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レゴ4幅車全史1999:世はまさに世紀末!

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 レゴ4幅車全史、暗黒期の最中の1999年です。4幅車の世界はどうなってしまうのでしょうか。



 レゴタウンは前年から引き続いてジュニア路線のセットのリリースが続いていました。タウン関係のサブテーマとして前年登場したエクストリームとレスキューはカタログには残っているものの、新セットはほぼありませんでした。今年の新テーマとしては再びスペースシャトルの発射基地が登場し、ライト&サウンドを売りに大々的に押し出されました。しかしこちらは4幅車的にほぼ旨みがないものでした。他システム系シリーズが色々と展開されますが、SFやファンタジー路線が強く、車が行き交う普通の町というものはカタログ上では壊滅的になりました。そんな中で主に大人ファンの希望の的になったのは、この頃積極的になったシェルなどのプロモーション品です。

タウンジュニア

 どうやらこの年からパッケージにシティというマークが加わったようです。タウンテーマが一つの統一されたシリーズではなくなり、スペースポートやエクストリームなど世界観が独立化したので旧来の町テーマはシティという区分になったようです。ブリックセットではあくまでもタウンの中のシティというサブテーマという扱いになっており、現行のレゴシティとは区別されています。

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 タウン黄金期終盤に登場したフォーミュラカーが、簡略化によりみすぼらしいルックスになってしまいました。ボディサイドはこのセット専用のプリントブロックが配置されています。ウィングまでポッチむき出しの組み方は従来から退化しているわけですが、レゴ的には低年齢向けに最適化した製品として送り出されてきました。背景にオクタンのロゴが並んでいますが、車にはオクタンのシールやプリントはなく、カラーリングもあまりオクタンカラーではありません。ミニフィグの服に小さくオクタンロゴがある程度のつながりです。トレーラーの車を載せている台のパーツが新登場で、実はトラックのカーベースも新型です。メッキのサイドマフラーはこの時代の数少ない貴重なパーツで、古い金型では本年が最後のリリースとなりました。新型は根元がペグに変更されます。このセットのレアパーツとしては緑色の台形フェンダーが最初にして最後のリリースで、もちろんこのフェンダーの中では最もレアなカラバリとなっています。この頃経営悪化していた割には、一度製造したパーツをいろんなセットに使いまわしてコスト削減するというような考えは希薄だったようです。

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 ジュニア向けの一体成型カーベースの新型が登場しました。すでに出てなかった? とお思いでしょうが、2年前のトラック用カーベースよりも長さが2ポッチ伸びました。これでトラックのホイールベースが伸びて格好良く作れるようになりました。そう、このような一体成型パーツをビルドの基本に据えると、作りたい車ごとに専用の新規パーツを作ることになるのです。このカーベースも今年リリースのセットに広く投入されたものの、翌年でもう廃盤となりました。

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 自動車修理工場のセットはガレージとなる建屋は非常に簡易的です。屋根に使っている台形の大型スロープが色々なセットで活躍するようになりました。またベースプレートは16x16の小さいものがよく使われるようになりました。車は積載車とサービストラックの2台で、ガレージに入っている青い車は超簡易的なものが付属しました。なので整備に入るお客さんの車は他のセットから連れてきてねという構成になっていました。ただ他のセットにも、まともな車は入っていないので当時の子供たちは困ったことでしょう。3種類の異なるカーベースが1つのセットに入っています。

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 こちらは車関連のアクセサリーで、標識関係がかなり久々にアップデートされました。標識はポールにクリップで取り付けるようになっており、80年代の一体パーツで問題だった折れやすさが解消されました。現在のレゴシティでも基本的にこれと同じ形式の標識が使われていますが、今はここまで種類は充実していませんね。この時代はロードプレート4種類が現役で、まともなセットが出ていない割にはインフラは充実していました。ユーザー側としてはこういう細かなアクセサリーは嬉しいですが、メインの商品展開と比べると実にアンバランスでした。

カバヤ


 ポリバッグと思われる小さいセットが数多く登録されており、その多くがカバヤでリリースされたものという記載になっています。この時代、多くの日本の少年がスーパーでレゴと出会うきっかけとなったカバヤレゴです。タウンを始めとしてキャッスルやテクニックなど幅広いテーマが採用されました。

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 今年の通常セットとしては新製品がなかったエクストリームですが、カバヤレゴとして小さなホットロッド風の車がリリースされました。奇抜な色合いやネオングリーンのライトがエクストリームの雰囲気です。低価格ラインなので簡易的な作りですが、一体成型パーツを使わず通常品以上に魅力的なセットです。

シェルプロモ


 去年に引き続きシェルのプロモーション品が多数登録されています。ガソリンスタンドなどのシェルの店舗で買えたものかな? と思いますが、ブリックセットによるとレゴインターネットショップでも買えたそうです。ついにインターネット時代が到来し、レゴにもITの流れが入ってきました。以下に魅力的なセットの数々を紹介しますが、全てプロモ品なのでカタログにも通常のお店にもないものでした。

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 昔なら確実に通常ラインナップに入っていたであろうシェルのタンクローリーも、この時代には普通に手に入れることはできませんでした。ビルドのテイストはまさに通常タウン終盤のクオリティで、フェンダーやドアや屋根など、この時代には貴重な4幅車用パーツがてんこ盛りです。

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 フェラーリのロゴプリントがインパクト大なフォーミュラーカーのセットです。マシンのビルドフォーマットはタウンジュニアの方とは全く異なり、昔の小型カーベースを使っています。トラックの方は新パーツとなるトレーラーの台と、ヘリコプターのキャノピーを組み合わせたものです。こちらはやや大雑把な作りですが、ジュニア向けよりは大分マシなものでした。

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 ガソリンスタンドの一角にありそうなカーウォッシュ単品のセットです。こういったマイナーテーマの単品セットがリリースされるのは、プロモ品ならではという感じがします。付属の車はやはり古き良き90年代スタイルで、古いカーベースやサンルーフ付きの屋根など魅力的な構成です。黄色いカーベースと、黄色いスロープフェンダーはこのセットで最後のリリースとなりました。

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 ガソリンスタンドは16x16のミニロードプレートを2枚連結した構成です。上のカーウォッシュや他のシェルのセットをつなげて広げて遊べそうですね。付属の車はフェラーリのマーク付きのオープンカーです。フェラーリのマークはシールなので無地のスロープフェンダーが入っています。また高さ1風防のクリアがなんとこのセットで初登場となりました。しかも一般製品に入るまでまた数年待たされることになりました。今の4幅車界隈では考えられないほど低い解像度のフェラーリですが、当時の4幅車観ではこのレベルが当たり前でした。

マクドナルド


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 こちらはマクドナルドとのコラボで1セットだけリリースされたものです。マクドナルドもハッピーミールのオマケ等で何度もコラボしています。小さなお店を建てますがベースプレートなしという割と簡易なビルドです。しかしこれでもまだ現行タウンよりはかなり良いセットです。車は短いカーベースを使用した典型的90年代ビルドです。このカーベースの赤は本年に複数セットで使用されましたが、実質的に最後のリリースとなりました。

トレイン


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 この時代、意外とトレイン側は製品が充実しています。この年はメインの大型セットがリニューアルされ、他にもトレイン関連のセットがいくつかリリースされました。こちらはレールと道路のどちらでも走れる整備用の軌陸車です。以前にも製品化されたモチーフですね。ドアはありませんが屋根パーツが採用され、旧タウンの作風です。しかも古いタイプのオフロードタイヤが今さらになって採用されているのも面白いですね。



 キャッスルは日本の忍者と侍の世界観が導入され、実質的に今までの中世ヨーロッパ的なシリーズから刷新されました。ミニフィグ系のシリーズでは地中のモンスターと戦うロックレイダースが新登場しました。既存のタウンや歴史テーマとは離れてレゴのオリジナルアドベンチャーテーマが模索され始めました。このシリーズにはダークターコイズが一部パーツに使われました。
 この年の最大のトピックはスターウォーズが新シリーズとして登場したことでしょう。レゴが版権物に本腰を入れるようになった歴史がここから始まりました。この影響は多岐に渡りますが、スターウォーズのために生み出されたパーツもいくつかあります。まずはライトセーバーのためにノブなどが付かない純粋な4Lバーが登場しました。またバトルドロイドのアームも以降は便利パーツとして多岐に活躍します。さらに角度固定式のクリックヒンジが登場して、従来のスムーズヒンジが廃止の流れに向かっていきます。スターウォーズは当時としては高密度な製品であり、特にAFOLが欲していたグレーやダークグレーのパーツが多用されたので、レゴ暗黒期の中では新たなる希望となりました。
 今年は通常製品の中に車のまともなセットはありませんでした。しかし車の玩具は子供たちへの売れ筋ナンバー1のジャンルです。そうそうないがしろにはできません。来年はまた少し新しい動きが出てきます。
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