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I said Legal Lol. Rail Plate Runner. Welcome to Minifig Rides car show. This is how we build....4WLC!
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Hall of Fame:4幅車で追い求めるもの

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Toyota GR Supra / Builder: 最澄

 今年最高に選ばれた4幅車の登場です。Hot Minifig Rides 2021のベストオブショーに選ばれたのは最新のスープラです。



 HMRメインゲームの直前、奇しくもレゴスピードチャンピオンズの新作画像が発表され、新製品の8幅GRスープラの姿が初めてオンラインに載りました。レゴ公式のビルドは常に一定のクオリティを維持しています。公式が守らねばならない制約の上で、スポンサーもカスタマーも満足できるモデルが送り出されてきます。しかし、この日ばかりは「我々の勝ち」であると強く感じました。HMR2021のベストオブショーに選ばれたこの4幅GRスープラの方がはるかに格好よかったからです。我々の車はたったの4ポッチですが、その代わりユーザーにビルドの制約はありません。レゴならばどのパーツも、どんな組み方も使って良く、車の格好良さを純粋に追求できます。

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 この車が最初にオフ会デビューしたのは2020年1月でした。その年の東京オートサロンではすでに数多くのチューナーたちがGRスープラを出展しており、現場で車両を見てきた彼が早速製作したものです。この時点ではボディカラーは決めかねているということで白一色となっていました。本来であれば「リペイント」した上でその年のHMRにエントリーしていたはずです。しかしHMRがコロナでキャンセルとなり、活躍の場は一旦お預けとなってしまいました。長いコロナ休暇を挟んだ10月の海老名ブリックカンファレンスにて、アドバンカラーにリメイクされた同車がお披露目となりました。それは東京オートサロンのヨコハマタイヤブースで展示された仕様そのものでした。

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 レゴのスタンダードカラーでもある赤と黒を使って、ここまでクールに車を変身させられるのかと感心してしまう1台です。前半の黒いボディはバンパーのみが赤になるというのも実車通りです。またアドバンタイヤのロゴを始め、チューニングを施したHKS他チューナーのシールも雰囲気を高めています。ボディはホワイトからほとんど変更なしに見えますが、色を変えた都合によりフロントフェンダーの三角タイルがウェッジプレートに変更されています。F1ノーズを使った特徴的なフード造形は当然健在で、4幅サイズでのパーツの見立ての真髄を見せつけています。他に大きな変更点といえば、ホイールがワイドになっていることです。これをフェンダーに収めるために足回りの構造も変更されています。またドリ車をイメージしてフロントにはキャンバー角が付けられており、それによって車の雰囲気全体もガラッと変わっています。

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 5幅に広げられたワイドなフェンダーはカーブスロープでなめらかな曲線を描きます。そのセクシーなふとももを強調するのはリアに向かって絞り込まれたリアピラーです。フロントの造形アイディアも素晴らしいですが、リアのパーツ配置も神がかり的に美しいです。リアウィングやディフューザーなどのアグレッシブな装備もメリハリができて映えます。

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 気になるスタンスの裏側です。リア側は車軸プレートを裏返すことで車高を下げています。フロントは片側車軸を傾けてキャンバー角を付けていますね。斜め固定をどのように接続しているかは確認していませんでした。サイドエアロを接続している裏面のブラケットはきれいにフロアを埋めています。シャーシのパーツ構成は割と変化しており、ハラキリしていたのが埋められ、ミニフィグは車内に寝ることなく乗車しています。ただしカツラはなしのようです。

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 私のニスモGT-Rとの並んだショットは日本のチューニングカー界の雰囲気を4幅車の世界に再現しました。GT-Rの方がホイールベースが1ポッチ長いので、スープラの方がかなりコンパクトに見えます。彼のスープラは従来通りの4幅車のサイズの中に、高密度なビルドが展開されている点が特に素晴らしいです。4幅でまだまだやれるということを示しているのです。
 レゴで遊んでいる人間で、ビルドを極めようとすれば作品の大型化は自然な成り行きでしょう。スピチャンは6幅から8幅に大型化しました。しかし私たちはまだ4幅に留まっています。作品の大型化はリアリティにつながります。そしてそれは4幅車ビルダーが本当に求めているものとは少し違うのでしょう。作りたいのは本物の車の形ではなく、本物の車の格好良さなのです。リアルである必要はありません。
 今回のベストオブショーの選定は、実はそんなに悩みませんでした。今年は状況が特殊で、事前にほとんどの車を預かって見ることができたというのもあるかもしれませんが、ショー全体を見渡しても「まあこれだろうな」というのは割と早めに心の中に決めていました。4幅車としてのビルドフォーマットの正当さ、現実のカーカルチャーを捉えていることと新しい題材であること、そして純粋に格好いいと思えること、どれもこのスープラが満たしていました。ビルド的に見れば自作シールで見栄えを底上げしているのはズル、いわば軽いイリーガルということになりますが、それを差し引いても強烈なオーラがあると思いました。それに私たちは公式ではなく単なるユーザーですから、自由に遊んで良いわけです。そういった点も含めて私たちの4幅車文化を象徴する1台として相応しい車です。
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