【Flickr】格好いいレゴのドラッグスターはこう作る!
Lil Red Fueler
User: eyescream54
Lil Red Fueler 10 Flickr - Photo Sharing!
アメリカの自動車文化はドラッグレース抜きには語ることはできません。レゴでホットロッド文化を形にするときも、ドラッグレーサーは避けては通れないテーマなのです。
作品のタイトルとなっているフューラー(Fueler)というのは古いタイプのドラッグスターのことです。ドライバーよりも前の位置にエンジンが載っているのが昔のスタイルの証で、現在のトップフュエルなどのマシンではエンジンはドライバーの後ろにマウントされています。

1989 #6526 Red Line Racer
さてこの細長いボディのドラッグスターはレイルとよく呼ばれていますが、レゴではこのタイプのドラッグレーサーは過去何度も製品化されています。例えば上の6526などです。しかしレゴが出してくるレイルはどれもボディが貧弱に見えて全く魅力的ではありません。今回の作品はそんな公式製品の体たらくを打ち破る1台としてMOCの底力を見せ付けてくれました。

長いフロントノーズは、全長の長いカーブスロープの形をそのまま活かした形となっています。先のセットが出た80年代にはまだこんなパーツは存在しませんでしたからいい時代になったものです。そしてフロントタイヤに自転車のホイールを使っているのが大きなポイントです。フロントにこの貧弱なタイヤを持ってくると、一気に雰囲気が本場のドラッグストリップへと豹変するような、効果の高いパーツです。ホイールの僅かな突起を蛇口パーツの小さな穴に差し込んでおり、公式ではありえない組み方がMOCの強みです。エンジン部分はヒンジブロックとエアスクープを使った定番の組み方ですが、形状サイズ共に的確な表現ですね。また気になるのはメッキのマフラーですが、こちらはレゴのパーツではなく、互換性のある社外ブロック製品から持ってきたものです。こうした裏技ができてしまうのもまさにMOCです。

こちらも若干無理やりなウィングや、ウィリーバーの組み方などもとても参考になります。パラシュートボックスには金の延べ棒(銀ですが)が当てられるなど、パーツの見立ても面白いです。適度な精密さが非常に魅入られる作品です。今度はこのテイストをできるだけ維持しつつ、完全なフィグ乗りにすることをどうしても考えてしまいますね。
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