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レゴ4幅車全史2000:レゴタウンの歴史に幕

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 レゴ4幅車全史、20世紀最後を飾る2000年になりました。そして長く続いていたレゴタウンも終焉となります。



 ジュニアに路線変更したタウンの新製品は今年で4年目となりました。しかし役目を終えたと判断されたのか、今年でタウンの新製品は最後のリリースとなりました。レゴランド時代から地続きに展開されてきたレゴタウンが紆余曲折を得た後にシリーズ終了を迎えることになります。またミニフィグ系のシリーズに統一して表示されていたシステムのロゴがなくなり、パッケージの印象も新時代を感じるものになりました。
 エクストリームが完全にカタログ落ちした代わりに、レースという新シリーズが登場します。車は町の一部としてではなく、車が活躍する専用のシリーズが用意される形となりました。

タウン


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 新型の大型タイヤが登場し、パトカーがモンスタートラックのようにハイリフトされました。今までのジュニア同様に大味感ありありのデザインですが、フェンダーパーツがちゃんと採用されていたり、カーベースなしで構築されていたりと、案外しっかりとしたビルドがされています。このホイールがペグ軸なので、細軸となる一体カーベースが使えないんですね。ポリスマークのプリントが付いたスロープフェンダーは1997年の再利用で、本年ではポリバッグ製品にも採用されています。

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 18mm径ホイールはベーシックに採用されている4ポッチホイール、アドベンチャーのスポークホイールなど細いものがありました。これはそのワイド版ホイールです。穴はペグとなります。表面のデザインはタウンで使われてきたホイールと同じ4スポークとなり、他サイズとの組み合わせがしやすくなっています。現在このサイズはリバーシブルデザインのものが登場したのでこのホイールは廃盤済ですが、やはり見た目的にはこちらの方が良かったと感じます。白、灰色、黄色が初年から登場しています。2006年が最後のリリースで、再リリースはおそらくないでしょう。

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 18mm径ホイールに組み合わせる大型タイヤです。11mm用のオフロードタイヤをそのまま大きくしたようなデザインです。マイナーチェンジして現在も同等品がリリースされています。

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 きっちり100パーツでこのサイズの大型消防車を作ることができます。カーベースやルーフなど、徹底した簡素化がもたらした功績ともいえます。今このブログで紹介している4幅車の個人作品が普通に100パーツを超えてくることを考えると、そのギャップに驚きます。何せ4x10ブロックという大型のパーツまで組み込まれています。回転灯に合わせて濃い青の風防が採用されます。この頃は警察が緑の窓、消防が青の窓という具合に分けられていました。

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 タウン最後の年に登場した、大型プレイセットがこちらです。新しい道路パーツが登場しました。道路の色はダークグレーで、単品でリリース中のロードプレートとは色も規格も全くつながらないものでした。しかし今見ると、後にレゴシティでリリースされたダークグレーのロードプレートとデザイン的に近いものです。道路は直線、カーブ、上り坂の3種類あり、白線はプリントされます。これっきりのリリースとなりましたが、直線だけ2007年の港として再利用されました。

レース


 エクストリームは陸海空のオールジャンルがテーマでしたが、やっぱり車だけが人気が出てしまったとも思われ、こうして車だけのシリーズに取って代わられました。モンスタートラックを始めとしてスタジアムダートがメインテーマとなり、キャラクター性の強いミニフィグと組み合わせられました。4名のドライバーはそれぞれのイメージカラーと動物のロゴを付け、それぞれ特殊なヘルメットを装備しています。

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 バギーは黒のカーベースが土台になっています。ロールケージは、レスキューヘリから担架を吊るすためのゴムパーツを転用しています。後年にも同じ使用方法で登場します。ヘルメットはダイバー用のものを使っており、ジェットエンジンもダイバー用のスクーターからの転用です。

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 こちらはやや大きいサイズのバギーです。こちらも赤いカーベースが使われます。リアには新型の大型タイヤが使われ迫力が増しますね。リア軸はテクニックのリフトアームに取り付けられ、輪ゴムによるサスペンションギミックが備わります。テクニック的なアクション要素を取り入れるという点で、これまでにはあまりなかった取り組みが見られるようになりました。

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 こちらは舗装路を走るマシンですが、レールのドラッグレーサーです。テクニックシャフトを通すタイプのプルバックモーターが専用に作られ、リアにセットされました。上記の写真でもモーター付きを意味する挿絵が付いています。色付きのキャノピーをボディに使うという造形は、2年前のエクストリームと共通ですが、モーターの分だけエンジン回りは余計に盛り上がっています。基本的に同じ仕組みの青いレールも本年に登場しており、2台揃えてレースさせてほしいという意図が見えます。

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 最も大型なセットがモンスタートラック2台のセットです。こちらもリフトアームで足が組まれ、輪ゴムのサスペンションが採用されています。この頃ギミックで採用される輪ゴムは断面が四角いタイプで、すぐに劣化で硬くなってしまいます。そのため最近のセットでは見なくなりました。ボディ自体は4幅と言えなくもないサイズで、緑の方は特に4幅車っぽい造形ですね。1x4ブロックに4連の横ポッチが付いたパーツが登場し、この緑の車のフロントフェイスを作るのに使われています。また今までダークグレーでリリースされてきた6個の工具セットは、黒でリリースされるようになっていきました。

アドベンチャー


 初年はエジプトの砂漠だったアドベンチャーはその年ごとに舞台を変えています。前年はジャングルの遺跡を探り、3年目となる今年はついにタガが外れて恐竜がテーマとなりました。コナン・ドイルの小説「ロストワールド」をイメージの元にしていると思われ、車などの年代はこれまでのシリーズを踏襲しています。

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 前年のアドベンチャーは車が代わり映えしなかったので紹介しませんでしたが、本年にはこんなに低くて格好いいロードスターがリリースされました。悪役のフィグが乗る車単品のセットです。フロントグリルの後ろに基本のカーブパーツがきれいにつながることが、この写真で分かります。

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 これまで通り、多くのセットにクラシックな車が付いていました。造形の差別化に色々と試行錯誤が見られます。それに2人乗りのキャビンパーツは必ずしも採用されないようでした。フロントにはナンバープレートのプリントタイルが使用されています。「HC314」のナンバープレートはアドベンチャーで導入され、いくつものセットで使いまわしされました。

サッカー


 2年前にシェルのプロモ品という形で登場したサッカーが、正式なシリーズとして導入されました。サッカーフィールドにミニフィグを立たせたサッカー盤のようなもので、遊ぶためのミニフィグのセットが多数登場しました。

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 タウン暗黒期だった当時には割と希望の星だった6幅のチームバスです。基本的なプリントのミニフィグが手に入るのも非常に嬉しいセットでした。風防は6幅なので4幅車には使えないものの、窓と同色の1x1ブロックなんかは当時貴重なパーツでした。ホイールには18mmの4ポッチが採用されて素朴な見た目です。しかし当時は他に良いデザインのホイールはありませんでした。ユニフォームの色ごとにカラーバリエーションが多数存在しました。

スタジオ


 レゴの新しいチャレンジの一つ、スタジオです。デジカメが付属しており、専用のソフトウェアをパソコンにインストールして映画製作ができるというものでした。IT時代の幕開け、多くのおもちゃが時代遅れとなってしまい、こうしてパソコンソフトやゲームと連動させるものが流行りました。ハイティーン向けのテクニックではマインドストームが2年前からリリースされており、スタジオではさらに低年齢層にも勝負をしかけることになりました。

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 本年の登録はメインとなるムービーメーカーセットのみとなっています。映画監督のスティーブン・スピルバーグの名前が冠され、その再現ミニフィグも付くという渾身のコラボでした。アドベンチャーで登場したティラノサウルスがこちらにも転用されています。1997年のジュラシックパーク/ロストワールドのイメージから作られているようです。地割れが再現できる専用のロードプレートが入っていますが、やはりダークグレーなのでこの時代のロードプレートとはマッチしませんでした。また付属する車は製品としては最悪なレベルのものでした。おそらくフィグ乗り4幅車が最も酷くなった瞬間でしょう。

ミッキーマウス


 この年のみのリリースだったミッキーマウスのシリーズはかなり特殊な存在です。80年代のファブュランドのパーツを多数リメイク、再集録しています。おそらくミニフィグ規格でディズニーキャラを再現することが困難だったので、ファブュランドパーツを引っ張り出してきたものと思われます。雰囲気も世界観にマッチしていますね。

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 懐かしいファブュランドのカーベースが再登場です。しかし当時は前後に付いていた牽引用のフックがなくなった改修版となっています。シャーシに金属車軸が通っているという分解不可の構造が設計の古さを感じさせます。4幅のフロントプリントパーツも形は同じものの新プリントです。

プロモ


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 ドイツテレコムとのコラボで、ツールドフランスのセットです。企業のチームカラーがピンクなので、ダークピンクの自転車が大量に入っています。今のところこの色の自転車はテレコムのプロモ品でしか出ていないようです。4種類のセットが出ており、こちらにはサポートカーが脇役として入っています。やはりカタログ製品にはないオーソドックスな組み方で、普通に買えないことが悔やまれるものでした。



 キャッスルでナイトキングダムが登場し、従来通りの中世ヨーロッパ路線に戻りました。他のミニフィグ系のシリーズではアークティック(北極探検)が登場し、スターウォーズはさらにラインナップを充実させていきました。本年にはスペースの新製品は登録されていません。インセクトイドを最後に、クラシックスペースから続いていた最古のシリーズの一つがここで終わりを迎えます。そして来年にはタウンもその流れに続くことは最初に述べた通りです。
 4幅車の歴史はタウンというシリーズの歴史でもありました。クラシックな時代の4幅車はこれで完全に幕を下ろしたといっていいでしょう。しかしレゴの車がカタログからなくなることはありません。4幅車はまた姿を変えてファンの前に姿を現してくれます。
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