HMR 2023 ドラッグレースLIMクラス - 4-Wide Lego Cars Blog - レゴ4幅車ブログ

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HMR 2023 ドラッグレースLIMクラス

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 ドラッグレースで一番大きなクラスがLIMクラスです。非常に大きな大会となりました。



 LIMクラスからは車を使ったレースとなります。HMRで最も古い歴史があるクラスです。使用できるモーターは細軸のプルバックモーター1個のみに限定されます。使用できるのは昔のレーサーズのプルバックモーターと、シェルプロモフェラーリのプルバックモーターのどちらかとなります。出力が弱めなのでスピードも遅いですが、相手も同様に遅いのでレースは非常に白熱します。

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 なんと16台のエントリーがありました。ドラッグレースの各クラスで最大の数です。より新しいシェルプロモのモーターの方が速いので、ほとんどのマシンがシェルプロモを使用しています。どちらのモーターにせよ廃盤品ですが、今回は私の在庫のモーターを現地販売したので、それで参加できるようになったビルダーもいました。

マシン紹介


 まずは全てのマシンを1台ずつ紹介します。個性的なマシンが多いです。

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Driver: ゆきんこ
 レースでぶつかり合うのに貴重なメタリックゴールドのパーツを惜しげもなく使った豪勢なマシンです。フロントバンパーにはタイヤをローラーとして配置しています。壁との接触対策はどのマシンでも工夫されているポイントです。タイヤはワイドスリック使用です。パーツ数が多く車体が重そうなのがネックになりそうです。

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Driver: はやピー
 こちらはかなり薄めの車体です。大き目のキャノピーを使っていますが、一体成型パーツなので、大きさに反して軽めになっているはずです。前後にローラーとなるタイヤをセットしてあり、接触対策は万全ですね。タイヤは駆動輪となるリアのみワイドスリックで、フロントは細いスリックです。

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Driver: シゲ
 ボディからホイールまでブライトグリーンで統一したレアカラーなビルドです。フロントカウルが一体成型な点は軽量化されてますが、全体としてはたくさんパーツを使っているので重そうです。フロントバンパーにはクリップが配置されて接触対策が取られています。タイヤは前後ともワイドスリックです。

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Driver: 柴
 こちらもかなり作り込んだボディで、重量はそれなりにありそうです。しかしヘッドライトが抜けているなど、デモリションダービーのような軽装備で軽量化を図ったマシンです。フロントとサイドのエアロを広げて、接触対策をしています。

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Driver: Lime
 珍しくレーサーズのモーターを採用したマシンです。大きい径のタイヤが使えるので、リアタイヤはナロータイヤにスリックタイヤを二重履きしたものです。フロントは球体のプラスチックホイールを一輪でセットし、抵抗削減を狙っています。通常のフロントタイヤはないのでバンパーなしとなっています。

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Driver: テイラミック
 ロードスイーパーを改造したマシンです、ブラシをそのままバンパー代わりにしています。こちらもレーサーズモーターを使っており、大きいオフロードタイヤをリアにセットしています。フロントは抵抗の少ないナロータイヤです。

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Driver: koneko
 昨年のフェラーリを改修して、すっきりとしたデザインに変身してきました。フロントノーズや大きいキャノピーなど、一体パーツで軽量化しています。バンパーはリアのみで、フロントはデザイン優先のためバンパーがありません。サイドエアロがタイヤより張り出しているのである程度の壁対策になっているということでしょうか。前後レーサー5スポークは定石の組み合わせです。

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Driver: ムラにゃす
 元々普通の4幅車として作っていたサンバーのリコリコ痛車にモーターを仕込んできました。もちろんレースの速さは無視しています。ホイールはレアな7スポークを使っています。サイドミラーはサイドウォールより高い位置にあるので壁との接触対策にはなっていません。

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Driver: MK
 毎年出しているフロント駆動マシンです。そもそもドラッグレースであえてフロント駆動にするメリットはありませんが、デザインも含めて夢で走るためのマシンです。

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Driver: スコウ
 これはかなりユニークな、買い物カートの形をしたマシンです。ミニフィグはカートの下に寝ています。フロントにバンパーを装備して接触対策をとっており、レースへの気合も感じるマシンです。カートらしい見た目にするためか、グリップの少ないナロータイヤをセットしており、これがどうレースに影響するのかがポイントです。

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Driver: ぴぃ
 かなりパーツ少な目なマシンで前後共にモーターを使ったダブルモーターマシンです。当日は気が付きませんでしたが、モーター1個のみを使用するLIMクラスのレギュレーション違反でしたね。リアタイヤはワイドスリックの上に細いバイクタイヤを重ね履きで外径アップしています。

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Driver: 最澄
 60年代マッスルテイストなマシンで、かなりガッツリ作り込んだビルドです。パーツ密度が高く、見た目以上に重量があると思われます。リアはレーサー5スポークのスリックタイヤで、フロントはナロータイヤというオーソドックスな組み合わせです。車高の高さがノスタルジックですね。

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Driver: renrabo
 かなり薄いボディに作り込まれたマシンです。細いスリックタイヤをセットし、サイドエアロを貼りだして接触対策しています。ミニフィグの乗せ方が大変なことになっています。

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Driver: 関山
 ユニークなキャノピーを使った卵のようなシルエットのマシンです。かなりぎりぎりにミニフィグを乗せています。フロントタイヤは丸ごとカバーして接触対策しています。ボディは比較的軽量と思われます。

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Driver: Sakurai
 T字の棒がフロントに鎮座していますが、フロントタイヤと連動して回転するようになっています。そのためにフロントタイヤは十字穴のホイールが使われています。抵抗が増えるのでレース的には不利になります。BIKクラスで乗せていたミッキーがこちらでも乗っています。

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Driver: ナタデココ
 ほぼショーカー同然のコルベットのギャッサーとなっています。見た目も素晴らしいですが、大きさもコンパクトにまとまっていて重量の軽さも期待できます。ただバンパーなどの接触対策は取られておらず、タイヤがむき出しなのが心配です。

1回戦


 ちょうど16名のため、きれいなトーナメント表ができました。シード枠がなく、全員が全4回戦の道のりとなります。レースルールは全クラス同じなので、2勝が勝ち上がりです。BIKクラスで設置されていたジャンプ台はなくなり、普通のドラッグレースとなります。

ゆきんこ vs はやピー (0-2)

 BIKクラスに比べてスピードがかなり遅くなることを実感する最初のレースです。両者ゼンマイを巻いた状態からスタートゲートにセットし、開くとゆっくりとスタートしていきました。明らかに重量が大きいゆきんこ選手はやはり遅く、軽量なはやピー選手が順当に2連勝で勝ち上がりとなりました。

シゲ vs 柴 (0-2)

 こちらもマシン重量の差で明らかにスピード格差がありました。柴選手が圧倒して2連勝となります。シゲ選手は重さに加えてモーターのパワーが弱くなっているのか、2戦ともゴールにたどり着けませんでした。柴選手はゴール後のタイヤバリアに衝突した衝撃で毎回マシンがバラバラになっていました。強度を犠牲にした軽量化がされていることが明らかになりました。

Lime vs テイラミック (2-0)

 この対戦は偶然にも古いレーサーズモーター同士の勝負となりました。重量的には互角か、Lime選手の方が重いか?と思われる見た目でしたが、走り出しの加速がLime選手の方が速く、2連勝を決めました。モーターの強さが関係ないとすれば、Lime選手はフロント車輪の抵抗が少ないこと、さらにテイラミック選手は駆動輪が大径なので加速トルクがかかりづらかったことが考えられます。

koneko vs ムラにゃす (2-0)

 見た目的に軽量なkoneko選手が予想通りの2連勝を挙げました。かなりガッツリ作り込んだムラにゃす選手は、重さのためか最後まで走り切るパワーがありませんでした。

MK vs スコウ (2-0)

 フロント駆動のMK選手と、買い物カートのスコウ選手の対戦です。1回戦の中ではかなり白熱したバトルでした。1走目はほぼ互角の走り出しでしたが、コース後半で加速を見せたMK選手が車体1台以上引き離してまず1勝します。
 2走目はかなりすごいレースでした。今度は走り出しをスコウ選手が先行します。スコウ選手がMK選手のライン上に割り込むように前に出ると、なんとMK選手は反対に避けてスタート位置とは逆側でスコウ選手を追い抜きました。最後はかなりの接戦でしたが、わずかにMK選手が先着し、2勝となります。抜きつ抜かれつが発生した名勝負でした。

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 この結果からすると、フロント駆動はスタートダッシュで弱いですが、後半からの加速にめっぽう強いという性質が見えてきました。最大トラクションがかかるスタートでリア駆動が有利なのは、ドラッグレースの当然のセオリーです。しかしレース全体で見ればフロント駆動にもメリットはあるのかもしれません。ただ今回はリア駆動を採用したスコウ選手が、グリップが低いと思われるナロータイヤを使っていたので、その点も考慮する必要があります。

ぴぃ vs 最澄 (2-0)

 最澄選手のマシンは勝負を捨てた重量のあるマシンだったので、走り出しから圧倒的な差を付けられていました。軽量かつダブルモーターというレギュレーション違反のぴぃ選手が圧勝で2勝を挙げます。最澄選手は妨害のために、あえて反対レーンにマシンを向けてスタートさせるという姑息な手段を使いましたが、加速が違いすぎて全く届きませんでしたね。

renrabo vs 関山 (0-2)

 同時にゲートが上がるのに、1走目では明らかにrenrabo選手が遅れて発進していました。関山選手がまず1勝したあと、2走目ではrenrabo選手がスタートできないトラブルで悔しい負けとなります。マシン重量がそこまで重くはなかったと思われるので、renrabo選手のモーターが弱かったと思われます。

Sakurai vs ナタデココ (0-2)

 Sakurai選手は前輪にギミックを仕込んでおり、特に出だしが渋い感じでした。ナタデココ選手に1勝を取られ、2走目ではフロントのギミックを取り外して逆転を狙ってきます。しかし意外と軽量なナタデココ選手に普通にスピード負けし、ナタデココ選手の勝ち上がりとなりました。

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2回戦 はやピー vs 柴


 この対戦では柴選手の圧倒的なスピード勝ちでした。はやピー選手はそもそもスピードで負けていた上に、1走目ではフロントバンパーが壁に当たった衝撃で外れるアクシデントがありゴールできませんでした。ゴムタイヤを使ったローラーは衝撃を和らげてくれそうに見えますが、かなり強いブレーキをかけてしまうので、ドラッグレースには向いていないかもしれません。
 続く2走目も柴選手が軽快にゴールした後、はやピー選手はコースの途中で引っかかってゴールできませんでした。

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Result: 2勝0敗により柴が準決勝進出

2回戦 Lime vs koneko


 古いレーサーズモーターを使っているLime選手が圧倒的不利と思われましたが、意外にも良いレースを見せました。とはいえkoneko選手はモーターの性能と、十分に軽量なボディがあり、スタートから圧倒します。Lime選手は出だしが明らかに遅かったですが、コース後半のスピードでは負けていない感じでした。Lime選手の方が若干タイヤ外径が大きいので、最高速ではちょうどいいセッティングだったのかもしれません。しかしドラッグレースでは距離が短すぎましたね。
 2走ともほぼ同じ展開でkoneko選手が勝ち上がります。

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Result: 2勝0敗によりkonekoが準決勝進出

2回戦 MK vs ぴぃ


 1走目、本来ならばダブルモーター仕様のぴぃ選手が圧倒的に速く、実際スタートダッシュでは完全に勝っていました。しかしぴぃ選手はフロントタイヤの接触対策がなく、壁との接触で止まってしまうトラブルがありました。意外にもフロント駆動のMK選手が1勝します。
 2走目、ぴぃ選手がスタートダッシュを決めますが、再度壁に接触してマシンが壊れ、パーツをコース上にばらまきます。そのクラッシュに巻き込まれたMKともどもDNFとなりました。
 3走目はなんとかぴぃ選手が走り切るレースとなります。しかし今回も壁に当たってかなり減速してしまい、後方のMKにかなり距離をつめられていました。ギリギリ先着してぴぃが1勝となります。
 4走目、ぴぃ選手は前後のモーターを両方巻いてスタートさせるため、スタート位置に設置するのに手間取っていました。無事にスタートを切りますが、やはり壁への接触で止まってしまい、MK選手に抜かれて勝負がつきました。

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 ぴぃ選手は接触対策が皆無なのが大きなネックだったことは間違いありません。それに加えて車体が細くかなり貧弱で、剛性のなさからくるボディの捻じれでブレーキがかかりやすくなっていたのではないかと思われます。

Result: 3勝1敗によりMKが準決勝進出

2回戦 関山 vs ナタデココ


 両者ともにスピードは悪くありませんでしたが、より軽量と思われる関山選手がレースを制しました。またナタデココ選手はここにきて、タイヤの接触対策をしていないことが仇となり、1走目では壁とぶつかって停止してしまいました。2走目では両者無事にゴールラインを切りますが、順当なスピード勝負で関山選手が勝利しました。

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Result: 2勝0敗により関山が準決勝進出

準決勝 柴 vs koneko


 ここまでくるとレースのスピード感がかなり速くなってきます。ほぼ同時の好スタート、両者ともにかなりいい勢いでしたが、柴のスピードが完全に勝っていました。ゴール時点では車体2台ほど引き離して2勝しました。マシンの軽さでそれほど差があるとは思えないですが、モーターの個体差もあるのかもしれません。

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Result: 2勝0敗により柴が決勝進出

準決勝 MK vs 関山


 通常ここまで上がってこないMK選手が準決勝です。相手の関山選手は明らかに軽量ボディで、スピードでは負けていました。またここまで来ると接触対策もバッチリの完成度の高いマシンとなるため、順当に関山選手が2勝しました。

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Result: 2勝0敗により関山が決勝進出

決勝戦 柴 vs 関山


 最速マシン2台が揃った決勝戦です。しかし正直なところあまり勝負にはなりませんでした。圧倒的に柴選手の方が速かったからです。両者ともボディの軽量さは十分と思われました。関山選手の方がコンパクトに見えたくらいですが、ライトなどの細かい装飾を排除した柴選手の方がより軽量だったのかもしれません。
 LIMクラス決勝では珍しく、1走目はスタートから圧倒的な差を見せつけました。あまりのスピード差に最初から大きな歓声も上がりました。関山選手もそのスピードで多くのマシンに勝利してきたはずなのに、ゴール時点の差はベースプレート2~3枚ほどにもなりました。

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 2走目は何が変わったのか、関山選手も頑張ってきます。とはいえ柴選手が先行したことには変わりなく、ベースプレート1枚ほどの差を付けて勝利を決めました。

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Result: 2勝0敗により柴が優勝

ドラッグレースBIKクラスリザルト


1位 柴
2位 関山
3位 koneko
3位 MK
5位 はやピー
5位 Lime
5位 ナタデココ
8位 ゆきんこ
8位 シゲ
8位 テイラミック
8位 ムラにゃす
8位 スコウ
8位 最澄
8位 renrabo
8位 Sakurai
失格 ぴぃ(レギュレーション違反により失格)



 モーターパワーが弱いLIMクラスは、マシンの軽量さ、ホイールのスムーズさ、駆動輪のグリップ力、重量バランスなどが非常に繊細に関わってきます。マシンが軽ければ弱い力でも速く走れます。ホイールがスムーズなら、スピードを殺さずに済みます。グリップ力がないとモーターの力を地面に伝えることができません。しっかり駆動輪に重みをかけないと、グリップ力が働きません。小さな違いがレースを変えるのです。
 また壁との接触対策も重要で、かなりのマシンが何かしらの対策を取っていました。駆動輪はリア2輪のみとすると、それ以外にコースと接触するフロント2輪やバンパーなどはできるだけ抵抗の少ないものにした方がベストです。
 レギュレーションでミニフィグの乗車が必須になってから、骨組みのような露骨な軽量化マシンはめっきりいなくなりました。レースは二の次でスタイル優先の時代到来したかと思いきや、今やこの枠の中でレースを勝つための進化が起きています。また来年も楽しみです。
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