Hot Minifig Rides 2021 アワード発表 - 4-Wide Lego Cars Blog - レゴ4幅車ブログ

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I said Legal Lol. Rail Plate Runner. Welcome to Minifig Rides car show. This is how we build....4WLC!
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Hot Minifig Rides 2021 アワード発表

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 5月2日、3日のHot Minifig Ridesが開催され、無事にアワードが決定しました。今回は全アワードカーを紹介します。



 2020年が中止になったことで、HMRは2年ぶりの開催となりました。この間にはオフ会とうもありましたが、やはり一番の痛手はアワードができなかったということでしょう。結局2020年は消化不良のまま終わり、そして今年もコロナの猛威は弱まる気配がなく、二度目の中止も視野に入れていました。しかしこのままでは4幅車ビルダーの我慢も限界であると感じ、人間を排除した形での開催となりました。ビルダー数は43名、そのうちほとんどは作品を送ってもらうだけにし、現地には私も含めて4名のみが参加しました。カーショーは前年よりも減少したものの433台が集まりました。このような状況にもかかわらず、質と量共にハイレベルが維持することができ、皆さんのご協力にひたすら感謝するしかありません。

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 今回はドラッグレースなどの競技は行わなかったので、カーショーアワードのみの発表となります。アワードは前回の32個からまた大幅に増え、44個となりました。1個のベストオブショーの他に、40個のカテゴリー別アワード、そして3つの特別審査員賞となります。数が増えてテーブルに収まりきらないのでひな壇が1段増えて3段になりました。

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Best of Show / Toyota GR Supra / Builder: 最澄
 今回は久しぶりに新しいトップビルダーが出ました。ビルダーは今まで最多アワード獲得してきた最澄さんでした。国産スポーツカーがベストオブショーになるのは2015年のホンダCR-X以来となります。今回は本格的なチューニングカーとなり、アメリカンカスタム系が強かった今までの選定とはガラッと風向きを変えることができました。4幅車ではむしろこういうタイプの車の方が盛況なのは皆さんご存知の通りですが、組み方のセオリーが割とがっちり固まっているのでアワードでアピールするのは割と難しい部類だったりします。しかしこの車は非常に多くのアピールポイントがありました。スープラの難しいフロント造形と、リアの造形、そしてそれらが定番通りのサイズの中に収まっているという点が特に高評価なところです。もちろんADVANカラーもバッチリ決まっており、他の車との圧倒的な差を見せつけました。シールは社外品のプチイリーガル要素ですが、ロゴ系のシールは大きなマイナスに取らない判定としました。最も重要なのは、ぱっと見で素直に格好いいと思えることです。シャコタン改造が席捲する4幅車界隈で、これが今の一番格好いい形です!

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Best Stance / Mazda / Builder: 最澄
 前回ベストローダウンとしていたアワードを、細分化に合わせてベストスタンスに戻しました。いわゆるスタンス系は大人気ジャンルで、そういう車も非常に多かったです。しかしシンプルスタンスな車でアワードに相応しい車といえば自然と候補が絞られていきました。スポーツカーではなくSUVで、純正カラー風のシンプルなボディに、スピチャンの白いホイールディスクがフレッシュに決まっています。今回のショーでは意外と他に見ないタイプのスタイルを生み出していました。

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Best Slammed / Builder: Lime
 ベストローダウンからの細分化でベストスラムドを新設しました。ツラを重視するベストスタンスに対して、こちらはタイヤの食い込みを重視します。トラックなどではスラムドした車が多かったですが、ユーロ旧車風のボディで大胆なスラムドをしていたこの車が特に目を惹きました。黒のヘルメットバイザーをタイヤに見立てて、ホイールまでフェンダーに食い込むように見せているのはかなりインパクトがあります。こちらもシンプルメイクで、足元の格好良さを引き出しています。

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Best Tuner / Builder: さく
 こちらも激戦区のアワードのベストチューナーです。最近はスポコン再評価の流れもあり、非常に多くの車がエントリーしていました。しかしストリート的な車は多いものの、ショー向けに仕上げられた車はそう多くはなかったかもしれません。この車はエンジンベイの作り込み、ボディの造形、鮮やかなカラーリングなど全てが揃っていました。性能と見た目の両立を感じさせるビルドが、このアワード向けに理想的な姿です。

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Best High Lift / Builder: Lime
 ベストハイリフトは車高の高い改造車系向けのアワードです。車高を下げるのが改造のセオリーなら、反対に上げるのも一つのスタイルです。やっぱりハイリフトカスタムといえばトラックなので、今回もトラックの受賞となりました。ボディをメタリックゴールドのタイルで覆ったゴージャスで大きなボディがすごいインパクトです。しかしそれ以上に引き締めてくれるのがメッキの足回りで、全て純正メッキパーツだけで組まれています。

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Best Custom / Chevy Nomad / Builder: 最澄
 ベストカスタムはホットロッド以外のアメリカンカスタム全般向けのアワードです。実は色々なタイプのカスタムが対象になっていますが、今でもまだ開拓しきれていない部門でもあります。選定したのはレストモッド風のノマドで、今までのHMRでもほぼ見られるこのないタイプの車となりました。50年代のクラシックカーで、シルバーを廃してバンパーをブラック化したり、現代的なホイールをセットしたりと現実の改造方法をよく研究したビルドです。

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Best Hot Rod / Greaser / Builder: Dopplers
 すっかりお馴染みとなったベストホットロッドは、ベストショーロッドとの細分化があったため、今回からは特にオーソドックスなスタイルを重視するようになりました。4幅車でもセオリーが組み立てられ、多くのビルダーがホットロッドにチャレンジしました。今回のアワードは他の車とは全く違う切り込みのビルドが炸裂しました。ガツンと上げた車高が今風とは違うトラディショナルなスタイルで、窓から出したミニフィグの腕(なんと腕パーツのみ)が50年代グリーサーの雰囲気です。

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Best Show Rod / Hissing Snake / Builder: 渋谷
 4幅のホットロッドジャンルの進化に合わせて、さらに踏み込んだアワードということでベストショーロッドを新設しました。60年代のショーロッド全盛時代から、現代的アレンジまでホットロッド的ショーカーの発展が狙いです。今回は70年代にいそうなオリジナルのリアエンジンショーロッドです。バブルキャビンがレトロで、ホットウィールでもありそうなデザインです。これくらい自由なスタイルでも良いという、アバンギャルドのお手本となりました。

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Best Cal Look / Buggy / Builder: ナタデココ
 ベストキャルルックはVWベースのカスタム部門です。レゴでビートルを作るのは難しく台数もそう多くはないので今まで設けていませんでしたが、色々な文化をカバーする上で必要と思い新設しました。残念ながらイメージ通りのキャルルックビートルは今回のエントリーにはありませんでしたが、代わりに素晴らしいVWバギーを選ぶことにしました。シンプルなエンジンビルドで当時っぽい雰囲気がよく出ています。

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Best Lowrider / Builder: 最澄
 ローライダーは最近ではコンパクト系やボム系など色々な形の車が作られるようになりました。2019年からかなり進化を遂げたジャンルといえるでしょう。この古いピックアップトラックも、以前なら4幅で見ることはないような車でした。ウィンドウバイザーや反対側のスワンプクーラーなど、ビンテージな装備が雰囲気を上げています。もちろんハイドロの仕組みも組み込まれ、強度のある構造でポージングもバッチリでした。

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Best DUB / Range Rover CLR GT / Builder: でんせつ
 これまでベストラグジュアリーという名前でしたが、対象を明確にするためにベストDUBに改称しました。DUBとは大きな径のホイールを入れたラグジュアリーカスタムのことです。このジャンルは4幅車ではまだ未開拓で、今回も台数はかなり限られていました。そんな中でラグな雰囲気に最も近いと思えたのがこのレンジローバーでした。高級SUVに高そうなホイールの組み合わせ、そして大人な雰囲気のカラーリングでベストDUBに相応しい1台でした。

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Best Bosozoku / Mazda RX-7 / Builder: 最澄
 根強い暴走族ジャンルは作る人と作らない人がはっきり分かれているので、今回も限られたメンツの中での戦いとなりました。今回のアワードカーはベストオブショーとお揃いのADVANカラーのRX-7となりました。テールが伸びたシルエットレーサー風のマシンは、出っ歯も竹やりもないシンプルな形ですが、派手さや格好良さが抜き出ていました。片目のフォグライトや長いマフラーなど、レーシングカーではなく族車であるように見せるバランスが見事です。

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Best  Vanning / Builder: kkr
 日本のバニングはそれだけで一つの独特なジャンルなので、ベストバンから細分化される形でアワードを新設しました。こちらも作っているビルダーは限られましたが、素晴らしいバニングが何台も並びました。アワードに選んだこの車は、エアロ造形の綿密さが高評価のポイントです。延長されたフロントバンパーとリアバンパー、3連のルーフのウィングなど迫力満点です。特にリアフェンダーから伸びるテールのウィングは素晴らしい造形です。

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Best Itasha / Rice Rocket / Builder: Lime
 今回は痛車のエントリーが非常に盛況で、かなり多くのビルダーの車が並びました。シールの作成も凝ったものが多く、またカスタムとしても格好いい車が多くてかなり悩みました。そんな中でアワードとなったのは今トレンドのウマ娘の痛車です。自分で描いたというイラストを貼り、マジョーラのシートと組み合わせたラッピングのレベルが1段違うと感じました。キャラ名のライスシャワーと合わせたショーネームもシャレが効いていてナイスです。

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Best Truck / Builder: Mugen
 トラックはとにかく大盛況で、ハイリフト系も含めるとかなりの台数がエントリーしていました。しかしトラックといえばスクエアなボディスタイルが多い中で、このフォードCOE風のトラックはインパクトがかなり大きかったです。この車を4幅で作ってきてしまうというのも驚きでした。フロントグリルやボディの丸みなど、ラインの美しさは流石のクオリティです。ラウンドタイルのフェンダーでしっかりスラムドしたカスタムも格好良く決まっています。

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Best Van / Builder: Mugen
 バニングが細分化されたので、ベストバンはアメリカンなバンが中心の争いになりました。バンジャンルも今では多くのビルダーが手を出すようになり、カスタム方向のビルドも作られるようになりました。アワードに選んだ車はプリントタイルを使ったカラーリングが特に素晴らしく、最終的に選定の決定打になりました。スラムドした車高やスムーズな曲面のフロントなど、カスタムテイストな雰囲気が最もよく出ていました。

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Best Wagon / Builder: たけのこ
 バンやトラックがあるので今回からはベストワゴンも追加しました。普通のステーションワゴンでも良いですが、特に評価したいと考えていたのがミニバンです。ミニバンカスタムはリアルな今のストリートの華だからです。4幅車ではこの手の車はほとんど作られていませんが、唯一彼が素晴らしいミニバンを作っていました。複雑な前後フェイスの造形や、大きなホイールでローダウンした姿がまさに現代風といった感じで、理想的なアワード選定となりました。

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Best Kei / Subaru Samber / Builder: えもりん
 ベスト軽も今回からの新設アワードです。軽ならスポーツカーやワゴン、軽トラまでカバーします。今回はショー全体でもピカイチのインパクトがあったクロカンサンバーに決まりました。ボディの大部分をロールケージにした姿もすごいビルドですが、さらにマイクロモーターを仕込んで走らせることができるというギミック付きなのが驚きです。見た目と機能を両立させた、ショー&ゴーの鑑のような車といえるでしょう。

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Best Muscle / Builder: 最澄
 マッスルカーも盛況なジャンルの一つです。マッスルカーの組み方も色々な形が考案されるようになり、並んだ車もかなり個性豊かでした。アワードに選んだこの車は、青一色のインパクトが鮮烈なところに特別なオーラが感じられました。70年代風のボディを地面ギリギリまでローダウンし、大き目のホイールが現代的なアレンジです。ボリュームのあるリアフェンダーの付け根とピラーが交錯するポイントが特にグラマーでセクシーです。

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Best Sport & Ponta Pick / Toyota GR Yaris / Builder: jip
 スポーツカー系は新から旧まであらゆる年代の車が対象になります。今回は自身の愛車を作ってきたGRヤリスを、最新スポーツカーの代表としてアワードに選びました。昔なら薄いクーペがスポーツカーというイメージでしたが、現在ではホットハッチが走りの主役になりつつあります。フロントバンパーやテールライト、フェンダーの膨らみなどボディのあらゆるポイントがハイレベルに造形されており、素晴らしい雰囲気です。さらに特別審査員賞のぽん太ピックも獲得となりました。
審査員ぽん太コメント:ひたすら情熱の一台。再現系ビルドではあるが、オリジナルとしても充分通用する独創的なデフォルメ感とマシンバランスの良さは秀逸のひとこと。5wを感じさせることのない絶妙なフェンダーアートにビルダーの熟練度と完成された技術を見て取ることができる。実車同様に、速さとパワーを感じるマシン!!

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Best Exotic / Builder: 最澄
 スーパーカー系のアワード、ベストエキゾチックは今回は該当エントリーは少な目でしたが、雰囲気の良い車がありました。シティフェンダーを使った割とオーソドックスな組み方の車ですが、アレンジの仕方にセンスが光りました。最近供給が増えたダークアズールを使い、そこに最近CGアートの世界で流行りのサイバーパンクなテイストを混ぜ込んでいます。フロントのホイールディスクは大きく見た目を変えますね。

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Best Racing / Alpine A480 / Builder: ぽん太
 レーシングカー系のアワードは細分化が進みましたが、ベストレーシングではサーキットレースのマシンをメインに評価していきます。このアルピーヌのレーシングカーは今年のハイパーカークラス向けに発表されたばかりの車で、ネタを拾う早さも素晴らしい上に、これがミニバッグのマクラーレンから組み換えで作られているというのも驚きです。パーツ縛りの難度は評価の対象外にもかかわらず、それでもこれが一番と思えるクオリティがありました。

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Best Formula / F1 / Builder: ナタデココ
 フォーミュラカー系は4幅車ではあまり作られていないジャンルですが、スピードを求めるレーシングカーの頂点に君臨する車として必要と思ったので今回から新設しました。やはり該当になる車は数少なかったですが、トゥーンドにディフォルメされたウィリアムズ風のF1が素晴らしくユニークな雰囲気を持っていました。小さなボディにツボを押さえたディテールの一個一個が非常に効いています。ミニフィグは頭のみの搭乗です。

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Best Rally / Peugeot 205 Turbo 16 / Builder: jip
 レーシングカー系では一番の盛況といえるラリーカーのアワードです。今回もレーシングカーの中にはラリー的なマシンも数多かったですが、その中でベストラリーに相応しい1台ということで、今でも伝説となっている80年代グループBから、このプジョーに決まりました。シールなしの本格的なレーシングカラーに身を包み、リアハッチが開いてエンジンも作り込みされるなど、クオリティ面で最も高いと言える車でした。

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Best Dragster / Builder: ナタデココ
 ベストドラッグスターは新旧ドラッグレーサー全般のアワードです。ドラッグレーサーは今では一定数のエントリーが必ず来るようになり、今回もずらりとパドック裏に並びました。色々なカテゴリーのマシンの名中で、特にクオリティが高いと感じたのがこのギャッサースタイルのマシンです。うねるようなウィリス風のボディがこの小ささの中に詰め込まれているのはすごい技ですし、さらにプルバックモーターでレース可能というのも驚きなマシンです。

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Best Off Road / Builder: Sakurai
 ベストハイリフトをショーカー系に特化したので、レーサー系のアワードとしてベストオフロードを新設しました。大きなタイヤのオフロードマシンはショーでも結構大きなジャンルを形成しています。モンスターまで集うこのジャンルで、今回最も良いと思えるのはこのバハトラックです。レゴテクニックのシールを切り貼りしたロゴと、輪ゴムで実際に動かせるサスペンションなど、オフロードレーサーならこの車しかないというクオリティでした。

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Best Movie Car / Hell Charger / Builder: ムラにゃす
 映画やドラマ、アニメなど各種メディアに登場する劇中車部門です。この括りは車の種類もバラエティ豊かで何が起きるか分かりません。今回はアメコミのゴーストライダーから、ヘルチャージャーとなりました。この車は以前に作られたものをさらにブラッシュアップしてのエントリーです。燃え盛る炎の表現が特に素晴らしく、劇中仕様ならではの魅力があったことが決め手でした。ミニフィグもセットとなっている点も高ポイントです。

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Best Stock / Suzuki Alto / Builder: たけのこ
 ベストストックはノーマル車向けのアワードです。ノーマル車と言ってもいろいろですが、ここではネオクラ以降の身近な車で、パフォーマンスよりも日常の足として使えるようなもの、つまり他のアワードではこぼれてしまうような車を選びます。ノーマル車はアピールが非常に難しいジャンルですが、このアルトは実車再現として抜きん出たクオリティを持っていました。フロントもリアもその車にしか見えないディテールです。

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Best Classic / 1958 Chevrolet Bel Air / Builder: テミレイル
 今までベストクラシックは戦前車の独擅場だったので、ベストヴィンテージと細分化することでこちらは戦後以降のクラシックカーを扱うことになりました。評価方法が変わった初回のアワードはこの58年シェビーです。大きな50年代アメ車をかなりコンパクトにギュッと縮めたモデルですが、赤と白の鮮やかなカラーリングは非常に心惹かれました。58年の特徴的なラインもウェッジの組み合わせでしっかり再現されています。

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Best Vintage / Builder: マーフィー
 今回から新設されたベストヴィンテージでは、戦前車のみのアワード争いとなりました。4幅車では博物館でしか見られないような古い車も次々と生み出されています。車も実に様々で選ぶのは非常に迷ってしまいました。なおヴィンテージ枠はレーサーや働く車もひっくるめた総合ジャンルとして見ています。今回はV8のレーサーを選定しました。エンジンのワイルドさとボディの線の細さのギャップが魅力満点でした。

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Best Camper / Builder: 最澄
 キャンピングカー部門は今までノーマル系が獲得してきましたが、今回はカスタムされた車が滑り込んできました。このビルダーはこの車でベストキャンパーをぶっ壊すことを目標に今回参戦しており、対抗馬と目される他のカスタムキャンパーも出てこなかったため対決を避けてのアワード獲得となりました。大きなキャンパーの架装を取り付けたトラックの大胆スラムドで、見た目のインパクトは素晴らしいです。

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Best Patrol / Builder: かい
 ベストパトロールはパトカーなどパトライトが付いた車全般のアワードです。パトカーといえば常に子供の人気があり、レゴでも昔から製品の定番となっています。しかし当然のことながら、このイベントのパトカーは一味違います。タイヤが鬼キャンにセットされたアメリカンパトカーが相応しいでしょう。ホイールは裏返しにしてパトカーの雰囲気に合わせたり、タイヤも引っ張り風の側面を出したりと細かいこだわりが感じられます。

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Best Worker / Trash & Drag / Builder: kkr
 働く車部門のベストワーカーは初回だった前回からすでにカスタム系の受賞となり、今回も露骨にそれを狙った車がエントリーしてきました。ツイッターで発表された当時、あまりの格好良さに界隈も騒然となり、皆一様にこの車との直接対決を避けてきたようにも感じられました。屋根をカットし、コンテナをチルトしてエンジンを見せる演出はクールすぎます。かなり小さいモデルであるということも高ポイントです。

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Best Military / Builder: ユーリ
 今までにショーにはなかった部門として、ベストミリタリーも今回新設です。ミリタリールックなどではなく、本物の軍事車両を対象にします。とはいえ本イベントではそもそも該当となる車はあまり出てきません。今回はベストミリタリー新設前からアワードゲットに乗り気だったビルダーから、軍用オフローダーがアワードとなりました。動かせる足回りやアクセサリー、ミニフィグ2人乗りなどミリタリー系ビルダーの力を感じる4幅車です。

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Best Design / Builder: シゲ
 最古のアワードの一つであるベストデザインは、オリジナルデザインの車を評価するアワードです。特に未来的なデザインセンスが問われます。レゴで作るからには何もかも自由です。しかし皆リアルな車がメインで、独創的なショーカーはほとんど見られませんでした。そんな中で今回も常連のビルダーから素晴らしい車が現れました。キャノピーはバイオニクルのマスク、ライトやタイヤなどもその色に合わせてあります。異様な雰囲気はピカイチでした。

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Best 3-Wheeler / Builder: 最澄
 オート三輪などのエントリーは以前から一定数あったものの、アワード選定からは漏れてしまいがちだったので、ベスト3ウィーラーを新設しました。というわけでアワードができるとぶっ壊しに来るビルダーがいるため、初回からカスタムされたオート三輪がアワードになりました。腹を擦って走る姿はギャップが素晴らしいです。うち的にはこういう車を出されたらアワードに選んでしまいますね。しかしこの姿勢こそが大切なのです。

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Best Motorcycle / Builder: さく
 二輪部門のベストモーターサイクルでも熱い戦いがありました。ミニフィグサイズのバイク全般が対象となりますが、ものによっては非常に小さく、しかもハイレベルなビルドが集まりました。今回はいいバイクが多くて選ぶのが大変という状況になりました。結果的に前回覇者のビルダーが、再びローダウンされたチョッパーで2個目のトロフィーを獲得しました。最小限のパーツ構成ですが、非常にバランスの取れた造形で、素直に格好いいといえます。

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Best Hauler / Big Rig / Builder: Sakurai
 6幅トラックの部門として用意されているのがベストハウラーです。もちろんカスタムされた大型トラックだとなおよしということで、今回は似たような大型のアメリカントラックの対決がありました。アワードとなったこのトラックは面の美しいビルドが印象的で、それでいて間延びしないシャープな格好良さがありました。大きな車体でローダウンした姿は迫力もあり、まさにショーのための車という雰囲気が出ています。

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Best Dekotora / 初代夕日丸 / Builder: Sakurai
 デコトラはそれだけのジャンルとしてベストデコトラが用意されています。日本のデコトラは派手な装飾が特徴で、レゴで作るにも非常に楽しいジャンルです。アワードは圧倒的なクオリティで仕上げてくるこのビルダーが防衛しました。この車は前回アワードと同じ車ですが、顔面やシャーシなどが大幅にリメイクされており、さらにリアルで雰囲気のある車に仕上がっていました。内装までこだわっている他、電飾のギミックも健在でこれ以上申し分のないクオリティです。

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Best Bus / Builder: 薬師山
 こちらも今まで抜けていたジャンルのアワードとして新設しました。ベストバスもアワードとして作ったからにはカスタム系が来るかなと思いきや、アイディアが降りてきたビルダーは今回はいなかったようでした。アワードとなったのはこちらの低床バスで、5幅サイズで非常に精細なカラーリングや窓などのディテールが素晴らしいです。サイズ的には4幅車とトレインにマッチするもので、レゴの世界観ありきのビルドに好感が持てました。

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The Outlaw / Builder: とにー
 最期の特別なアワード、アウトローはイリーガルビルドに対するアワードです。レゴパーツのカスタムや社外パーツの仕様など、素晴らしいアイディアのものに与えられます。今回選ばれたのは、ボディ全体を全てメッキパーツで構成したローライダーです。前回も出ていた車でしたがアワードにできなかったため、今回アウトローに選ぶことにしました。前回の衝撃から2年が経ちますが、変わることのない美しさを披露しました。

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Sekiyama Pick / Builder: テミレイル
 特別審査員賞の関山ピックです。今年は通常のアワードにベストバスが追加されたこともあり、バスに縛られない選定が行われました。小ぶりながらフロントノーズの美しい造形が素晴らしいレトロ感を醸し出します。実際ベスト3ウィーラーの候補としてもかなり悩んだ車でした。
審査員関山コメント:パーツ選定がベスト。美しいラインを作り出す。カーブスロープで組み上げられたフロント。リアアーチの造形のリアルさ。渋い色も程よいレトロ感。

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Tamotsu Pick / The Black Stayer / Builder: jip
 最後に私が特別審査員として与えるアワードです。通常のアワードでは選びきれない車に与えます。今回はブラックロックシューターをモチーフにしたこちらの車です。HMRにも前から出ていましたが、評価する場がなかなかありませんでした。今年はさらにリメイクされてのエントリーとなり、格段に格好良くなったため、ここで選ぶしかないだろうということで決めました。チェック模様や、青い炎を模したラインなど、カラーリングにひと際の工夫があります。

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 さて以上で全てのアワードを紹介し終えました。ほとんどの方がリモート参加なので、作品と賞品等の返送はもうしばらくお待ちください。今年はランダムなクソパーツでお馴染みのレゴパーツボトルが各アワードの賞品となります。何が出るかはお楽しみです。
 毎回HMRのアワード選定は最高を更新し続けています。今回もまた今まで最高のアワードを選ぶことができました。これも全ては皆さんの素晴らしいビルドがあってのものです。また今回アワードから漏れた車にも良いものがたくさんありました。本当にどのエントリービルダーもレベルが高く、HMRの雰囲気を損なうような車は1台もありませんでした。こんなにも4幅車というジャンルが広がり、みんなで共有して高め合えることをとても嬉しく思います。4幅車の本格的カーショーこそが、10年以上も前から私が夢見ていたことそのものだからです。
 そしてまた来年もHMRはやってきます。みなさんアワード獲得に向けてまた新しいビルドを始めてください。HMRの審査では、あなたが「何者か」ということは審査の対象外です。できあがった車だけを見ます。例えば若手だから優遇するということはありません。少ないパーツでやりくりしていることで加点もしません。アワードはあなたの車が素晴らしいというその一点のみに与えられます。ですからチャンスは全員に等しく与えられています。ベテランビルダーはこれまでの努力で築き上げてきた武器を使って最高の車を作ってください。若者は大人になり、大人は老人になり、皆さんが人生のどんな場所に立っていたとしても、ここは皆さんの成果を正当に評価する場所として守り続けます。また来年も熱い戦いが見られることを期待しています。
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