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レゴ4幅車全史1995:トラックは6幅中心に

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 レゴ4幅車全史、90年代も折り返しに差し掛かった1995年です。レゴタウンは宇宙へと飛び出し、さらに進化していきます。



 この年になると、タウンの通常製品には旧ニコニコ顔は完全になくなったのではないかと思います。最大のトピックはスペースシャトルの発射台が建設されたことです。3年前のスペースシャトルは単品セットでしたが、今年は発射台を中心に複数のセットがラインナップされ、かなり気合が入った様子でした。これまで完全に別枠だったスペース系シリーズにタウンが少し近づいた瞬間ですが、タウンはリアルな宇宙開発、スペースは未来SF系で完全に区別される形となりました。定番の警察・消防系の新製品は控えめで、その代わりにコーストガードという新組織が登場し、タウン全体的にこれまでとは色合いの異なる新製品群となりました。
 またこれまでどんな車も頑なに4幅を貫いてきたサイズに変化が起こり、6幅トラックが登場します。もはや従来の4幅サイズでは魅力的なギミックを追加していくには手狭になっていました。少なくともこの時点では、その変化はタウン製品がより良くなるためのものでした。

ランチコマンド


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 メインテーマはスペースシャトルですが、宇宙といえばコレということか、アポロイメージの月面探査バギーのコンパクトなセットが登場しました。安価に宇宙イメージの遊びを提供するためのセットであり、内容的にはそんなに面白みはありません。コントロールパネルのプリントも流用です。最大の価値は新しいデザインの宇宙飛行士を手に入れられるということでしょう。金メッキのバイザーはランチコマンド用に新登場したもので、通常のバイザーよりも大きくなっています。

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 発射基地専属の消防車です。カラーリングも赤ではなく専用のカラーとなっています。大きなハシゴなどはなく、化学消防車的な雰囲気ですね。オフロードタイヤを呑み込んだボディデザインとなっており、フェンダーは45度逆スロープを使っています。通常の車にミニホイールを使うことがほぼなくなっているので、こういう形で無理やりタイヤを収めるパターンが増えました。フェンダー専用パーツを使わずに工夫することは良いことですが、やや歪な見た目になるものもあり、製品の大味化が進みつつありました。またこの車ではデザインの都合ではありますが、ドアも省略されています。

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BrickLink - Part 6238 _ LEGO Windscreen 4 x 4 x 1 [Windscreen] - BrickLink Reference Catalog
 既存の風防よりもさらに1プレート低い、高さ1の風防が新登場しました。サイド部分が4ポッチ分も伸びているのは、スペースシャトルに使われる窓だからです。車なら良いですが、シャトルのサイドが開いていたら空気が漏れてしまいますからね。また上のポッチが両側だけでなく4列並んでいるのも通常の風防とは異なります。これも車屋根と組み合わせることを想定していないためと見られます。しばらくは濃いクリアブルーのみのリリースで、通常の車に使われることも基本的にありませんでした。現在はクリアやスモークなども存在します。

モータースポーツ


 80年代から定期的にリリースされるレールのドラッグレーサーがまた新しくなりました。今回はそれなりに新しい試みがされています。最大の変更はリアタイヤをさらに大型化したことでしょう。今年リリースのテクニック用の新ホイールと新タイヤがリアにセットされ、かなり迫力が上がりました。またフロントに対してナローなトレッドとなっており、リアルなスタイルに近づいています。箱絵では見えませんが、リアにはウィリーバーも付いています。しかしフロントノーズがプレート1枚を伸ばしただけというのがまだ少し見栄えに欠けてしまいます。前年にレースボートに乗っていたレーシングスーツが採用され、ヘルメットもプリント付きで豪華な仕様です。また6種類のミニフィグ用工具が登場し、ごっこ遊びがさらに充実しました。この工具セットは丸いランナーにつながった状態でセットに入っていました。

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 タウンの車系セットとしては、F1トラックが目玉的に登場しました。前年の赤いレッカー車をさらに大型化したようなデザインで、9Vバッテリーとモーター駆動の大型のクレーンを備え、ボディは完全に6幅となりました。トラックなどが6幅になりはじめたのは今年からの流れとなりました。キャビンから6幅になったため、80年代にトレイン用に使われていた6幅風防がフロントに配置されています。このトラックでは左ハンドルになっており、4幅の車屋根が左に寄せて使われるという変則的な組み方でした。4幅ではギミックに限界を感じたレゴの新しい提案がこのセット辺りから始まっている気がします。このセットでも新しい工具セットとレーシングスーツが付いてきます。古いジャッキは未だ現役ですが、新しい工具とは時代のギャップをやや感じます。

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 前年にハーバーの大型セットが出ているので、そこに組み合わせられそうなレーシングボートのトレーラーが登場しました。この年のセットとしては最もオーソドックスなオフロード4幅車が付いています。ヘッドライトはポッチなしで、風防をリアにも配置したSUV風のボディで、色合いも渋めで90年代後半のスタイルそのものです。この年はサスペンション車軸採用のセットはなく、この手の車でも通常の固定車軸です。こちらには青のレーシングスーツが付いています。

シティワーカー


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 オクタンのガソリンスタンドはベースプレートなしの簡単なものになりました。その代わりタンクローリーもセットになりました。タンク部分の4幅シリンダーが今年の新パーツとなっています。またトラックのベースとなっている4x5フェンダーの緑が初登場しました。車の作り時代はやや簡易な印象で、レッカー車の方はルーフなしのバギーのような車にけん引クレーンを載せており、あまりリアリティのないものです。ちなみに真ん中の店員が箱に入れようとしているのは紙幣プリントのタイルで、現在でも定番の緑色に「100」と書かれたお金が初登場しました。これもミニフィグのお店屋さん遊びを充実させる新アイテムです。

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 4年前にリリースされた道路清掃車がほぼ同じコンセプトのままリニューアルされました。ミニホイールに4幅フェンダーを組み合わせた車はこの時代ではすでに希少な部類です。逆スロープの風防やブラシ、さらにカラーリングも同じですが、カーブパーツが使われるようになったのはここ数年の進化といえるでしょう。この車にしか使われることがないブラシホルダーはボディとの接続部分が変更となり、ヒンジ受けからボール受けとなりました。

マースク


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 レゴの中で脈々と続いてきたマースクのプロモーション品は、前回から10年ほど間を開けての登場です。三度コンテナトラックの製品化となりました。今回はタウンに合わせて4幅サイズのトラックです。しかし最新タウンのトラックは6幅になる傾向なので、このタイプのデザインはタウンとしては1、2年遅れのトレンドといった感じです。プロモ品は企画から製品化までにタイムラグがあるのかもしれません。マースクといえば通常製品には存在しないマースクブルーのパーツに注目ですが、本セットではその割合はかなり低めです。とはいえマースクブルーの車ドアが存在するのは4幅車ビルダーとしては大きなトピックでしょう。



 キャッスルでドラゴンナイトの敵対勢力としてロイヤルナイトが登場し、金色の王冠パーツやシルバーの大剣など、見栄えのするパーツが登場しました。これまでもパイレーツのコインなどメッキパーツはありましたが、それを積極的に使用し始めていたことが分かります。また人気のガイコツフィグが登場しました。スペースは昨年のモノレールで登場したユニトロンが本格的に投入されました。パイレーツは勢力的には変わらず、帆船の新セットもありませんでした。パラディサ、トレイン共に少量新製品が加わり、現状維持といった感じです。
 テクニックは毎年多くの製品が追加され、確固たる地位を築いている様子です。一方同じくハイティーン向けのモデルチームはリリースペースも遅めであまり存在感がありませんでした。この時代、ディスプレイ用のハイディテール製品は受け入れられるパイがそれほどなかったのかもしれません。今年はホットロッドをモチーフにしたセットが登場しています。
 今年最大の変化は、これまでのベーシックに当たる基本シリーズがフリースタイルという名前になってリニューアルされたことです。リンゴの木の大型ブロックや、動物の頭の形をしたブロックなどが登場し、基本ブロックメインで造形する従来のスタイルから一変しました。またしぶとく残っていた金属車軸の赤ホイールが一掃され、2x2ポッチホイールはペグ規格に変更されました。定番品のバケツ系もフリースタイルとなります。この年だけで大量の製品が新登場しており、かなり本気のテコ入れだったようですが、今になるとこれが暗黒時代の幕開けだったのかもしれません。90年代後半、テレビゲームなどの人気に負けてレゴの業績は大幅に落ち込んでいたという話なので、入門を充実させて客層を広げようという魂胆が見えます。複雑に進化してきたタウンも簡素化の流れがすでに見え始めるようになりました。しかし本当の崩壊の時はまだ少し先です。
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