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レゴ4幅車全史1997:タウン終焉が目前

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 レゴ4幅車全史、90年代タウンも終盤となった1997年です。古き良き時代の最後です。



 実質的に今年は従来通りのタウン新製品が投入された最後の年となりました。新しい話題は水中を舞台にしたダイバーシリーズで、現代にも残る海中の宝物を発見するストーリーが見られました。ちなみに映画タイタニックがこの年公開だったので、ちょうど世の中の関心が高まっている分野でした。他にも都市ではなく未開の地で活躍するようなセットが多く登場しました。
 後に語られた歴史によると、90年代後半はレゴ経営不振の真っただ中でした。70年代から80年代に築き上げてきたレゴの町は、ほとんどが老巧化し現代には見合わないものになっていたのです。そのため逆転を狙う様々な新しい試みが90年代後半には見られます。一度作り上げたものを破壊する決断が迫られていました。

ダイバー


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 ダイバーシリーズのメインは調査船と潜水艦ですが、サブ的に車のセットもリリースされました。ダイバーが装着するマスクや足ひれ、ボンベ、そして水中銃などが新登場しました。黄色のゴムボートもこのシリーズで初登場です。車の方は90年代4幅車のオーソドックスな組み方で、特にこのセットならではの面白みはありません。しかしサイドのグラフィックが90年代の新しさを感じさせます。別シリーズのアクアゾーンとは並行しての展開で、水中探査テーマは以降のレゴでも度々登場します。

オフロード


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 地上でも冒険心をくすぐるセットが登場し、オフロードカーで川を渡るセットはこの年の名作です。久しぶりにサスペンション車軸が活躍しており、車にはアクセサリー満載で非常に力が入っていました。新パーツのバーフレームに、ウェスタンのライフル銃が載せられ、フロントにはウィンチが付いて遊びが楽しい内容です。またこのセットのために両側にクリップが付くハシゴが作られました。

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 80年代から何度もリリースされてきたラリーカー風のセットで、オフロードタイヤが付いたのでサファリラリー風です。昔と違ってフロントフードはスロープ型で傾斜が付くようになりました。ヘッドライトは内側に黄色灯が付いてラリーっぽく見える工夫が健在です。フロントやサイドのグラフィックはすべてシールです。

限定商品


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 これは限定的なセットですが、90年代最後の名作です。通常の製品では見られなかったクオリティのトラックで、特に注目はメッキパーツが多用されていることです。フロントやサイドのグリルを始めとして、タンクやマフラー、ホーンなど、12点のシルバーメッキパーツが使用されています。また黄色の高さ2ドアもかなり貴重なパーツでした。今やメッキパーツ系はほとんど使われなくなりましたから、この時代ならではの素晴らしいセットでした。

小箱


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 こちらの小箱シリーズの車のセットはミニフィグすら省略した簡易なものです。これ以外にもボートや飛行機などいくつかの小箱がリリースされました。商品名のジープがこの車とどうつながるのか謎ですが、レゴのネーミングは昔からよく分からないことが多々あります。スペースシャトルに使われていた高さ1の風防が初めて車に転用されました。

ジュニア向け


 販売不振を打破するカギは入門のハードルを下げることです……という風に私なら考えるでしょう。これまでもレゴは年齢ごとのラインナップを用意していました。テーマごとのシリーズの前にベーシックでブロックに慣れてもらうフェーズがあったわけですが、現実の幼児は順序など無視して最初から魅力的な警察や消防のセットを欲しがるに決まっています。そんなわけでタウンに低年齢向けに特化したラインアップが登場しました。意外と今まではなかった切り口であり、現在もシリーズごとにジュニア向けセットが用意されているので、これが大きく間違った方向性というわけではありませんでした。

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 新しい4幅車は専用のカーベースが用意され、非常に少ないパーツで車を作る仕様になっています。細かいパーツは極力排除されており、フロントフェイスはプリントとなり、パトライトはクリア系のスロープが使われました。ミニフィグは通常タウンと同等のものが付属し、幼児も満足できる内容ということになっていました。

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 長年グレーだったロードプレートが緑に仕様変更されました。道路パターンが同じなので色違いなだけっぽく見えますが、歩道部分が7ポッチから8ポッチに広くなりました。ここ最近のタウンセットは緑のベースであることが多かったので、これで違和感なく組み合わせて遊ぶことができるようになりました。上のパッケージ画像では1997年のジュニア向け製品が勢揃いしています。相当気合が入っていたようで、すぐさま街を構築できる豊富なラインナップが用意されました。

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 子供が遊んでも壊れない頑丈なカーベースです。車軸まで一体成型されています。基本的にオフロードタイヤと組み合わせることを想定しており、天面に土台となるプレートを付ければどんな車でも簡単に作ることができます。オーソドックスな黒の他に、工事車両用の黄色が最初にリリースされました。グレーや青も追加されますが、2000年までの短い期間で使われなくなりました。
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 こちらはトラックなど大型車両用のカーベースで、4幅の天板まで一体成型です。こちらも2軸のみですが、製品の中では通常の車軸プレートを間に1個追加して3軸にする使い方が主流でした。どちらのカーベースも大人ビルダーには無用の長物でしたが、あくまでも幼児向けなので存在意義は理解できました。



 この年のパイレーツは虫の息となり、90年代最後のリリースとなりました。キャッスルの方はまだ元気があり、コウモリがモチーフのフライトナイツが新登場してシリーズの延命が図られています。スペースもロボフォースやUFOでまだまだ元気に展開しています。アクアゾーンには緑がテーマカラーの新勢力アクアレイダーズが登場、ウェスタンにも新勢力インディアンしますが、ウェスタンは短命ながらこれで流れが途絶えてしまいます。前年の問題児タイムクルーザーはテイストがホラー調に統一されてデザイン性が若干向上していますが、こちらもこの年限りで終了となりました。ちなみに細々とリリースを続けていたパラディサもこの年限りで新製品は終了となっています。ミニフィグ系のシリーズは入れ替わりが目まぐるしい時代でした。
 女の子向けシリーズの期待はベルビルの成功に向けられており、今年はさらにブロック感をなくしたスカラが新たにラインナップに加わります。これはバービー人形のレゴ版のような製品で、家具や食器などの小物がレゴの接続規格で大量に新造されました。
 モデルチームは細々と続く一方で、テクニックは大きな進化を遂げます。骨組みにリフトアームが使われるようになり、シャフトをつなぐコネクタも新パーツが出ました。ビーム中心の組み方が変化していき、さらに独自色を強めていきます。ちなみにテクニックの中で1x2レールプレートがこの年に初登場します。最初はモーターをスライドさせるためのレールとして作られたパーツでした。
 さあ、残念ながら過去のレゴタウンはこれで終わりです。次回からは新たな時代の幕開けでしょうか。それとも地獄の釜の蓋が開くのでしょうか。1998年をお楽しみに。
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