Hot Minifig Rides 2024 カーショーアワード発表 - 4-Wide Lego Cars Blog - レゴ4幅車ブログ

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I said Legal Lol. Rail Plate Runner. Welcome to Minifig Rides car show. This is how we build....4WLC!
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Hot Minifig Rides 2024 カーショーアワード発表

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 5月5日はHot Minifig Ridesメインゲームが開催され、アワードが決定しました。今年最高の4幅車を紹介します。



 私が群馬でレゴオフを始めたのが2014年の群馬レゴオフです。翌年開催からHot Minifig Ridesとしてアワード付きの本格的カーショーとしてスタートし、10年後の2024年開催まで継続することができました。
 10年前では考えられない規模になりました。今年のエントリービルダーは45名、カーショーエントリーは570台と、例年でもかなり大きなイベントとなりました。今では海外から作品送付で参加するビルダーも増え、世界的なアワード争いの場となっています。

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 カーショーアワードはベストオブショーを含めて52個と、今年も過去最多を更新しました。イベント告知の時点で1個の新規アワードを設けました。しかしイベント直前にさらに増やしたいアワードができてしまい、さらに2個のアワードを追加しました。今年の新アワードはベスト・トラッキン、ベスト・レトロ、ベスト・ファイヤの3つです。
 近年は500台ほどのカーショーエントリーが世界から集まるのが毎年恒例となっており、適切なアワードがなくて評価できないのはもったいないという想いからアワードを増やしてきました。今年はジャンルごとのアワードが48個となり、1台1台を選ぶのはこの日一番の大仕事です。中でも一番難しいのは今年最高の1台、ベストオブショーの選定です。

Best of Show


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Nissan 180SX "Turquoise 80" / Builder: Tom

 今年は相当悩んだ選定でした。年々カーショーのレベルのアベレージは上がっており、すごいビルドが当たり前になった結果、抜きん出て「コレ」という車を見つけるのが難しかったです。その中で選んだのがこちらの180SXです。こちらは昨年のシルビアテーマの4WLCコンテストでアワードになった車両です。
 ベストに選ぶ車はやはり今年も日本車になりました。それも定番かつ人気のシルビア系です。HMRはオールジャンルですが、やはり昨今の4幅車シーンの中心はスタンス系です。今年も数多くのシルビア系がショーに集まっていました。中でも180SXは4幅で作りやすい車種なので、ビギナービルダーの多くが最初に作る車です。そんな「ありふれた」ベース車で他との違いを見せつけていたのがこのTurquoise 80というショーカーです。ダークターコイズに統一して作られたボディはワイドなフェンダーが組まれ、ディープなリムをセットしてローダウン、フードは外してエンジンの作り込みを見せます。HMRはシャコタンだらけですが、その多くがストリートカー的な作り込みであり、ショーカーとしての本気を見せる車は数少ないです。この車は大きなカーペットにチェーン付きで展示され、特別なオーラがありました。
 赤いカーペットに乗せた姿はあまりにもコントラストが美しくなりました。フロントガラスに貼られたステッカーも良い雰囲気です。

Best Stance


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Nissan Fairlady Z / Builder: つきくさ

 昨年はNSXでベストオブショー、GRスープラでベスト・スタンスを獲得したビルダーが、今年もホットな車でベスト・スタンスを守り切りました。Zの最新型であるRZ34を巧みなセンスで再現し、ゴールドのリムでシンプルスタンスを決めた車です。大胆なビルドで難しい現行車種のスタイリングを上手く捉えています。毎年激戦区のベスト・スタンスで差を見せつけてアワードです。今間違いなく4幅車シーンを牽引しているビルダーでしょう。

Best Slammed


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Chevrolet 3100 Pickup / Builder: ゆしけ

 スラムドといえばトラックでしょう。この50年代のアメリカンピックアップトラックは、まさにイメージ通りな1台です。ベースはカスタムベースとしても定番のモデルを使い、ボディはアズールと茶色を混ぜて、経年劣化したパティーナという状態を再現しています。カリフォルニアで長い時を過ごしてきた雰囲気がよく表現されていますね。そして地面に着地するスラム車高にすることでイベントで輝くショーカーとなっているわけです。

Best Tuner


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Nissan Silvia "Neo Monna Lisa" / Builder: 最澄

 今回はワイスピ劇中仕様のネオモナリザをベスト・チューナーに選びました。名前に「ネオ」と付くように、劇中のカラーリングを纏いながらもフェンダーをアグレッシブにワイド化して、彼独自のカスタムを加えた状態に仕上げられています。このアワードはノスタルジーではない現代のチューナースタイルを選ぶものであり、その点で彼の独自性とインパクトの強さが他にはないものがありました。

Best Spocom


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Mitsubishi Ecripse / Builder: マッキー

 ノスタルジックなスポコンスタイルの車を選ぶにあたり、今年はワイスピの車から拾うしかありませんでした。スポコンのイメージを作り上げたワイスピ1作目の主役の車であり、有名車でありながらスタイリングの難しさから、今まで4幅での作例がほぼなかった車です。前後の丸みを上手く捉えてコンパクトクーペにまとめたこの1台の上手さは衝撃です。4幅のスポコンを作る上で新しい指標になるビルドでしょう。

Best High Lift


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Jeep Gladiator / Builder: Lime

 今までにも数多くのジープを手掛けてきたビルダーによる最新作は、かなりの力作でした。荷台にバギーを載せるのはSEMAショーではよく見る光景で、リアルなトレンドを反映させたビルドの魅力が際立っていました。アワード台には載せていませんが、さらに別のバギーをトレーラーで牽引するというフル装備のインパクトは今年随一です。一体ベースを利用したバギーもシンプルでセンス良くまとめられています。

Best Custom


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Builder: Mugen

 毎年レッドスレッド系の車を選ぶことが多いアワードですが、今年もまさにそんな1台となりました。もちろんこの車の凄いところはメタリックシルバーのタイルでボディ全体を組んでしまっているところです。さらにそれをクールなカスタムに仕上げているテクとセンスが炸裂しています。結果的にボディの金属肌をむき出しにしたベアメタル状態に見えて、よりファンキーなカスタムに仕上がっています。

Best Hot Rod


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Builder: つきくさ

 今年もホットロッドは多数の車が並び、どれも異なった個性が発揮されていました。その中で全体のまとまりの良さから、このピックアップを選ぶことにしました。ラットなボディカラーに黒のホイール、派手すぎないエンジンメイクなど、飛び出しすぎないセンスの良さが凝縮されています。1個1個のパーツのチョイスが素晴らしいです。フィグ乗りは捨てているようですが、ボディとタイヤのバランスが一番でした。

Best Show Rod


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The Red Baron / Builder: 油性ペン

 今年のショーロッド枠はオリジナル作ではなく歴史の中から飛び出してきました。レッドバロンはトム・ダニエルがデザインした有名なモデルTのしょーロッドです。ドイツ軍のヘルメットの形になったルーフが特徴で、そのユニークなスタイルがレゴでもよく表現されています。こうした歴史上のショーロッド再現は4幅だとまだ珍しく、着眼点の良さが飛びぬけていました。ショーカーとしての雰囲気がよく出ていました。

Best Cal Look


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VW Karmann Ghia / Builder: 油性ペン

 キャルルックは空冷VWのカスタム枠で、例年はビートルがアワードゲットしてきましたが、今年はビートルがベースのカルマンギアです。尖ったフロントノーズを気合いで再現したカルマンギアがストック仕様と共にキャルルック仕様も持ち込まれ、こちらはフレイムス入りの80年代スタイルとして仕上げられています。リアにワイドスリックをセットしてしっかりドラッグレース向けのスタイルになっています。

Best Lowrider


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Oldsmobile Cutlass / Builder: ぴー

 ローライダージャンルは年々充実してきているジャンルです。今年もハイドロ可動のローライダーが多数集まりました。その中でこの5幅カトラスを選んだのは、ショーに向けたディスプレイの気合いの入り方によるところが大きいです。空中にリフトした展示で、横にはカスタム自転車が置かれて車以外のカルチャーも感じさせるものになっていました。そんなトータルの雰囲気が他の車にはないトップの1台でした。

Best Truckin'


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Builder: はやピー

 ベスト・トラッキンが今年追加のアワードの1つです。今までもベスト・トラックというアワードがありましたが、トラックというジャンルが多岐に渡りすぎて、本来与えたいトラッキンカスタム勢にアワードをあげられなくなったため新規アワードとなりました。
 最初のアワードカーは渾身のベッドダンスギミックを備えたこちらのミニトラッキンです。足元のハイドロ可動と、ベッドとシェルが分離した可動を詰め込んだまさにショー向けの1台です。もちろんすべてきれいに収納可能です。カラフルなペイントも派手さがあって良いですね。フィグの収まりよりも展示の見栄えを重視してシートを取り付けているのも見た目の効果が大きいです。

Best DUB


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Cadillac Escalade EXT / Builder: similegocc

 今年3月のInstagram Pickに挙げたアメリカビルダーからのエスカレードは、まさにDUBテイストのカスタムが炸裂しています。ゴールドのリムにワイヤーの組み合わせはアメリカの雰囲気が抜群に漂ってきます。ボディはマゼンタをメインにピンクやパープルのラインを取り入れ、ゴールドのトリムでゴージャス感高いセンスです。該当する車が少ないジャンルだけに、圧倒的存在感でした。

Best VIP


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Infiniti M / Builder: ユーハチ

 セダンが対象となるVIPジャンルは違いを出すのが難しいジャンルですが、今年はかなりアグレッシブな造形の車が出てきました。車は日産フーガで、それにミニフィグハンドのサイドマーカーを追加することで北米仕様のインフィニティMとなっています。カーブを多用した造形で見事に厳ついセダンを作り出しており、ビルダーの高いセンスを感じるものとなっています。渋いボディカラーと黒のホイールが落ち着いた大人の雰囲気です。

Best Bosozoku


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Mazda RX-7 / Builder: Lime

 族車スタイルもオーソドックスな形から離れた新しい試みが注目を集めました。箱型のセダンやハードトップではなく、シャープな造形のSA RX-7がベースとなり、当時の雰囲気を感じるアグレッシブなレーサー仕様となっています。オーバーフェンダーやウィング、傾けたルーフなどビルテク満載で、造形の自信からカラーは黒一色でまとめられています。派手さはなくとも雰囲気を出せている素晴らしいサンプルです。

Best Vanning


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Builder: ぴー

 細々と新作をつないでいるバニングにはすごい新作が登場しました。実在のカスタムを参考に、ボディに描かれたエアブラシのペイントをモザイクで再現したカラーリングがバッチリ決まっています。バニングはボディカラー1色がこれまで定番でしたが、これを見るとカラーリングもこだわって作って良さそうですね。ダイナミックなエアロ造形は斜め組みを組み合わせています。

Best Itasha


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VW Sirocco / Builder: renrabo

 4幅車でも普通に作られるようになった痛車ジャンルでは、長年の間にキャラの移り変わりもあります。車はVWシロッコに、今流行りのブルーアーカイブのシロコというキャラを組み合わせたシャレ込みの一作です。ゲームのGT7で作成した痛車の再現というストーリーもあり、さらにショー当日に水色のホイールを借りたことで完成形となりました。元々付けていたホイールとはオフセットが違うせいで、当日はホイールを置いているだけ!という状態のアワードでした。

Best Street Car


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Nissan Sileighty / Builder: ゆしけ

 ベスト・ストリートカーはストリート的なリアルさと勢いのある車を選ぶためのアワードです。今回のアワードは、色のインパクトが強かったシルエイティーです。ミディアムラベンダーを使って車1台を作り上げるのは4幅車界隈でもかなりレアなビルドで、この甘い色合いで作られたシャコタン改造車は実にストリート的なノリを感じる姿になっています。普通ならお笑いになるピンクのレンズもノリで押し通す勢いがあります。

Best Truck


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Builder: 最澄

 従来のベスト・トラックに選んだのは、かなり個性派なレース仕様トラックです。これはフォーミュラドリフトでカローラに乗るライアン・ターク選手が所有するトヨタ・スタウトのドリフト仕様を元にした車両です。元ネタは真っ白な車なので、彼なりのアレンジで派手なペイントになっていて雰囲気はガラッと変わりました。ロールケージやボディのスカスカ感など、レーシーな雰囲気が素晴らしいです。

Best Van


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Builder: Mugen

 またしてもこのビルダーから素晴らしいバンの新作が現れました。このワンボックスのボディに組み込まれたビルテクの数々を見れば、レゴラーなら皆感嘆の声を上げるはずです。車作りで最大のポイントは新型のラウンドカットのタイルをフェンダーに使っていることです。またプリントタイルを並べることで80年代的なカラーリングを取り入れ、テクだけではない見た目のクールさも獲得しています。

Best Wagon


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OSFAB Megrez Estate / Builder: つきくさ

 例年はミニバンを選定してきたベスト・ワゴンですが、今年はオーソドックスなステーションワゴンとなりました。車はビルダーのオリジナル設定架空車で、4幅車としては珍しい方向のビルドです。しかし車自体は至って現代的なワゴンになって、そこがまた4幅車としては意外といないタイプの車です。それに深リムをセットしたシンプルスタンスが素晴らしい雰囲気です。スポーティなワゴンの格好良さが際立ちます。

Best Kei


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Suzuki Alto Lapin / Builder: renrabo

 軽自動車のアワードも今回はシャコタンです。車はもはや懐かしさもある初代のラパンで、的確なフロント造形で見事に特徴を掴んでいます。それだけではなくリアの段差も上手い捉え方ですね。このかわいらしい軽コンパクトを渋いダークグレーにペイントし、小径ホイールで族車のような足元にしたセンスの良さが光ります。派手さはなくともちょっとしたモディファイで格好良くできる好例です。

Best Muscle


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Chevrolet Chevelle SS / Builder: ムラにゃす

 今年のマッスルカーはストックスタイルです。そしてモパーではなく、マスタングでもないシボレーとなりました。実車再現としてかなりアグレッシブに組んだデフォルメが素晴らしいバランスで成立しているビルドです。ビルダーは、最近はフィグ乗りに拘っているとのことでミニフィグもしっかり乗れる仕様です。細いタイヤと高い車高が、まるでカタログ写真のようなストックの雰囲気です。

Best Sport


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Mazda ICONIC SP / Builder: 関山

 昨年にデビューし、即座に4幅車ブームとなったマツダのコンセプトカーです。今年のHMRでも複数のICONIC SPが集まりました。色々な方向性のビルドがありましたが、その中でトータルで最も良いと感じたのがこちらです。サイズ感、ボリューム感、そしてガルウィングドアのギミックがかなり大きなポイントでした。非常にショー映えするビルドとなりました。

Best Exotic


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Builder: 最澄

 スーパーカー部門のベスト・エキゾチックは、今年も多数の該当車両が集まりました。スーパーカーはワイド感を出すために5幅で作った車が多く、やはりワイドな車の方が格好良くなります。こちらの車は4幅ボディを守りつつもワイルドな見た目に上手く作られており、密度の高さが段違いでした。リアボディを取り払ったレンダリングのようなデザインをレゴで再現し、SFチックな世界観を表現しています。

Best Racing


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Zakspeed Turbo Capri / Builder: onkelsepp

 レーシングカー全般のアワードは、ここ最近トレンドとなっている80年代グループ5マシンとなりました。ドイツのビルダーからの1台で、ポルシェ、BMW、そしてドイツフォードのカプリと3台のマシンが揃っての展示でした。ドイツのザクスピード仕様のマシンは実車のイメージのカラーリングで、ドアのプリントも上手く融合しています。ワイド感と車体の薄さがレーシーな雰囲気抜群です。

Best Formula


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Advanced Racer / Builder: ユーリ

 フォーミュラー枠は毎年エントリーが少ないですが、今年はかなり個性派なマシンが登場してきました。アニメのサイバーフォーミュラを参考に、オリジナルの自立機動マシンとして製作されたものです。アニメのように前2軸の6輪となっており、フロント4輪がウィングごとステアするギミックがあります。実質的に該当車全1台のアワードですが、かなりセンスのある造形でアワードに相応しいビルドです。

Best Rally


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Builder: ぽん太

 4幅で作ると非常に魅力的になるラリージャンルは今回も該当となる車両が多数並びました。バランスよくまとまっているマシンは他にもありましたが、ビルドの攻め具合に関してこの車が最も光るものを感じました。マシンの速さを表現するサイドの斜めのタイルが非常にセクシーです。リアハッチとフロントカウルのオープンギミックがあり、もちろんエンジンまで作り込まれています。

Best Dragster


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Dodge Charger Daytona / Builder: Onkelsepp

 ドラッグレーサーも色々な年代、色々なスタイルがあり、あえてどの車をアワードにするか悩むところになりました。しかし最も大きなインパクトのある車ということで、ドラッグ仕様のデイトナを選ぶことにしました。マッスルカーのボディに大きなエアスクープ、リアウィングとワイルドなプロストリートになっており、このオーラは今までの4幅車にはないものでした。

Best Off Road


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Builder: 最澄

 今年のオフロードはスポーツカーです。昨年のHCSで展示されたデトマソパンテーラのオフロード仕様を元にしたビルドです。パイプフレームやスペアタイヤなどバハのような装備と、ホイールディスクなどのサイバーな要素が組み合わされたテーマを強く感じます。フロントタイヤは沈み込むようなキャンバーが付けられ、リアリティのある立ち姿を意図的に演出しています。

Best Drift


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Mazda RX-7 / Builder: 最澄

 4幅車にシャコタン車は多いですが、いかにもドリフトな雰囲気を出すのはまだまだ難しく、アワード選定も特に難しいです。このFCは結構な旧作ですが仕様変更を繰り返しながらクオリティを高めてきた1台です。大胆なキャンバーとエアロ、そしてウィングの組み合わせがストリートスタイルなドリ車そのもので、やはりこのFCの他に相応しい車はいないだろうということで2度目の受賞ながら今年のベスト・ドリフトに決めました。

Best Movie Car


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Mitsubishi Eclipse / Builder: Tom

 ワイスピのエクリプスはなんと2人のビルダーによる競作となりました。1台目はベスト・スポコンにしましたが、もう1台はベスト・ムービーカーとしてアワードにすることにしました。どちらも甲乙つけがたく、こういった形でどちらも受賞としたのですが、こちらのビルダーはエクリプスだけではなく、ワイスピの劇中車、その中でもスポコンとドリフト系のみ19台もエントリーしてくるという気合いの入りようでした。そのためムービーカー枠のアワードとしました。

Best Stock


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Mitsubishi Delica Starwagon / Builder: renrabo

 ノーマル枠の中で現代車のアワードです。といっても今回のチョイスはかなりネオクラシックな車になりました。4幅だと地味に人気の高いデリカスターワゴンですが、またしても素晴らしい作例が登場しました。足元とフェンダーの組み方が素晴らしく、ハイリフトな雰囲気がよく表現されています。サンドブルーを使った純正風のボディカラーの再現も非常に素晴らしいですね。

Best Classic


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Citroen DS / Builder: つきくさ

 昔から4幅車として人気の高いDSなどのシトロエン車が、今年は多数並びました。DSはかなりたくさんのビルダーが果敢にもチャレンジしてきた車です。その表現として今年一番目を惹いた車としてこちらの車を選びました。テクニックパネル、ラウンド風防の採用など現代のレゴ4幅車でできることを駆使したビルドで、さらに2人乗りまで可能な完璧ともいえるクオリティです。

Best Vintage


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Peugeot Vis A Vis / Builder: ムラにゃす

 初期の自動車を作るのが得意なこのビルダーが今年もやってくれました。年代は何と1891年、プジョーの歴史の中でもかなり最初の方のページに登場するヴィザヴィという自動車です。まるで馬車に乗るかのようなシートポジションと、スポークホイールの組み合わせが最高にヴィンテージな雰囲気です。白いボディと赤いシートのオシャレ感はフランス製のエレガントさを感じます。

Best Camper


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Builder: マッキー

 2019年の横浜ホットロッドカスタムショーにて私も拝見したハイラックスのウィネベーゴキャンピングカーを、レゴで再現した車です。フロントはもちろん4幅、架装となる後半は思い切って6幅という広さで作られています。この広さなのでしっかり中も作られていました。大きな車体でローダウンした姿は、実車同様にクールなものになっています。

Best Patrol


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Builder: Lime

 昨年もエントリーしていた車ですが、その時には惜しくもアワードにできなかった車でした。今年はドーナツ屋の情景に置くために持ってきたようですが、この素晴らしい雰囲気の車を改めてアワードを与えられるチャンスとなりました。現代的なSUVのパトカーは、従来的なセダンのパトカーと全く異なる質感のビルドで再現されています。マイクをハブキャップに見立てたホイールの表現がずば抜けています。

Best Worker


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Builder: Lime

 最近は働く車ジャンルも本気でアワード狙いのビルドが増えてきたと感じます。こちらは昔のレゴによくあった古いカラーリングのシェルのタンクローリーを、現代のビルテクで作ったものです。ボンネットタイプのトラックは4幅車以前のHOミニカーからの引用とも見ることができます。もちろん足元はスラムドして、歴戦の参加者ビルダーたちからの注目を集めていました。

Best Military


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Kettenkrad / Builder: もり

 今年はミリタリー系車両だけで結構な並びが形成されており、確実にジャンルとしての盛り上がりを見せていました。そんな中でアワードは小さな車両になりました。戦車の履帯が付いたバイクという、第二次大戦の乗り物です。このユニークなスタイルをこのコンパクトな空間だけで巧みに表現したのがこのビルドです。車体は小さくても与えるインパクトは絶大で、今回のアワードになりました。

Best Retro


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Builder: Lime

 2個目の新規アワードがこのベスト・レトロです。古いレゴの雰囲気を取り入れた車のためのアワードです。このアワードは事前告知していたので、今年はやけに古いレゴをイメージしたビルドが多かったと思います。
 この車は1998年のレスキューシリーズのオマージュとなっています。製品ではシールだった三角形のロゴがパーツで表現されていますね。キャノピーを当時と同じパーツを使っているものの、ビルドそのものはかなり現代的なので、レトロ作品としてはあくまでオマージュに留めたものです。ただこの車は昨年のHMRからエントリーしており、アワードの新設とは関係なく作られたものなので、まさに自由な発想のものなのです。こだわりを感じた1台でした。

Best Design


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Hellovan / Builder: Spektrobiler

 オリジナルデザインのアワードです。例年だと、いかに普通とは違う形を生み出すかということに苦心しているアワードですが、今年は普通のトラックベースの車を選びました。というのもこの素晴らしいハロウィン架装を評価できるカテゴリーが他になかったからです。ミニトラッキンのようにリフトしたシェルは、生きたモンスターのような表現です。自由な発想とカスタムが融合した見事な1台です。

Best 3-Wheeler


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Peel P50 / Builder: ムラにゃす

 3輪車部門は毎回個性的な車が顔を揃えます。ことし注目したのは、イギリスの超小型車ピールP50です。驚くほど小さな乗用車として有名なこの車は、レゴでの作例も結構たくさんあります。今回のビルドはその小ささを存分に表現するために、ボディはきっちり3幅で作られます。しっかりミニフィグ乗りをさせることでボディがいかに小さいかを雄弁に語ります。

Best Motorcycle


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Builder: つきくさ

 バイクはまだまだ数が少ないと感じつつも、今年もしっかりとレゴで作った小さなバイクが並びました。このバイクを選んだ大きな理由はとにかく小さいというところにあります。カーショーではビートルと共に1枚のカーペットの上に並べられていました。それだけ小さいということであり、4幅車と並べた時にスケール的にマッチするサイズ感となっているわけです。組み方の独創性も素晴らしいです。

Best Function


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GMC Topkick "Dubstep" / Builder: renrabo

 ベスト・ファンクションはギミックの評価のためのアワードです。今回の選定は大きな車体のトップキックというトラックです。ギミックなどなさそうなトラックに見えますが、車高の調整機能があり、まるでエアサスのように地面に降りることができます。車高調整機能はシャコタン系4幅車だと一応備わっている場合も多いですが、ボールジョイントを駆使した仕組みが非常に頑丈で、リアルなエアサスの雰囲気を出していたのでこのアワードに選ぶことにしました。

The Outlaw


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The Outlaw / Builder: さく

 違法ビルド向けのアワードです。最近はますます違法ビルドが発達してきていますし、普通のアワードにもシールやメッキなどの違法要素が多数入ってきています。そんな中でこの消防車の何が凄いかというと、フェンダーです。ジュニアカーベースからフェンダーフレアのみを切り出しているんですね。普通のシティフェンダーとは異なる形状のオーバーフェンダーをセットし、素晴らしいカスタム消防車を作っています。

Best Fire


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Builder: つきくさ

 こちらが3つ目の新アワード、消防車向けのベスト・ファイヤです。ここ最近にわかに消防車ビルドが盛り上がりを見せており、ここはアワードなしではもったいないと思い、直前で追加しました。
 こちらのスラムド消防車はそんな中でも先駆的なビルドで、ここから消防車のカスタムが広まったといっても過言ではありません。クラシックな車体をベッタリ着地車高にして、ゴールドのホイールでクールに決めています。バンパーやグリルは白になっておりクラシカルで、シャコタンとのギャップが一層クールですね。

Best Hauler


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Best hauler / Builder: テイラミック

 今年はショーカーを運ぶ積載トラックが非常にたくさん集まりました。そしてカスタムカーを運ぶトラックの方もカスタムしつぃまうのがカスタムカービルダーというものです。その中から特に個性的なトラックを拾い上げたのがこちらです。フロントタイヤよりも前に飛び出したデザインが未来的で格好いいトラックです。さらにジュニアカーベースを真ん中に利用しているパーツ使いも、アワードカーとしては驚きかと思います。

Best Dekotora


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Fuso T951 "富士屏風" / Builder: Sakurai

 デコトラばかりを作っているこのビルダーの新作が見事にアワードをゲットしました。カーショー会場には彼が持ち込んだ6幅トラックが何台も並びました。彼が目指すスタイルは昔ながらのデコトラで、これも80年代スタイルをイメージしたものです。コンテナアートは富士山で、モザイクとタイルの丸みを融合した組み方に工夫がありますね。色合いがビンテージで雰囲気が素晴らしいです。

Best Bus


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Wrightbus New Routemaster / Builder: ユーハチ

 有名な2階建てのロンドンバス、その現代版がこのニュールートマスターです。4幅車やレゴトレインと合わせたスケールで定番の5幅で製作され、窓の多いボディで中のシートまでよく見えます。写真からは見えていないサイドですが、斜めに切り込んだデザインもスロープで上手く取り入れられてしっかり現代的デザインが再現されています。

Ponta Pick


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Builder: はやピー

 ドラッグレース仕様として太いリアタイヤをセットし、ウィリー状態でカーペット展示されていたマシンです。審査員のぽん太さんのこだわりである強度・剛性は明らかに足りないと見て取れるものの、コンペティションらしい荒々しさが強く感じられる点が大きなポイントでした。カラーリングもシェル風の赤と黄色で良い雰囲気でした。

Sekiyama Pick


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Builder: 油性ペン

 東ドイツ車ということでかなり個性的なオーラをまとったバンです。それも泥棒一味が逃走しているところというストーリー付きで、窓からは袋が飛び出しています。審査員の関山さんの選定基準としては、2人乗りというのが大きなポイントで、ハラキリなしでミニフィグを収めているのが決め手となりました。またリアドアも反対側がオープンして、実際の乗り降りはできませんが後ろの乗員にも配慮した構造にもなっています。

Tamotsu Pick


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Ford Model-T Fire Engine / Builder: ムラにゃす

 最後に私が個別にピックアップした車です。今年は消防車アワードを新設したものの、この素晴らしいモデルTの消防仕様を選ぶことができませんでした。またホットロッドのアワードにするにしても、奇を衒っている感がありました。そこで今年のTamotsuピックとして選ぶことにしました。元々ノーマルの消防車として製作されたものでそちらも大変すばらしかったのですが、それを大胆にもカスタムすることでベースの良さとセンスの良さを証明しています。



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 アワード受賞者にはランクソボトルという、中古パーツの詰め合わせが1個贈られました。ランクソというのはランダムなクソパーツのことです。中古のパーツを色別に仕分けし、ランダムにボトルに詰めます。ヒンジなどの組み合わせて使うべきパーツが片方しか入っておらず、ドアなどの左右ペアのパーツが片側しか入っておらず、タイヤにように2個セットで使いたいパーツが1個しかはいっていないという、そういう意味でのランダムなクソパーツです。
 特別なアワードとして3つの審査員ピックアップは、各審査員が用意した賞品の小箱が贈られました。そしてベストオブショーはレゴの大箱が賞品です。

 さてここまでで今年の全てのカーショーアワードを紹介しきりました。エントリーは500台オーバー、そしてアワードも50個以上とあり、単純な確率でいうと10分の1程の車がアワードとなります。これが多いと感じるでしょうか。それとも少ないと思うでしょうか。少なくとも、「まぐれでも1個くらいはアワードがもらえるだろう」という考えは成立しません。カーショーアワードは非常に厳しいものです。私はアワードに値する車しか選びませんし、エントリーが何百台だろうと、いい車がなければアワード該当なしにします。しかし今年はこのアワードたちが全て埋まりました。それはアワード審査の私ではなく、参加したビルダー皆さんの力が作り上げたものです。

 10年前に4幅車のアワードが50個以上もできるなんて考えられませんでした。ただレゴ4幅車で本物のカーショーと同じことがやりたいと、その夢だけでやってきたことです。今はその夢をも超えた素晴らしいイベントが現実の物となっています。それもたくさんのビルダーがHMRに参加してくれるからできることです。
 今や世界中の人たちが私たちの4幅車シーンに注目しています。世界からエントリーカーが集まってきます。世界のどこに行っても、HMRと同じイベントはやっていないのです。YouTubeやネットでレゴのカーショーについて検索しても、Minifig Rides以外にヒットする結果はありません。日本だけ、HMRという最高の舞台は群馬でだけ行われています。もしあなたが日本にいてこのブログを翻訳なしで見ているとしたら、相当ラッキーということです。

 10年続けてきて4幅車界隈の成長と変化を感じるようになりました。今年のアワードはベテラン勢から若手、そして海外勢と幅広い層が満遍なく取っていった印象です。ただ特に若手勢の成長と活躍は目覚ましいものがあり、今回は小学生ビルダーも対等なアワード争いの場でトロフィーをゲットしていきました。やはり全体的にも若手のアワードゲットが一番多いです。それはオジサンである私が、若者や子供に配慮しているわけでは決してありません。
 アワード審査に本人の姿は無関係です。年齢、性別、国籍も関係ありません。完成され、カーショーに並べられた車だけを見ます。ですから皆さんは安心してビルドに集中してください。これから何歳になっても、HMRでは対等な立場としてビルドを競い合うことができます。

 もちろんまた来年もHMRは開催予定です。皆さんまた来年も参加をお願いします。そして今年来れなかった方、まだ来たことがない方も次回はぜひ参加しましょう。Hot Minifig Ridesは世界でただ一つのイベントです。最高の体験になることを約束します。
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