HMR 2022 ドラッグレースUNLクラス - 4-Wide Lego Cars Blog - レゴ4幅車ブログ

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I said Legal Lol. Rail Plate Runner. Welcome to Minifig Rides car show. This is how we build....4WLC!
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HMR 2022 ドラッグレースUNLクラス

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 長らく続いていたHMR関係のレポートもこれで最後です。ドラッグレースUNLクラス、今年は歴史に残る勝負となりました。



 ドラッグレースの中で最も上位に位置し、最速となるのがUNLクラスです。このクラスでは走行の方式を問いません。何でもありのクラスとして始まった当クラスでは、初期から発射台方式のマシンがレースを席巻していました。今ではMOTクラスが新設されたので、実質的にUNLクラスの方は射出競争となっています。現在ではUNLクラスのみ発射台の使用がOKとなっています。

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 今回は4台のマシンが集まりました。トップカテゴリーらしく台数は少なめです。この中で発射台方式のマシンが2台あり、ごつい砲台みたいな発射台が置かれています。他の2台は普通にモーター駆動のマシンでした。

マシン紹介


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Builder: koneko
 LIM/MOTクラスに続いてUNLにもマシンをねじ込んできたkonekoさんの最終兵器です。やはりモーターはシェルプロモの小型プルバックモーターで、性能的にUNLクラスでの活躍は厳しそうな感じでした。フロント2軸の6輪パトカーで、近未来SFっぽい雰囲気に作られています。

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Builder: 柴
 毎度UNLクラスの優勝争いをしており、今回大本命のマシンがこちらです。王道をいく発射台方式で、輪ゴムをガチガチに巻いて力強くマシンを押し出します。車自体は動力なしで、まるでレゴシティ製品版のような簡単な組み方です。カーベースを使ったりすることで頑丈かつ軽量にしています。また太いタイヤで安定性の向上を狙っているようです。

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Builder: さく
 UNLクラスに殴り込みをかけてきた対抗馬がこちらです。やはり輪ゴムを使った発射台方式で、掴んで支えるための大きなグリップが垂直に立っています。マシンは極限の軽さを求めて、出たばかりの競技用車いすを採用しています。この車イスのホイールを太いタイヤに交換し、ミニフィグは落下しないように輪ゴムで縛り付けられています。このマシンが走行安定性の面でどうなるのかが命運の別れどころになりそうです。

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Builder: えもりん
 こちらはマイクロモーターを搭載し、9Vバッテリーボックスを牽引することで走るマシンです。本来ならMOTクラス準拠ですが、どうもエントリーするクラスを間違えていそうな感じでした。しかし折角だし出てみれば?ということで出走です。過去のレースでもこのマシンは走っていますが、亀のような遅さなのでどのみち優勝争いには加わってこない無害な存在と思われました。

準決勝

・koneko vs 柴(1-2)

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 プルバックモーターのkonekoに対して、発射方式の柴の対戦となり、スピードは圧倒的な差がありました。1走目ではスタートの瞬間に柴がロケットスタートを決め、圧勝で1勝となりました。スタートの瞬間の写真を見ても、スピードの差が見て取れます。続く2走目も同じ展開になるかと思いきや、スタートダッシュを決めた柴がスピンして、コースの中ほどで止まってしまいました。出遅れたkonekoが柴を抜いて勝利し、意外な展開で1対1となりました。
 スピード差的には柴が圧倒的有利なことには変わりないので、3走目の柴はスピード控えめにスタートを切り、マシンを安定させてゴールを切ります。こうして余力のある柴が勝ち上がりを決めました。

・さく vs えもりん(1-1)

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 こちらもモーターのえもりんと、発射方式のさくという対戦になりました。さくはテスト走行すらしていない初心者状態で、スタートの準備に手間取りながらも1走目が始まりました。1走目ではゲートが開いてまずえもりんが走行を開始しますが、さくは沈黙したままです。えもりん車はあまりに遅いので、さくは焦ってスタートするよりも正確に狙いを付けて確実な勝利を狙う作戦のようでした。スタートから5秒経過してさくが発射し、そのままゴールラインを切って1勝となりました。5秒待っても、えもりんはスタートゲートすら超えていなかったので、どうあがいてもさくが勝つ以外では終わらないレースと思われました。そしてそれこそがこの対戦を地獄に導きました。
 続く2走目もさくはスタートゲートが開いてからじっくり狙いを付けています。が、彼のマシンは軽量化を狙いすぎてあまりにも小型で、さらに3輪なので安定性に欠けていました。途中でこけてゴールできないのでは?という懸念がどうしてもありました。それがこの2走目で現実となり、さく車は発射されてからコース上を跳ねて外へと飛び出し、テーブルの下へと落下していきました。さてこうなってしまうと地獄が開陳します。コース上にはのろのろ走行のえもりんが残っています。我々は、えもりん車が無事にゴールを走り切るのを待てねばならなくなったのです!

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 しかし30秒ほど走行を見守ったところで、えもりんは道路の段差につまづき走行不能になりました。これで晴れて両者走行不能が確定し、勝敗はノーカンとなるので再スタートとなります。正直ほっとしました。あとは、さくがしくじらなければレースは終わります。
 しかし地獄はこんなものでは終わりません。3走目はさくのスタートが完全に失敗し、スタート後すぐのあたりで転倒してしまいました。やはりえもりん車がのろのろ走るのを見守りますが、パワーの低いえもりん車は壁に接触すると抵抗力に抗えずに止まってしまうので、また再スタートとなりました。4走、5走も全く同じような展開で、さくはなかなかゴールに届かず、決着はつかないままでした。

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 さくのマシンがどうしても転倒してしまうので、6走目ではさくがマシンを変更してきます。カーショーに出していた環状シビックを発射台にセットしてゴールを狙います。しかしこのマシンも途中でスピンしてしまいました。そしてなんと、スタートから数分かけてえもりんが初の完走を果たします!これで勝負は1対1となり、地獄の継続が決定したのです。
 7走目ではシビックのバンパーが外されて、さくは万全の態勢でスタートに挑み、その結果マシンはバラバラになってコース中に散らばりました。8走目で再チャレンジするも、やはりレース用に作られていないシビックは発射台の力でバラバラになりました。
 さてここまでチャレンジを繰り返した結果、えもりんが棄権したことでさくの勝ち上がりが一応決まりました。結局さく車は1走目しか完走していないので、全くのテストなしで持ち込んだ発射台の仕組みに問題があるようでした。発射台自体もその場で可能な限り修正して挑んでいましたが、付け焼刃では軌道に乗せられなかったようです。波乱を生んだマシンはそのまま決勝へと進みます。

決勝


・柴 vs さく

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 4台しかいないのに長かった戦いを経てようやく決勝です。ただ結果としては大方の予想通りとなり、発射方式の2台が揃いました。さくは再び車イスにマシンを戻してのチャレンジです。今度はスタートも同時に切らないといけません。1走目スタートは両者同時に飛び出しましたが、やはりさくはスタート後に転倒し、コース外へと飛び出していきました。順当に柴が1勝となります。
 さて2走目で勝負は決するかと思いきや、なんとここでさくが渾身のスタートを決め、転がりながらもまっすぐとゴールまで駆け抜けて1勝を取りました。

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 ここでギャラリーからは「あれ?」「え?」「こいつやってたな(確信犯)」などの困惑のヤジが次々に飛び交い暴動寸前になりました。なぜその走りをさっきやらなかった?20分間激闘した挙句に決着がつかなかったさっきの準決勝はなんだったのか?HMRの歴史に激震が走ったのでした。
 盛り上がる3走目では、さらにギャラリーから雄たけびがあがるレースになりました。スタートは完全にさくが先行を切りました。柴も数センチ後ろについていきましたが、コース中ほどを過ぎてもまださくが先行しており、もはや終わりかと思われました。しかしさくの走法はマシン全体で転がりながら駆け抜けていくゴロゴロ走法で、ゴール手前で勢いがいちじるしく落ちました。その隙をついて正攻法で走る柴が追い抜き、ギリギリの勝利を掴みました。

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 ゴールの瞬間を見ると本当に僅かな差の勝利でした。しかしスタートからすでに転倒していたさくは勢いが落ちて、結局ゴールの一歩手前で停止していました。こうして激闘を経て優勝は柴に決まりました。

ドラッグレースUNLクラスリザルト


1位 柴
2位 さく
3位 koneko
3位 えもりん



 これにてドラッグレースの全4クラスが終了となり、HMR自体もアワード発表というエンディングを迎えて閉幕となりました。レース運営に協力していただいた皆さんありがとうございました。
 HMRのドラッグレースは元々は即興ビルド(後にIMPクラス)として始まり、最近は感染対策でその即興ビルドはなくなってしまいましたが、クラスが増えて非常に盛り上がる一大競技になりました。そしてまだまだマシンメイクもレースのルールも発展途上で、今回も多くの学びがありました。
 やはり両者クラッシュが続いて勝負がつかない場合、理論上無限にレースが続いてしまうという大きなルールのバグが今回浮き彫りになったわけです。しかし私としては、適当なマシンでもいいからレースに参加してほしいという思いがあり、明らかに遅い車や、完走できない車でも参加だけはしてもらえる環境にしなくてはなりません。
 そのため次回からは3回クラッシュ(走行不能)になったらアウトという、スリーアウト制を取り入れようかと考えています。これによってどんなにグダグダになろうともレースは必ず終わります。仮に今回の「さくvsえもりん」でスリーアウト制を取り入れていた場合、3走目でえもりんがアウトになるので、さくが勝ち上がりとなり、今回の結果とも整合性が取れます。
 この新ルールはレース参加へのハードルを下げるためのものです。皆さんのマシンが仮にゴミのような性能だったとしても、レースの進行を妨げる心配はありません。次回はぜひ安心してゴミレースカーでご参加ください。
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