レゴ4幅車全史2005 前編:レゴシティ誕生! - 4-Wide Lego Cars Blog - レゴ4幅車ブログ

4-Wide Lego Cars Blog - レゴ4幅車ブログ

I said Legal Lol. Rail Plate Runner. Welcome to Minifig Rides car show. This is how we build....4WLC!
0

レゴ4幅車全史2005 前編:レゴシティ誕生!

7236-1.jpg


 レゴ4幅車全史、2005年になりました。近年で最も大きな変革の年です。内容が盛りだくさんなので前編・後編に分けてお送りします。



 1998年にレゴタウン崩壊、そして2001年にレゴタウン消滅と、2000年を前後して4幅車は暗黒の時代を送っていました。しかし2003年のワールドシティ登場から持ち直しはじめ、そして本年には完全なる復活と再スタートを切ります。レゴシティの登場です。
 レゴのカタログに正当な街のラインナップが帰ってきたのは喜ばしいことでした。それもこれは昔のレゴのリバイバルではなく、全く新しいスタイルを提唱するものとなっていました。4幅車も全く新しい形に変わります。これは1978年にフィグ乗り4幅車が登場して以来の大きな転換となりました。
 人によっては新しいレゴシティに抵抗を感じたことでしょう。古き良きLEGO SYSTEMのパッケージとはまるで表情を変えてきたからです。それはまるで時代に合わせた最新のおもちゃのようでした。当たり前ですね。時代遅れになりかけたレゴは、見事に時代を掴み直したのです。それもゲームやネットに魂を売ることなく、正当なブロック玩具としてです。レゴブロックの頭には昔のままのポッチが残り、私たちレゴ愛好家は自分たちの趣味を続けられることになりました。
 それに私たちが手にしたのは新しいレゴシティだけではありませんでした。

シティ


 シティの全く新しいラインナップは警察、消防、工事車両と、昔から定番の人気どころで固めてきました。人気の中心はやはり警察のようで、フラッグシップは警察署のセットでした。一方で建設車両もかなり力が入っており、大型の車両セットが登場しています。

7236-1.jpg
 やはり4幅車のトレンドセッターはパトカーです。車のデザインは大幅に変わりました。最大の変化はフェンダーが新型になったことです。従来ならオフロード用として使われていた大きいタイヤが標準でセットされるようになりました。この新型フェンダーに合わせて、カーベースが新規になり、新型のパーツが多数投入されています。4x4ウェッジの車屋根はワールドシティで登場したものが使われます。風防はスモークが標準となりました。1x1のポチスロが登場したことで、フロントフェイスの印象が大きく変わり、ぐっと現代的になりました。ドアは省略され、1x4パネルが置かれるパターンが多くなりました。

52036.png
 新型のカーベースはシティフェンダーと組み合わせることが前提のデザインです。タウン時代と同じようにミニフィグが座る部分が低く窪んでおり、屋根付きの車が作りやすいようになっています。座面は2x4なので、前後2人乗りの車も作れます。後年も含めて基本的にはダークグレーでのリリースとなります。無駄なカラバリを増やさないのは、賢くなったレゴの方針でしょうか。

50745.png
 我々がシティフェンダーと呼んでいるパーツです。旧タウンフェンダーとはデザインの根本から変更となり、左右分割式、そしてアーチがオーバーフェンダーのように膨らんでいます。アーチの内側には2x2の部分が飛び出しており、上記のカーベースと組み合わせる上では簡単に車を作れますが、オリジナル作品を作るにはちょっと邪魔と思われる形状です。丸いアーチが独立しているので、ボディとの隙間を埋める必要があるのも要注意ポイントです。そのために新型の逆スロープパーツも登場しています。
 登場した当時はやはり使いづらいという声が多くありました。しかし今やこのパーツで作られる4幅車作品はかなり多いので、時代とは移り変わるものです。カラバリは今も順調に増えており、4幅車に欠かせないパーツです。

52038.png
 シティフェンダーと組み合わせてフロントフェイスを作るためのパーツです。タイヤと干渉しなようにするため、丸く切れ目が入ったこのパーツが必要となります。このパトカーではボディカラーに合わせて白が使われていますが、ほとんどフェンダーに隠れてしまうこともあってか、カラバリ展開はあまり積極的ではありません。車体色に関係なくダークグレーが使われるケースが多いです。マイナーチェンジがあり、現在は新品番になっています。
 ちなみにこのタイプの側面ポッチパーツはブラケットとは呼びません。ブラケットとはL字に折れ曲がった形状をしたパーツを意味するので、これは分類上はBrick Modifiedになっていますね。フロントフェイスパーツ、フロントマスクパーツと呼ぶのが一番通りやすいと思います。

54200.png
 これは4幅車パーツという分類ではないですが、めちゃくちゃ重要な新パーツでした。英語ではチーズ、日本語ではポチスロ(1ポッチのスロープ)と呼ばれる超便利パーツです。車のライト表現がこれで一気に新しくなりましたし、それ以外にも物体の細かな形状を表現するのに多くの場面で使えます。2005年、レゴ新時代はこのパーツの登場があったからといっても過言ではありません。これ以降も便利パーツは数多くリリースされていますが、ポチスロを超えるインパクトはなかなかありません。現在の4幅車界隈でほとんどの車がこのパーツを使っています。

7235-1.jpg
 パトカーと同じくバイクも新型になりました。旧タウンのバイクよりもかなり大型化し、ベースとカウルを組み合わせるデザインになりました。カウルだけを変更することで色々なバイクを表現する算段で、実際この後何種類かカウルがリリースされます。新型のポチスロのクリアカラーが多数収録される他、この当時貴重なT字バーが入っていたので、パーツ取りとしても多く買われたのではないかと思います。

50862.png
 バイク専用のホイールです。通常の車が11mm径のホイールに対して、こちらは15mm径と大きめです。接続の細いピンはバイクベース専用のため、それ以外では基本的につながるパーツはありません。4幅車でこれを使いたい場面が多々ありますが、取り付けにはいつも苦労します。花びらプレートの穴に無理やり差し込めるので、悪い4幅車ビルダーは参考にしてください。

50861.png
Tire 21mm D. x 6mm City Motorcycle _ Part 50861 _ BrickLink
 バイクホイールに組み合わせる専用のタイヤです。15mmホイールがレゴの中ではレアな規格なので、これも通常はそれ以外の使い道はありません。4幅車ビルドで、タイヤの2重履きをする際に外側のタイヤとして使うことが多いです。デザインは従来のブロック状の溝が彫られていますが、彫りは浅めです。見た目はちょっと武骨な感じになります。

7242-1.jpg
 テーマ的には非常に手堅いこの年、昔ながらのロードスイーパーも登場しています。こちらは特殊な車両なのでタウンフェンダーと小さな8mmワイドホイールを使っています。屋根もロックヒンジ型の車屋根が使われていて、タウン的な雰囲気があります。ポチスロのクリアオレンジは従来のネオンカラーではないあめ色になっており、レゴシティ以降はこちらの色が多く使われるようになりました。
 リアルタイム勢の余談ですが、当時はポチスロを入手できる最速のセットがこのロードスイーパーだったと思います。クリアオレンジのポチスロしかなかったので、車のヘッドライトもオレンジにしていました。パトカーのリリースまでそんなにタイムラグはないと思うんですが、非常に密な時間を過ごしていたようです。

7241-1.jpg
 消防関係からこちらのセットは、ポチスロを使っている以外はほとんどタウン時代と変わりません。窓がスモークなのと、ミニフィグが新プリントなのでシティっぽい雰囲気になっています。タウンジュニア時代の車軸付きカーベースは完全に廃止されており、普通のブロックと車軸プレートでシャーシが構成されます。

7239-1.jpg
 シティでは6幅車主流の流れが明確になり、消防車や警察のバンなど、大型の車両は6幅で作られるようになりました。ここが旧タウンとの大きな違いでしょう。ギミックを盛り込む上で6幅の方が有利なのは当然の理由として、車のサイズを大きくして迫力を持たせること自体が6幅が主流になった理由と思われます。ギミックのない車両でも全体的に車のサイズは大きくなっていきます。シティフェンダーが左右分割のデザインになったのも、4幅と6幅共存の意図があってのものでしょう。車軸は2x2の片側車軸が使われるのが鉄板です。土台には新造形の6幅トラック用カーベースが使われています。6幅トラック系は通常のプレートを重ねてシャーシを作るパターンが主になっていくので、6幅カーベースは次第に使われなくなっていきます。現在は全く使われていないですね。

7280-1.jpg
 ジャックストーン時代だった前回のロードプレート刷新から3年しか経っていませんが、新シティのトーンに合わせた新型に入れ替えとなりました。デザイン的にはほぼ踏襲しており、色が緑からダークグレーに変更になりました。
 倒産の危機を経験したレゴは効率の良い商売をする知恵を付けたようで、いくつかその変化が見受けられます。プリントの色を白だけにするというコストカットで、歴代のロードプレートで最も地味な見た目になっています。また今までは同じ2枚ワンセットのロードプレートが4種類リリースされていたのが、異なる種類の抱き合わせにすることで、商品ラインナップを2種類に減らしてきました。直線をたくさん買い集めたいヘビーユーザーにとっては困った変更です。しかしレゴが再び経営危機になっても困るので、一部の大人たちは抱き合わせのロードプレートを大量に購入しました。その代わりレゴはこの型のロードプレートを10年以上の長きに渡って供給してくれたので、大きな町を作るのに助かっています。

ダイノアタック


 定番シリーズとなるシティを構築する一方で、アクションテーマはケレンミを強めて面白いものが登場します。凶暴な恐竜と戦うというテーマのダイノアタックは、時代に合わせた凶悪なデザインで子供たちの興味を引き寄せました。ダークレッドとタンがメインのカラーリングはミリタリー的で斬新です。恐竜という存在に慈悲を与えずに、完全な悪役としてデザインしているのが思い切りがよいですね。

7474-1.jpg
 ラインナップ全体的にGIジョー的なノリで乗り物のサイズが大きいのですが、このバギーは4幅的に注目です。リアの水平対向エンジンが再現されている点が好ポイントです。マウント位置もタイヤより後ろに飛び出す形になっていてリアルですね。デザイナーは車にこだわりがありそうです。ロールケージボディを再現するパーツは、担架を吊るすためのゴムパーツを転用というアイディアです。しかしこれは2000年にもバギーを作るために採用されたアイディアですね。バンパーはトレインの屋根に付いているパンタグラフからの転用です。どちらもダークレッドはこのセットのみのレアなパーツです。

デザイナーセット


 多様なテーマが存在するデザイナーセットでは、大きい方の車のセットがリニューアルされました。小さい方の黄色い車のセットはなんと2003年リリースのものが継続でした。

4883-1.jpg
 色は前作のイメージを継承した赤です。しかし内容はトラックから、スポーツカーやSUVなどに変わっています。新デザインのホイールが目を惹きます。色はシルバーメッキではなく、塗装のメタリックシルバーです。そう、なんと今年からメッキの採用がなくなり、塗装のシルバーになっていきます。なんということでしょう。こうなることが分かっていれば、もっと早くにメッキパーツを買い集めておくべきでした。しかしもう後の祭りです。だって、ようやくレゴのラインナップが買い集めるのに値するクオリティに戻った途端にこれですからね。
 他にパーツ的に見ると、昨年恐竜やサメに使われた爪プレートが、スモークになってヘッドライトに使われています。ウィンドウ関係もシティの流れと同じくスモークに統一され、高さ1風防が貴重な採用です。レーサーズXalaxで導入された2x2の特殊カーブスロープも、ウィンドウ用にスモークになっています。このパーツは今でもたくさん使われていますね。

51377.png
 ホイールサイズ的には既存のものと全く共通で、デザインを格好良くするためだけに新造されたものです。ただメタリックシルバーの採用が本年に2セット、パールゴールドの採用が翌年に2セットだけで終わってしまいました。というのも間もなく、ペグ穴が両面に備わるリバーシブルホイールが登場してしまい、こちらのタイプはすぐさまお役御免になってしまったようです。



 さて前編はここまでです。次回は後編、こちらも同じくらいインパクトの強い新シリーズが登場します。
関連記事
スポンサーサイト



該当の記事は見つかりませんでした。

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:http://4widelegocars.blog.fc2.com/tb.php/1995-8879c350