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レゴ4幅車全史1996:ワイドスリックタイヤ登場

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 レゴ4幅車全史、90年代の進化をまい進していく1996年です。90年代4幅車のスタイルが完成となります。



 前年のコーストガードの流れからジェットスキーのレジャーがレゴタウンに登場しました。前年にはなかった警察の新作がまとまってリリースされ、さらに新しいモータースポーツがやってきました。私は未来人なのでこの先のレゴがどうなるのか知っているわけですが、1996年はワイドスリックタイヤがリリースされた年として結構重要なポイントです。ホイール、タイヤ共に現在の4幅車シーンでは第一線で活躍している名品です。このホイールは90年代から00年代にかけて、4幅車としては最も格好いいホイールとして君臨していました。この時代までは4幅車に対して開発の情熱が注がれていたことが分かります。しかしレゴタウン4幅車としては、実質的に最後の進化となりました。ワイドスリックの登場で4幅車のスタイルは一旦完成となりました。

インディレーサー


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 度々リリースされていたフォーミュラーカーがまたリニューアルデビューしました。一度は簡易なカートレーサーになったりしていましたが、今回はかなり本腰を入れたデビューでした。フラットでスクエアなボディはF1というよりアメリカのインディカーのようです。ロングホイールベースとなる新型カーベースを採用し、さらにワイドでディープリムとなる新型ホイールと、新型スリックタイヤも登場しました。カーナンバープリントのスロープはすべて今回の新規プリントとなっています。また車単品のこちらのセットではオクタンプリントタイルも付く少し豪華な仕様です。

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 新型カーベースは従来のものよりもホイールベースが2ポッチ伸びます。座る部分も2x4に拡大し、作り方によっては前後2人乗りの車も作れます。フォーミュラーカーを作るために前後バンパーは付かなくなりました。初登場の本年では赤のみのリリースでしたが、まもなく黒が登場し、このパーツとしては最も数が多いバリエーションとなりました。現在でもシティやスピードチャンピオンズのシャーシに採用されています。

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 従来の8mm4スポークホイールをディープにしたものが登場しました。スポークデザインは同じなので、組み合わせによってリアだけ太いタイヤにするなどのカスタムができるようになりました。初期のカラーは白、灰色、黄色しかありません。このホイールは今でも同等品がリリースされており、カラバリもかなり増えましたが、裏面の穴の形状変更など度重なる改修を受けています。

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 ワイドホイールに組み合わせるタイヤは溝なしのスリックとなりました。変に溝を切っていないのが、今でもハイレベルなMOC界隈で通用する理由ですね。このホイールに関しては、現在に至るまでこのタイヤ1種類しか適合タイヤがありません。ホイールの方は改修のたびに品番が変わりますが、タイヤは初リリースから変更なく作られていることになっています。サイドの刻印は年代によって異なるので、4本セットで使用する場合はしっかり揃えておきたいです。

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 しっかりとベースプレートを土台にしたスタートとピットが用意されました。しかしさすがに80年代のようにロードプレート2枚組という豪華仕様にはなりませんでした。スポンサーはすべてオクタンとなります。また90年代中ごろは緑色のロードプレートをセットに付けることが多く、そこも80年代とは雰囲気が異なります。マシン仕様はすべて共通で、それぞれ新規のカーナンバープリントスロープが付きます。

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 マシンが3台付属するこのキャリアカーが本シリーズの目玉商品と思われます。上下2段となるキャリアカーはミニフィグ以降のレゴタウンとしては初の試みでした。もちろんヒンジの可動で上の段にも車を積み込むことができます。トラックのキャブは数年前のトレンドに逆戻りし、4幅キャブに5幅スリーパーが付いています。新型のメッキマフラーが登場し、見た目はさらに格好良くなりました。6幅トレーラーには3台のマシンを積み込める他、サイドドアを開いた中には工具やスペアタイヤなども収納できます。ここまでの3セットをそろえると、カーナンバー1~6までのマシンをすべてそろえることができます。マシンはそれぞれ異なるカラーリングですが、ミニフィグのレーシングスーツは既存の赤と青に加えて白が追加になったのみなので、他のセットを合わせると重複しています。

警察


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 1990年の6530 Sport Coupeのリバイバルデザインでパトカーのセットとしてリリースされました。車もバイクも形は当時から変わりませんが、警察官のプリントなどがだいぶ進化しており、時代に適合しています。当時は存在しなかったワイド車軸があるので車高は下がりました。パトカーのポリスの文字はすべてシール仕様です。4ポッチのパネルがまだ存在しないので、2ポッチのパネルを2個並べた上にシールを貼っています。

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 今回の警察署のリニューアルでは、前回抜け落ちていた船要素が多めに取り入れられています。また併設される牢屋がかなり大きくフィーチャーされる構成となり、今回の車枠は通常のパトカーではなく囚人輸送バンとなりました。このバンが灰色なのでいくつかのパーツはかなり貴重です。タウンではほぼ使用されない旧灰のフェンダーや、ドアはこれにて最後のリリースとなりました。また車屋根のピラーが灰色で初のリリースとなり、後年を含めても2回しかリリースされていないレアパーツです。

ジェットスキー


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 前年のコーストガードの流れを汲んだ製品として、ジェットスキーが導入されました。バイクハンドルが初登場しますが、最初のころは赤でのリリースでした。付属するオフロードカーはドア省略のオープンと簡易な作りです。サイドのプレートの色を変えて簡単なグラフィックを入れる手法は、90年代後半に見受けられるパターンです。

工事車両


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 工事車両系が子供に人気なのはある程度察することができます。この手の車は黄色というのが相場です。レゴタウンのダンプは専用の一体パーツとなることが多いですが、レゴランド時代の三角形にできるエンドパーツを再利用して本格的な作りとなっています。タイヤもテクニックの大きなものを持ってきていますね。キャビンは4幅遵守ですが、大柄な雰囲気はよく出ています。

トレイン


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 タウンとトレインの2テーマをつなげる踏切のセットは度々リリースされており、ここでまたリニューアルされました。ガラス張りのステーションがかなり現代的なイメージになってきました。ロードプレートは当時現行品だった直線と同じものが入っています。車も住民の姿もなく、他のセットと組み合わせること前提の内容です。しかしロードプレートと組み合わせた本格的な踏切のセットはこれが最後のリリースとなりました。



 レゴ全体のトピックとしては、1年1セットに近いペースのモデルチームから、5571: Giant Truck(ブラックキャット)がリリースされました。通常のレゴパーツを使った大型で高度なモデルであり、カーブパーツも使ったスムーズな作りは今の目で見ても十分格好いいです。
 コンスタントにフレッシュなシリーズを送り出してくるスペースはエクスプローリアンが新たに加わりました。キャッスルやパイレーツなどの歴史系シリーズもメンツを変えてリリースしていますが、やはり少し変わり映えしない様子でした。前年登場のアクアゾーンは同様な勢力図のままです。そんな中歴史系の新シリーズとしてウェスタンが登場し、保安官や騎兵隊などのセットがリリースされました。かなり現代的な形に近いピストルやライフルがミニフィグアクセサリーとして登場し、ミニフィグ世界にもリアルな銃撃戦の概念が持ち込まれました。
 この年にはかなり変わった発想のシリーズとしてタイムクルーザーも導入されています。タウンをはじめとしてスペースやキャッスルなどあらゆるシリーズのパーツをごちゃ混ぜにしたタイムマシンのセットがリリースされました。それぞれバラバラな世界観の元育てられてきたミニフィグ世界をつなぎ、現実には様々なセットを組み合わせて遊んでいる子供ユーザーの遊びを助けるものでした。しかしこのシリーズが短命に終わっていることからみて、ターゲットの子供たちには受け入れられなかったのでしょう。結果的にタイムクルーザーは、ユーザーの気持ちに寄り添おうとしたのに上手くいかない、レゴが迷走した時代の始まりを象徴するものとなってしまいました。無暗な時空旅行の結果もたらされたのはカオスの時代です。
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