Hot Minifig Rides 2023 カーショーアワード発表 - 4-Wide Lego Cars Blog - レゴ4幅車ブログ

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I said Legal Lol. Rail Plate Runner. Welcome to Minifig Rides car show. This is how we build....4WLC!
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Hot Minifig Rides 2023 カーショーアワード発表

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 5月5日、年に一度の4幅車の祭典Hot Minifig Ridesのアワードが決定しました。世界トップとなったアワードカーを一挙に紹介します。



 今年のエントリーはビルダー数45名、カーショーエントリーは505台となりました。最大数だった昨年よりも減少しつつも、歴代2番目のエントリー数でした。カーショーアワードは2個増で49個とまたしても過去最高を更新しました。

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Best of Show / Honda NSX / Builder: つきくさ

 ベストオブショーの選定は最も難しい仕事です。4幅車カーショーはオールジャンル、その中でたった1台のベストを選ばないといけません。最近ではショーのためにレアパーツをつぎ込んだり、シールを貼って飾ったりということは当たり前で、さらにイリーガルなビルドでワイルドな格好良さを演出する車も増えました。そんな中で今回選んだのは、シンプルイズベストなこのNSXです。この車の良さはバランスの良さに尽きます。NSXというシルエットが低く難しい題材で、使っているパーツはごく一般的なものばかりです。それでもものすごく強いオーラを感じさせました。カーショーではカーペットエリアにて、同じカラーのバイクと共に展示されていました。最も競争が激しいスタンスジャンルの正統派な仕様で、1台だけ格の違いを見せつけていた車だと思います。
 ビルダーのつきくささんは前回から参加してくれているかなりの若手で、今回は初のアワード受賞となりました。さらにこの下で紹介する各アワードにも多数名を残しています。

Best Stance


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Toyota GR Supra / Builder: つきくさ

 HMRで最も激戦なアワードがスタンスです。4幅車を格好良く作るために、ホイールの細かなセッティングは必要不可欠です。しかしHMRには格好いい車が数多く集まり戦争状態です。こちらもベストオブショーのNSXと同じ、つきくささんのGRスープラで、やはりシンプルスタンスなビルドを高く評価しました。シルビアやシビックなど古い世代の車が人気な4幅車界隈の中で、新しいモデルをさらっと格好良く仕上げていることが目を惹きました。

Best Slammed


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VW Thing / Builder: つきくさ

 もう一つのシャコタン向けアワードがスラムドです。ホイールがフェンダーに深く食い込む車高の低さが求められます。なんとこちらもつきくささんが勝ち取りました。車は一転してクラシックなVWシングです。シンプルな箱型ボディと、ウィンドウまで倒れる開放的なスタイルをシンプルかつ的確に表現しています。ホイールとタイヤにクリアパーツを使うという、現実離れしたカスタムも他の車とは差を付けるセンスがありました。

Best Tuner


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Killer Tune / Builder: renrabo

 ここもまた激戦のアワードです。今年はスポコンと分化したものの、チューニング系は多数の車が集まります。この車は前年もエントリーしており、アワードに選べなくて非常に惜しいと思っていた車でした。人気のS15シルビアを低いシルエットでアグレッシブに造形し、前ヒンジのフードを開いてエンジンを見せる作り込みが素晴らしいです。フードを閉じることもでき、見せかけだけではないチューナーらしいビルドです。

Best Spocom


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Builder: NITRO

 今年からの新設アワード、スポコンです。最近では当時スタイルのスポコンを再現するのが流行りとなっているため、単独アワードとして独立させました。この車は古き良きスポコンスタイルを再現しているというだけではなく、4幅車ビルドとしても昔からのスタイルで造形しています。しかしそれだけではなく、今にしかない新パーツやテクを駆使したエアロ造形でさらに進化させています。最も王道的スポコンでした。

Best Highlift


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Louder Lane / Builder: Lime

 シャコタンと同じように、車高を上げる方もアツいカスタム争いが繰り広げられています。今回選んだのはガッツリと自作シールを貼った痛車仕様の車です。本来なら痛車のアワードとして選ぶべき車とも考えましたが、キャラを合わせたDJブースや驚きのホイールビルドなど、ハイリフトカスタムとして抜きんでるものがありベストハイリフトに選ぶことにしました。カラーリングのド派手さも間違いなく一番目立っていました。

Best Custom


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Builder: Mugen

 ベストカスタムに選ばれるには雰囲気が重要です。この車はこれまでの4幅車ビルドでは全く見たことがないスタイルでした。車は1930年代風のセダンで、それをセオリー通りのボムにカスタムしています。定番通りのパンダカラーで、ウィンドシールドは低く、チョップされた雰囲気なのがクールですね。スラムドされたフェンダーの奥にはホワイトウォールタイヤで、足元まで抜かりないハイレベルなカスタムです。

Best Hot Rod


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Flames Coupe / Builder: 最澄

 昨年のデュースコンテストからの流れで、今年はホットロッド系のエントリーは非常に盛況でした。さてそんな中でベストホットロッドに選んだのは、コンテスト、横浜HCSでアワードを獲得してきたこのFlames Coupeです。セオリー通りのデュースクーペはやはり文句なしに格好いい車です。HCSに続いて凝ったカーペットディスプレイも高評価のポイントです。良い車が何個もアワードを獲るのは現実でも同じですね。

Best Show Rod


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Builder: 最澄

 ショーロッドのポイントはカスタムの奇抜さです。昨年のHCSの衝撃から製作されたこのカスタムは、レトロな雰囲気を纏いながらも最新のビルドです。バブルキャビンを使った60年代スタイルはとてもクールです。あくまでオリジナルの造形として作られていることが好評な点です。ベストカスタムとして選ぶべきかと思いましたが、ホットロッドの流れを汲んだこちらはショーロッドとして選ぶことにしました。

Best Cal Look


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Builder: 最澄

 キャルルックは空冷VWのカスタムのアワードです。アワードが作られた影響か最近では空冷VWが多くなってきました。今回は特にタイプ2が多かったですが、この車がいたのでアワードはすぐに決まってしまいました。キャルルックはホットロッドと同じようにドラッグレース向けの改造ジャンルで、そのスタイルの根源を王道的にビルドしたこの車が最も相応しいと思いました。派手なカラーリングは実車再現で、小さな4幅車でもバッチリ決まっています。

Best Lowrider


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Cadillac Fleetwood / Builder: 最澄

 ローライダーも今や定番ジャンルで、今回も多数の車がショーにやってきました。ローライダーといえばゴージャス感が重要で、見た目の派手さがポイントの一つですが、今回選んだのはあえて黒色を身に纏ったフリートウッドです。この車のリアルな雰囲気が他の車とは圧倒的な差がありました。クリアの風防やシルバーパーツの使い方も効果的です。ハイドロの作り方も非常に丁寧で、裏面も美しい作り込みでした。

Best DUB


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Builder: シゲ

 毎年のことですが、DUBジャンルはエントリーが非常に限られるジャンルです。しかし今回も、この車を選びたい!と思える車がいました。定番のドンクスタイルを的確に再現し、そのド派手さもアワードに相応しいクオリティです。水色のペイントに白い内装、そして屋根切り、ガルウィングとカスタム要素がてんこ盛りです。ホイールのスポークからボディカラーが見えるのもラグ感があって良いですね。

Best VIP


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Builder: 最澄

 シャコタンが流行っている影で、まだまだVIPジャンルは勢いが足りないと感じます。そんな中で今回もあっと言わせる車を作ってきたのは最澄さんでした。この車はすでにブログでも紹介しましたが、それからストレッチ改造が施され、リムジン仕様に変身してのエントリーでした。リムジン化のインパクトはもちろん強いですが、リアルなテイストを損なわないバランスで仕上げられており、アワードに相応しいラグジュアリー感でした。

Best Bosozoku


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Nissan Skyline GT-R / Builder: Lime

 今回暴走族ジャンルはアツいビルダーが揃い、かなりの集団を形成していました。個性派揃いのマシンの中で、オーラが違ったのはこのケンメリでした。ダークブルーとゴールドのカラーリングはレトロさがあり、当時の雰囲気を強く感じさせます。バイザーを使ったワークスフェンダーには、かなり古いレゴの飛行機タイヤをセット、普通のパーツでは出せない小径感を出して他との差を付けていました。

Best Vanning


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Builder: さく

 バニングは流行とは言えないジャンルですが、毎回必ず出してくるビルダーがいます。今回のアワードは前回に続いてさくさんに輝きました。今回も複数のバニングを持ち込んでいましたが、その中でこの黒を選びました。2019年にも彼の黒いバニングをアワードに選んでいますが、テールライトやエアロ造形など当時からはかなり進化したビルドを披露しています。ドアは開けていませんでしたが、彼考案のガルウィングで派手さも申し分なしでした。

Best Itasha


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Builder: kimron

 今回も痛車はたくさん集まりました。痛車でも格好良くするのが当たり前となり、今年は他のシャコタンカスタムの中に混ぜて展示しました。その中で痛車ならではの派手さと存在感を放っていたのがこの車です。実際の痛車デザイン制作も行っているkimronさんが、4幅車向けに作った本気のグラフィックデザインがクールにはまっています。現実のクールな痛車シーンにかなり近づいた車です。

Best Street Car


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Mazda RX-8 / Builder: ゆしけ

 ショーカーとしてはアワードにならなくとも、リアルなストリート感のある車は4幅シャコタン界隈には数多いです。そんな車を選ぶのがベストストリートカーで、今回はこのRX-8にしました。ワイドボディ、ワイドリム、そして鬼キャンと、4幅で人気な要素をてんこ盛りにした車です。白1色のボディに金色のホイールで魅せ、シンプルな見た目がストリート感を強めます。大きなウィングと、上に向かって飛び出すマフラーのやりすぎ感がとても良かったです。

Best Truck


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Builder: Lime

 トラックは幅広いジャンルなので選ぶ車に最後まで悩みました。カスタム系が盛り上がっているミニトラックから選ぼうかとも思いましたが、選んだのはこちらのスポーティなアメリカントラックです。シャコタンでもハイリフトでもない、カスタムとしては大人しい車ですが、この車のもつ雰囲気は他の数多くのトラックとは一線を画していました。特にシルバーのレーシングストライプは見事なビルドです。

Best Van


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Mitsubishi Delica Star Wagon / Builder: koneko

 バンジャンルも今回はノーマル系から選ぶことにしました。バンは簡単なようでいて雰囲気を上手く出すのが難しいジャンルです。バンにも華があった80年代ネオクラなデリカが今回のアワードです。konekoさんはかなり小ぶりに4幅車を作るビルドスタイルで、デリカもかなりコンパクトに、そして実車の迫力を上手く落とし込んでいます。ボディカラーはショーの前に純正に近づけてのエントリーでした。

Best Wagon


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Honda Odyssey / Builder: renrabo

 ワゴンは主にミニバン向けに用意しているアワードです。ミニバンも現実ではカスタムが盛んで、その文化をHMRにも取り入れたいと思っています。アワードのrenraboさんは、他にもアルファードのカスタムをエントリーしていたミニバンフリークです。アルファードも王道的スタイルで良かったですが、このオデッセイのアグレッシブなインパクトには負けました。やりすぎなほどのエアロ武装とスタイリッシュさが素晴らしいです。

Best Kei


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Mitsubishi i / Builder: ユーハチ

 軽自動車向けのアワードもノーマルとカスタムを問わない部門なので、どういう方向性で選ぶか悩みました。アワードはユーハチさんの元愛車である三菱アイとなりました。今回は他のビルダーとアイ併せも行われていましたが、彼が作るアイには特別なオーラがありました。大きな風防や、カーブパーツなど、パーツの大胆な使い方が非常に活きており、実車の丸みとかわいらしさが素晴らしくよく表現されていると思いました。

Best Muscle


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Off-Road Charger / Builder: 最澄

 マッスルカーも人気ジャンルの一つで、格好いい車が多数揃います。今回は王道的な仕様ではなく、ちょっと変わり種な車を選びました。ワイスピの劇中車再現であるオフロードチャージャーは、マッスル的なボディとバハトラックの要素を上手くまとめたビルドです。間違いなく今回のカーショーでは唯一無二な存在で、HMRのアワードとしてはこのインパクトある車両が相応しいと思いました。

Best Sport


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Subaru Impreza / Builder: Sakurai Garage

 スポーツカーはできる限りノーマルな車を選ぼうと思って決めています。このインプレッサは至ってノーマルな魅力に溢れた車です。シャコタン改造が当たり前になった昨今の4幅車界隈では、インプレッサも当たり前のように改造の対象になります。シャコタンにせず、鬼キャンにせず、今のビルテクで作り込まれたスポーツカーは貴重な存在です。元々ブリスターフェンダーな造形なので、見た目の格好良さもバッチリです。

Best Exotic


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Pagani Zonda / Builder: Tom

 今回のスーパーカー部門は大盛り上がりでした、Tomさんがポルシェなどのスーパーカーを大量にエントリーし、さらに他のビルダーも合わせた911ブームで、アワードも難しかったです。今回はこのパガーニゾンダのインパクトあるルックスにやられました。特殊なヘッドライト造形、マフラー造形、華やかなペイントと、全てがベストエキゾチックとして相応しいと思えました。彼の5幅ビルテクが炸裂した1台です。

Best Racing


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Porsche 911 Carrera RSR Turbo / Builder: Tom

 HMRはカスタム中心のイベントなので、レーシングカー部門はどちらかというと手薄です。しかし今回はTomさんの911コレクションの中から、1台のモンスターマシンが現れました。この70年代のポルシェレーサーは専用のディスプレイで展示され、他者を寄せ付けないオーラがありました。超ワイドなフェンダーや、大型ウィングの迫力は過剰なほどのディテールで、そこがこの車の格好良さになっています。

Best Formula


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Builder: つきくさ

 フォーミュラーカーはレーシングカーの一つの頂点として、HMRにもアワードを設定しています。ただ4幅車ではあまり盛んなジャンルではなく、昨年は該当なしとなりました。今回はつきくささんの、古いロータスF1をオマージュした架空のレーサーを選びました。60年代風のエンジンが露出したスタイルに、近未来チックなキャノピーを組み合わせ、ユニークな形に仕上がっています。ミニフィグのスーツもしっかり合わせて展示していました。

Best Rally


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Builder: つきくさ

 ラリーは4幅だと人気があるジャンルです。今回も良い車が集まりました。エンジンまで作り込むのは最近では当たり前なほどになっていますが、この車のリアカウルのオープンギミックはなかなかキマっていました。ヒンジプレートを使ったシンプルな機構で、そのヒンジがボディの形状を損なうことなく上手く取り込まれています。シルバーパーツやシールを駆使したレーシングカラーも素晴らしい出来です。

Best Dragster


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AMC Gremlin / Builder: ムラにゃす

 HMRとしては必要不可欠なドラッグレーサーのアワードです。今回はクラシックなコンパクトアメ車をファニーカーにした、かわいらしい車を選びました。ビルドもかなりコンパクトで、強度はかなり犠牲にしているようでしたが、ボディのチルトアップというギミックを取り入れ、見た目のインパクトのある車でした。70年代的テイストが強く感じられ、細かなディテールが雰囲気を高めるビルドです。

Best Off Road


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Builder: Sakurai Garage

 オフロードレーサーの花形と言えばバハスタイルです。以前もバハトラックでアワードを獲得したSakuraiさんが同じジャンルで挑み、見事再度のアワードをゲットしました。今回はサスペンション機構が進化しており、テクニックのゴム製コネクタを使用したものになっていました。そのおかげで絶妙なしなり感と、ハの字に広がったタイヤが再現され、ギミックだけではなく見た目の雰囲気もさらに向上した車となりました。

Best Drift


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Nissan Silvia / Builder: ゆしけ

 ドリフトもチューナーから分化の形で新設したアワードです。といっても置きイベのHMRでどれがドリフト仕様なのか見分けるのは困難だったりするわけですが、強烈にそれっぽい匂いが漂ってくる車を選ぶことにしました。ゆしけさんのS13はいかにもなドリフトオーラを漂わせており、これ以上ない車でした。派手なペイント、派手なホイール、そして前後バンパーなしの走りっぱなしスタイルが雰囲気あります。

Best Movie Car


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Mazda RX-7 Veilside Fortune Model / Builder: ゆしけ

 劇中車部門は車のジャンルが非常に雑多になり、これもまた何を選ぶべきか悩むところです。有名な劇中車にはやはりクラシックなものが多く、その中で1台浮かび上がってきたのがワイスピの劇中車です。オレンジ色のヴェイルサイドRX-7は、ワイスピを象徴する特別な車であり、みんなの憧れの車です。作るのが非常に難しいこの車を作り上げたゆしけさんが見事アワードになりました。

Best Stock


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Renault Avantime / Builder: つきくさ

 ノーマル車向け部門、ベストストックは比較的現代寄りの車を選定します。ノーマル系が弱いHMRですが、今年は比較的濃い車が集まっていました。その中で選んだのはルノーのユニークな車、アヴァンタイムです。実車のフォルムをほぼそのまま再現しており、ビルドの上手さと美しさを感じました。特にガラスルーフまわりの作り込みは素晴らしく魅力的です。大きな風防パーツも上手くハマっています。

Best Classic


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Builder: シゲ

 ベストクラシックは戦後以降のクラシックカーを対象にしたアワードです。ノーマル系でもクラシックカーは、ビルドのネタとして人気が高く、今回もいい車が多かったです。今回の選定はシゲさんの、オリジナルカーです。このアワードで実車再現以外がアワードを獲るのはかなり稀です。珍しいブライトライトブルーを使い、数多くのアイディアを詰め込んだこの車は、オリジナル車でもアワードの価値があるビルドだと思いました。

Best Vintage


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Builder: くぼう

 ヴィンテージは戦前の車を対象にしたアワードです。近年戦前車も充実してきている4幅車界隈で、該当になる車も複数出ていました。くぼうさんのこの車は、1930年代ストリームライナーの4WLCコンテストでアワードになったものです。それからボディは黒1色に改められ、さらに洗練されての登場でした。余裕のある優雅なボディがこの時代の車の魅力で、特に実車再現ではないものの、その雰囲気をよく表した車です。

Best Camper


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Winnebago / Builder: 最澄

 キャンパー部門は穴場ジャンルで、いつもあえて狙いに来るビルダーがいます。この車は最澄さんが、まさにこのアワードを獲るために製作したものです。車はウィネベーゴのモーターホームで、その巨体を5幅でたっぷりと作り込んでいます。さらにそのモーターホームをスラムド改造することでインパクトを狙い、みごとにその戦略がハマりました。昨年のHCSでデビューしており、大変注目を集めていた車です。

Best Patrol


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Nissan Laurel / Builder: はやピー

 パトカー向けアワードは案外激戦になります。やはり4幅車のテーマとしては定番であり、かなり高度に作り込まれた車が多数出てきます。今回もパトカーだけで一つの並びが形成されました。そしてやはり、HMRのアワードとして選びたいのは、カスタムされたパトカーです。このブタケツローレルのパトカーは、かなりワイルドで良い雰囲気でした。ブログですでに紹介していますが、さらにディテールが進化しての再登場でした。

Best Worker


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Ford Model-T Fire Engine / Builder: ムラにゃす

 働く車部門は例年だと激しくカスタムされた車が獲得していました。今回の選定はいつもとは真逆です。この車はかなり前からイベントに出ていましたが、今年ようやくアワードを授与できる機会に恵まれました。小ぶりなモデルTをクラシックに再現し、さらに消防車仕様という特殊架装と塗装で、かなり目を惹く存在です。消防車というのもHMRではなかなか見ない存在で、貴重なアワードカーとなりました。

Best Military


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ボガートLTV / Builder: スコウ

 ミリタリーアワードを新設して以来、この手の車はじわじわと増えてきています。今回は前年よりも豊富なラインナップで、ジャンルとして様になるようになりました。ミリタリージャンルはミニフィグが重要で、しっかりとした服装と装備を持ったフィグを複数人乗せるのがセオリーです。この車はスコウさんオリジナルの車両で、砂漠迷彩となるタンカラーのこのモデルがビーチに映えてクールだったのでアワードに選びました。

Best Design


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Builder: Lime

 オリジナルカーのアワードは、奇抜なデザインの車を毎回選んでいます。今回は真っ先にこの奇抜さに目を奪われました。ゲーム機をモチーフにし、それをカスタムカーと融合したユニークな発想のビルドです。面白さだけではなく、スラムドされた車高や、チルトアップするとエンジンが見えるディテールなど、車としての作り込みも抜かりないところが好ポイントです。ディスプレイも凝ったものになっていました。

Best 3-Wheeler


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1896 Bernardi 3.5HP / Builder: ムラにゃす

 3輪車部門は今回は該当となる車が少なめでした。そんな中でエントリーしてきていたのがこの珍車、ベルナルディの3輪車です。ベルナルディはイタリアのガソリン自動車で、最初のガソリン車であるベンツとほぼ同時期に誕生しました。ネタの選定があまりにも他のビルダーとはかけ離れており、存在感がありました。あまりにもヒストリックすぎる車で、ビンテージ枠のアワードも考えましたが、3ウィーラーとしてアワードにすることにしました。

Best Motorcycle


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Builder: りゅー

 唯一のバイク向けアワードは、今年も選びがいがあるラインナップが揃いました。なかでも、りゅーさんがHCSに続いて数多くのカスタムバイクを送り込んできており、それだけでも多様なバイクが揃っていました。バイクにも大から小まで色々ありますが、今回選んでみたのはスクーターのカスタムです。非常に少ないパーツ数で的確に組まれたこのスクーターは、しっかりとクールな魅力を放っており、最小のアワードカーとなりました。

Best Function


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Builder: テイラミック

 ギミックの良さを審査するベストファンクションです。今回4幅ショーカーに組み込むギミックとして一番良いと思ったのは、このスポコンテイストなカスタムカーのフルオープンギミックです。フロントのチルト、ガルウィングドア、リアゲートと、前後左右全てを開いた状態で展示している4幅車はなかなかありません。それに全てが開閉可能というところがベストファンクションとなった大きな決め手です。

The Outlaw


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Lancer Evolution X / Builder: Lime

 毎回かなり楽しくなるのが、イリーガルビルドの部門です。HMRのアワードでもレゴ純正かどうかは審査で見るポイントですが、このアワードだけはいかにイリーガルビルドをするかを審査します。この車のレゴ改造ポイントは、シティフェンダーの切断、リベット風加工、ペイント、そしてホイールを加工してオリジナルのリムを製作しています。すべてレゴ純正パーツの加工で、アウトローに相応しい仕上がりになっています。

Best Hauler


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Builder: テイラミック

 ハウラーは6幅トラック部門として用意しています。4幅のカスタムカーたちに圧倒されてあまり注目されないカテゴリーではありますが、今回はかなりゴキゲンなトラックがアワードになりました。ショーカーを運ぶ積載車、それだけではなくカスタムされたトラックであるところが最大のポイントです。大きな5幅ボディを明るい黄色にペイントし、載せている車も同じ色でコーディネートされていて最高にクールでした。

Best Dekotora


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Builder: タッキー

 デコトラアワードは今までSakuraiさんの独擅場でしたが、今回はまた違ったテイストのデコトラを選ぶことにしました。昔のレゴタウン風に4幅で4t平ボディを再現し、旧オフロードタイヤを使うなど、レゴパーツ的にも古い時代のレゴを感じさせるレトロ感があります。しかししっかり現代パーツも使った細かなディテールで、アワードとして申し分のないクオリティを出しています。

Best Bus


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東急バス 江ノ島線用中距離車 / Builder: 関山

 バス部門は関山さんが3台のクラシック車をエントリーしており、どれもクオリティは非常に高いものでした。彼のビルドスタイルは5幅でバスを作ることであり、他のビルダーにも定番サイズとして広まっています。アワードに選んだのは最もイメージ通りだったボンネットバスです。傾斜したサイドウィンドウや、ペイントなど、流れるようなラインが格好いいです。

Ponta Pick


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RAV-08L ラットPAST-L / Builder: ユーリ

 特別審査員ぽん太さんによるピックアップアワードです。選ばれたのはなんとミリタリージャンルから、ユーリさんの軍用ATVです。サスペンションフル可動、そしてミニフィグフル乗車で岩場のディスプレイという、かなりショー向けに気合いの入ったショーカーでした。

選者ぽん太コメント:
強度不十分もオリジナルのシャシー構造と画期的な4人乗りフロアの採用と成功が最終的に受賞の決め手となりました。近年、見た目至上主義・ホットウィールの焼き直しのようなオリジナリティの無いフィグ無し車輌が多くなる中、黎明期のLEGO 4Wの延長線上に位置し、何より「Hot Minifig Rides」の名に相応しい一台。また小さなマスに技術を詰め込む「ぽん太式」の精神の継承、イコンとしての側面も加味しました。

Sekiyama Pick


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Toyota Crown / Builder: つきくさ

 関山さんのピックアップ賞は、かなり現代的なクラウンのパトカーとなりました。関山さんが外せないポイントとしてはミニフィグの前後二人乗りで、このクラウンはその条件を満たしていました。4幅車的にセダンを再現するなら、後部座席は必要ですね。容疑者を連行するにも4幅パトカーにリアシートは必須でしょう!

Tamotsu Pick


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RWB Porsche 911 / Builder: Onkelsepp

 私が最後に選定するTamostuピックは、通常のアワードで選ぶことができなかった車を拾い上げるためのアワードです。今回はポルシェ911が大集合しており、特に人気のRWBは異なるビルダーによる作が3台並ぶという状態になりました。そのポルシェ激戦区の決着をするべきと思い、このRWBを選びました。ビルドスタイルは三者三様でしたが、このダークグレーのRWBはフェンダー処理などが美しく、個人的ピックとして選ぶことにしました。



 参加していただいた皆さん、作品のみだしてくれた皆さん、本当にありがとうございました。皆さんのおかげで今年も最高のカーショーを行うことができました。
 今年のアワードもまた、過去最高のものになりました。アワードが過去最高数になったこと、さらにこれだけのアワード種類を用意しても全てのアワードが埋まったこと、そしてピックアップも含めて重複がなかったことで、アワードカーも49台という記録を達成しました。そのためイベント終わりのアワード発表に1時間かかりましたし、この記事の作成もえらく時間がかかりました。しかしそれは、今の4幅車の世界が奥深いものになっているということです。前回のHMRから1年、全てのジャンルで新たなアワードカーを選ぶことができたのはすごいことです。なお、アワード数が多すぎるので、競技ウィナーは次回の紹介といたします。
 HMRは海外からもエントリーがやってくる世界的なイベントです。ただ今回の傾向として、海外勢のアワードは少な目でした。そして国内ビルダーにおいては、HMRへの参加を続けて初アワードとなった方が何名も出ました。特に人気のカテゴリーには若手ビルダーたちが大勢選定となりました。私としても彼らの頑張りに対して、アワードとして選ぶことができて嬉しく思います。
 それでもアワード争いとしてエントリーカーをふるいにかける以上、選ばれない人もどうしても出てきます。それは当然ですし、仕方のないことです。誰でも取れるアワードに価値はありませんし、そんなものを誰も目指さないでしょう。私は自分のイベントの価値を高め、憧れを持ってもらうように活動してきました。今後も皆さんに誇りを持ってもらえるように、4WLC-UGとしての活動を続けていきます。

 これだけは忘れないでほしいのは、自分の作品の価値を一番理解しているのは、自分自身であるということです。HMRのアワードはほんの一つの側面でしかありません。トロフィーがなくとも、あなたのクールな4幅車はあなただけのものです。他者から評価されなくても、その価値がなくなることは決してないのです。
 私も皆さんの多様な4幅車ビルドについていけるように常に精進を続けます。ですからまた来年もHMRへのチャレンジをお願いします。アワードゲットは簡単ではありません。しかし老いも若きも全員にチャンスがあります。このブログを見ていて、初めましての方も大歓迎です。
 Hot Minifig Ridesはレゴ4幅車の最高峰のカーショーイベントです。参加すれば必ずや最高の体験になることをお約束します。

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