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レゴ4幅車全史1994:ホットロッドクラブ誕生

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 レゴ4幅車全史、90年代スタイルが乗りに乗った1994年です。今年も4幅車的に非常に豊かな年となりました。



 ミニフィグの顔の多様化はかなり進み、通常のニコニコ顔も眉毛付きプリントが出て、旧ニコニコ顔の出番はさらに減りました。車のデザインはさらに洗練され、特にライト類において「ポッチ隠し」の徹底が見られるようになりました。今まではクリア系の1x1プレートのポッチむき出しというヘッドライトが当たり前でしたが、本年の製品からは必ずプレートの間に挟むようにしてポッチを隠すか、またはクリア系タイルが使われるようになりました。こうして丸型ライト以外はほとんどポッチがなくなりました。
 またこれまではホイールとタイヤが固くセットされた状態で箱に入っていたのが、この頃から現在と同じように別々の状態で入るようになりました。タイヤが以前より柔らかくなり、油のようなものが表面に付いていて最初からべたついていました。タイヤのべたつきは一時期かなりひどかったですが、現在では解消されています。8mmのミニホイールなら色が3種類、組み合わせるタイヤも3種類あり、自由に組み合わせを変えられるようにすることは今後のパーツ種類の増加に備えて必要な措置であったと思われます。

警察・消防・救急


 街テーマの基本である警察、消防、そして救急において、魅力的な新車両が投入されました。ほんの3年ほど前から比べるとデザインが進化し、ぐっと印象が新しくなりました。遊びのギミックも非常に凝ったものばかりでした。

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 昨年登場した新デザインの警察に大型の指揮トラックが追加されました。これまでもレゴの車はギミックによる遊びを数多く取り入れていましたが、本セットはその集大成ともいうべきものです。トレーラーの連結やウィング型に大きく開いたコンテナ、くるくる回るアンテナなど、素晴らしい遊びの数々とそれを1枚で見せるパッケージが魅力的です。役割ごとに顔や服装が異なるミニフィグというのが、現在にもつながっていくこだわりですね。5幅スリーパー付きのトラックはここ数年のトレンドで、トレーラーは完全な6幅となっています。ライト類はフロントもリアも、さらにパトライトもタイル仕様となっています。またこのセットで2x2ワイド車軸が初めて導入され、6幅のボディにタイヤのツラを合わせることができるようになりました。

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 2x2ワイド車軸は通常の車軸よりも1ポッチトレッド幅が広くなります。軸位置に対してプレート面が1段低くなっており、結果的に車高を下げるのに適した形になっています。なぜトレッドを広げるだけではなくこのようなデザインになっているのかというと、上記のトラックで連結受け用の穴開きテクニックプレートをこの車軸の上に接続しており、その高さ調整のために1プレート分低くする必要があったようです。しかしこのデザインは後にブラケットと組み合わせる際などにも役立ってきます。ちなみに中央に穴が開いていますが、本年においても後年においてもこの穴が使用されることはほとんどなかったと思われます。初年では黒のみのリリースで、以降は灰色や濃灰などが追加されます。現在のレゴシティでもスタンダードな車軸として利用されています。

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 本年は消防署のセットに加えて、こちらの大型ハシゴ車がリリースされました。上の警察のトラックとは全く異なる方向のデザインで、大きくなるレゴタウンを象徴する車両となりました。キャブは車ドアを使わない変則的な組み方で、座高が高いためウィンドウよりも屋根が1プレート高くなっています。長く伸びるハシゴや、上まで届くウィンチのホース、アウトリガーなどこちらも多くのギミックが紹介されたパッケージ写真です。ハシゴ自体は70年代から変わっていませんが、灰色から白になったので印象もだいぶ変わりました。またフルフェイス防護の消防ヘルメットは本セットで初登場となりました。

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 80年代にはそれなりに製品がリリースされていた救急系のラインナップに、久しぶりに新しい救急車が加わりました。以前は赤十字だったロゴは、ヘビが描かれたスターオブライフになり、ぐっと現代的になりました。ここ最近はオフロードタイヤ装備の車が大半を占めていたレゴタウンでしたが、さすがに救急車までハイリフトにはできずに、旧来のミニホイールを使ったものになっています。ただし写真では分かりづらいですがワイド車軸がセットされており、特に意味もなくハミタイになっています。残念なことにこのテイストの救急テーマは実質的にこの1セットのみのリリースで、大型の病院セットなど他の展開にはつながりませんでした。これ以降のレゴはレスキューテーマをヒーローとして見せていく方針に切り替わっていきます。

ホットロッドクラブ


 この年突如として現れたホットロッドの製品は衝撃的でした。ここ最近のレゴはドラッグレースやモンスタートラックなどのアメリカで人気のモータースポーツを多数取り入れていましたが、こうしてストリートカルチャーがはっきりと現れたのはここが特異点です。50年代ならホットロッドは社会悪の象徴みたいな存在だったので、レゴで製品化されることなど考えられなかったでしょう。ホットロッドがリアルなものから歴史となり、レゴの中でポップに表現するのが許される時代になったということでした。これ以降、ホットロッドというテーマは頻繁に製品に現れるようになります。

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 カスタムショップに2台のホットロッドが付いたこのセットは4幅車ビルダー的にはレジェンド的存在です。サイドマフラーパーツはこのセットで初めてメッキとしてリリースされ、80年代的な派手なストリートロッドの雰囲気をよく掴んだ車になっています。赤い車はリアトランクのあるクーペ風で、こちらの車だけカーベースを使用しているので車高が少し低めになっています。黄色い車はブラケットをベースに作られており、やや腰高な車高です。リアはトランクがなくセダン風になっています。Cピラー上にテールライトが備わるカスタムなどは、実際のホットロッドをよく研究していることが伺えますね。チョップしたルーフとフィグ乗りを両立するために、車屋根を斜めに閉めるという変則的な使い方がされています。頭の干渉を避けるためにサンルーフ付き屋根となっています。90年代では貴重な、白以外のバイクが入っているセットでもあります。黒のバイクは実質的にこれが最後のリリースとなりました。

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 レゴタウンの新しいホットロッドを手軽に手に入れてもらうため、車両単品のセットもリリースされました。ミニフィグを低い位置に乗せるためにカーベースを使っていますが、タイヤ位置を完全に無視した例外的使用方法となっています。シートポジションがドア位置より1ポッチ後ろにずれているため、さらにパネルをつなげてミニフィグ用のスペースを生み出しています。ベッド部分のパネルとのつながりが美しいです。それに綺麗に落ちたフロント車高も、これまでにない格好良さがあります。セット名はロードスター(通常2人乗りオープン)となっていますが、ルーフが付いている上にピックアップとなっています。ただしホットロッドのことをすなわちロードスターと呼ぶのはあながち間違った認識ではありません。

ピザハウス


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 人気セットのピザ屋が登場した年でもあります。ピザのプリントがされた2x2ラウンドタイルが登場しました。4幅のデリバリーバンは赤い小型カーベースを基にしたかわいらしいものです。テールドアからピザのタイルを2枚入れられるギミック付きです。ルーフ上のプリントパネルはこのセットのみのパーツとなりました。8年後の2002年にレジェンド製品として復刻されています。

トレイン


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 この年のトレインは貨物列車の新セットが登場し、それにつなげる車両として自動車の運搬車の単品セットがリリースされました。カーベース使用の4幅車はスロープフェンダーに、ワイド車軸というこの頃ならではの雰囲気のある形です。この年のトレイン3セットはどれも4幅車と絡みのある内容でした。



 この他ミニフィグの世界では、パイレーツにアイランダーズ(ロンゴ族)が登場し、初めて海軍と海賊以外の勢力が登場しました。前年のドラゴンの頭を流用したワニが新登場します。スペースではロボットフィグが特徴的な新勢力スパイラスが登場します。さらにユニトロンという新勢力からモノレールの大型セットも登場しました。80年代からスポット的にリリースされてきたモノレールの最期の製品となりました。キャッスルには目立った新製品は登録されていません。
 この年の大きな変化といえばベルビルの登場です。ミニフィグよりも幾分大型なドール型の人形を使い、以前のホームメーカーを最新にリニューアルしたようなシリーズでした。一昨年に登場したパラディサの新セットリリースは現時点でペースが鈍くなっており、当初想定していた層へはあまりヒットしなかったのではないかと推察されます。ベルビルはミニフィグを離れてもっと大胆に新規ジャンルを開拓したシリーズでした。新パーツや新カラーが多用され、今でも貴重なパーツの供給源となることがあります。
 ワイド車軸も登場したことで、90年代の一般的な4幅車としてはおおよそスタイルが完成されました。専用パーツのカーベースを始めとして、4幅車の基本はミニフィグのために作られてきました。そしてここに来てレゴはミニフィグのさらなる活躍のためには4幅では小さすぎると、新しいフォーマットへの模索を始めていきます。新しい時代への動きはすでに始まっていました。
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