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Little Deuce Coupe:ホットロッドのシンボル

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The Little Deuce Coupe / Builder: ナタデココ

 インターネットが存在しない1960年代、有名車はどこから生まれるのか。それはホットロッドマガジンとビーチボーイズのアルバムカバーです。



 ホットロッドをはじめとしたアメリカンカルチャーに傾倒する人間であれば、カーステレオから流すのはビートルズではなくビーチボーイズでしょう。ビーチボーイズは60年代のアメリカを象徴するロックバンドで、当時ポップなカルチャーとして広まっていたホットロッドの要素を含んだ楽曲を数多くリリースしています。その1963年のアルバム"Little Deuce Coupe"のカバー写真に使われたのが、今回紹介する車です。
 この車のオーナーはミシガンのとある少年でした。彼がこの車を購入したのは1956年、まだ15歳の時で免許も取得前でした。元々ドラッグレーサー仕様としてチャネリングやチョップが行われていたこの車は、1959年にアレクサンダー兄弟のカスタムショップでさらに変貌を遂げます。古臭いデュースグリルに大幅に手が加えられ、新しいシボレーの丸2灯ヘッドライトを縦向きに合体したユニークなカスタムが行われました。さらにボディサイドはロッカーパネルが腐り落ちたため、アルミで製作したフィンが追加されています。そして1960年にホットロッダーの巨匠であるジョージバリスによって、さらなるチョップとモディファイが施され、1961年のホットロッドマガジンの表紙を飾るに至ります。その写真は2年後のビーチボーイズのアルバムカバーにも使われました。
 この車は当時アメリカで最も多くの人が目にしたホットロッドになりました。ホットロッドとデュースのイメージは、先進的なカスタムが施されたクールでファッショナブルなものとなったのです。

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 この車は昨年のデュースコンテストにエントリーし、ピープルズチョイス2位、そしてベストショーロッドの2冠を奪い取っていきました。まずもってこの車の再現をチョイスした時点で、他の人よりも優位に立っていたと言えるでしょう。複雑な元のカスタムを上手く4幅で仕上げる取捨選択は非常に巧みと言えるでしょう。青いボディペイントに白いラグトップ、白いグリル、そして忘れてはならないホワイトウォールがしっかり再現として選択されています。色的にみて実車のイメージを上手く掴んだ再現です。特徴的なヘッドライトは双眼鏡で再現し、グリルは1x1のカマボコタイルで丸みを付けてレトロフューチャーな形を表現します。エンジンは非常に小ぶりかつ的確なデフォルメです。V字のヘッドの上に過給機付きで、上のインテークは1個に省略されます。

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 サイドの未来的な3枚フィンは、スリットタイルになっています。実車の造形を知っていれば「分かる!」となることでしょう。リアも独自のバンパー造形が、バーハンドルパーツで表現されています。タイヤはフロントもリアも、実車に比べるとファットな印象です。これはホワイトウォールの表現のために2x2どんぶりをホイールにしている都合と、彼自身の好みが反映された結果でしょう。

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 一応ハラキリされて室内空間が取られていますが、ミニフィグは乗るのでしょうか。サイドのフィンとマフラーの表現のために、パーツは斜め配置になっています。クリップのゆるハメでパイプを斜めに保持しているのは驚きの手法ですね。見える位置のクリップパーツが左右で色が違うというのも驚きです。エンジン部につながるパーツとしてグレーの手首が付けられているのは左サイドだけで、完成系は左側だけで右側は未完成ということなのかもしれません。

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 コンテストで掲載した、ホットロッドマガジンカバーの再現写真です。1961年7月号と見比べてみてください。赤い服の彼は15歳でこの車を購入したオーナーのクラレンス・カタロです。

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 こちらはコンテストではお見せしませんでしたが、ビーチボーイズのアルバム再現もあります。この角度から見ると、フロント車軸プレートが縦になっているのが分かりますね。このパーツ配置によってグリル造形の自由度を上げています。
 コンテストでアワードを獲得したあと、去年12月の横浜ホットロッドカスタムショーでも展示されました。デュース90周年の節目に、4幅車の世界にもこの有名な車を迎えることができて本当に良かったと思えます。

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