 4-Wide Lego Cars Blog - レゴ4幅車ブログ

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I said Legal Lol. Rail Plate Runner. Welcome to Minifig Rides car show. This is how we build....4WLC!
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Mid-C:トゥーンドの衝撃

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Mid-C / Builder: ナタデココ

 新しい4幅車のスタイルが生まれました。彼の「トゥーンド」スタイルは4幅車の道をまた別の角度から照らし出します。



 レゴ4幅車という狭いジャンルをやっている中でも、他者の発想に驚かされることは少なくありません。これまでたくさんのビルダーが4幅車のクオリティを高めるためにアイディアを振り絞ってきました。今の4幅車は昔では考えられないほどハイレベルになってきました。しかし私たちの4幅車がある種のリアリティを高めるにつれて、「クオリティ」=「リアリティ」であるという図式が無意識のうちに広まっていた気がします。このミッドCはその図式を打ち砕く存在として、ルマンレーサーのコンテストに登場しました。まるで80年代のコミック調のおもちゃのようにディフォルメされたプロポーションはリアリティとはかけ離れています。しかし間違いなくハイクオリティな作品でもあるのです。作品のクオリティとはビルドの緻密さにありますが、使用したパーツ数ではありません。そして重要なのは本物そっくりであることではなく、本物の格好良さをレゴでリクリエイトすることなのです。

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 彼のトゥーンド4幅車はすでにツイッターやオフイベントで様々な車が発表されています。その流れを作ったのがこの車です。今までの4幅車とは全く異なる車の解釈がされています。ホイールベースは短く、タイヤは大きくします。ルーフ部分は2幅に割り切って高くし、全体にあえて寸詰まりなバランスに整えています。一見してコミカルなこの形ですが、車としての格好良さがその中にしっかりと表現されています。ホイールはスピードチャンピオンズの黒を使っており、リムの内側に小径の白輪ゴムをはめることでアクセントを付けています。タイヤは前後ともに公式とは異なる組み合わせとなっており、フロントよりもリアを大きく太いサイズにされています。それに合わせてフェンダーも前後でサイズが帰られており、ディフォルメ感を強めると共に力強い足元を演出します。またフロントリップが地面に着く低い車高も、通常の4幅車と同様にこだわってセッティングされています。

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 コンテストのときには披露されなかった反対側は異なる仕様になっています。サイドのカラーリングが異なる他、白い輪ゴムが足りなかったらしくリングなしとなっています。その代わりフロントはトレイン用の小径車輪がエアロディスク代わりにはめ込まれています。狭いキャビンにミニフィグは乗っていませんが、乗っているように見せるために頭だけが取り付けられています。短いフロントノーズは、これでもしっかりグループCカーに見えてしまうのが不思議です。彼が持つ天才的なバランス感覚とビルテクがなせる業でしょう。

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 リア側は空間があいており、太いタイヤの迫力を感じることができます。彼のビルドの特徴は、凡人なら埋めたくなるであろう隙間、そしてポッチなどを埋めずに残すということです。ハイレベルなレゴビルドはすなわち、タイルでポッチを隠すことにありと思われがちですが、4幅車においてはポッチ隠しが常に正解とはなりません。ボディの上のポッチを隠すためにタイルを1枚乗せれば、ボディは1プレートだけ分厚くなり、クールな車のプロポーションはめちゃくちゃに崩れてしまいます。この車を見てもポッチを無理やり隠したりはしていませんね。リアのスピチャンフェンダーも、ほとんど剥き身で使われているのでポッチ出まくりです。しかしだからこそ彼の美しいビルドが成り立っているのです。

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 リア軸はレゴのセオリー通りシャフト軸が通っているようです。黄色いハーフブッシュがホイールのツラを出すためのスペーサーとして使われています。フロントは2x2車軸を、ホイールのシャフト穴に挿しているようです。なのでホイールは回転しません。フロントスポイラーは1個のランプホルダーを起点にしてつながっているようですね。半ポッチずらしにはビート板プレートの先端に開いた穴を利用しています。
 彼と実際話してみると、彼の素晴らしいビルドバランスは全てよく考え抜かれた上のことだとよく分かりました。リアウィングの翼端板に出たポッチをタイルで埋めないのも、リアのぽっかり空いた空間に何もパーツを配置しないのも、全ては不要と判断されたからそこに何も付いていないのです。ですからこれは偶然で生み出されたものではないんですね。車を格好良くするのは自分のセンスしかないわけです。
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