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【歴史】ホワイトウォール/ホワイトリボン・タイヤはなぜ白い?

1932_Nash_1082R.jpg

 なんとなく気になって調べてみたものですが、あんまり日本語化されていないようだったので記事にまとめます。大雑把な理解度ですので、正しい見識をお持ちの方はコメント欄に書いていただけると閲覧者にとっても助けになると思います。




 それなりに車が好きな人であれば、クラシックカーに側面が白くなっているタイヤが付いているのを見たことがありますよね。側面全体が白くなっている(白いところが多い)のがホワイトウォール・タイヤ、細い帯状に白いリングがある(白いところが少ない)のがホワイトリボン・タイヤといいます。カスタムパーツとしてホワイトリボン・タイヤを履いている車も見ますね。これを付けていると品があってオシャレに見えます。しかしどうしてタイヤに白いラインを入れるのでしょうか。そこに何かしらの目的があるのかと疑問に思う人もいるでしょう。
 私はなんとなく答えは知っていましたが、今回改めて調べてみたら思ったより面白かったのでここにまとめることにしました。

1904-auburn.jpg
Whitewall tire - Wikipedia, the free encyclopedia
 ウィキペディア日本語版のタイヤの項目にはホワイトリボンのことについてはほとんど触れられていません。英語版にはまさしく"Whitewall Tire"の項目があり、ここに詳しい歴史が書かれています。私の英語の理解度が低いので詳細はリンク先で確認されることをオススメします。とにかく分かったことは「昔の車はタイヤが白かった」ということです。上の写真は1904年のオーバーンで、タイヤは全体が真っ白です。この事実は私にとっては結構衝撃的でしたが、これによって色々なことに合点がいきました。
 そもそもタイヤの素材である天然ゴムの色は白です。消しゴムとかは白いですよね。なのでゴムで作られているタイヤも当然白くなるわけです。ただ初期の白いタイヤは耐久性の面で問題を抱えていました。

1932-Ford-V8.jpg
1932 Ford - Wikipedia, the free encyclopedia
 そこで次に登場したのが側面だけが白いホワイトウォール・タイヤです。より強いタイヤにするためにトレッド面に炭素を加えてコーティングしています。黒いのは炭素の色なんですね。これによって耐久性が上がりました。つまり、「なぜタイヤの側面を白くするのか?」という疑問はそもそも疑問の持ち方からして間違っていたのです。本当は白いタイヤのトレッド面を黒くコーティングしていたのですから。

2nd_Buick_Riviera.jpg
Buick Riviera - Wikipedia, the free encyclopedia
 そしてそのうちに側面まで黒い素材でコーティングされるようになり、タイヤは全身が真っ黒になりました。しかし白いタイヤの名残はその後も見ることができます。元々白かったタイヤが突然黒くなると違和感があるため、白いラインを入れたホワイトリボン・タイヤが登場しました。こうなると白い部分は本当にただの飾りになります。このタイヤはアメリカだと80年代くらいまでしぶとく使用されていたため、見たことがある人も多いと思います。画像は1969年のビュイック・リビエラです。

329-1.jpg
329-1_ Antique car _ Brickset_ LEGO set guide and database
 白いタイヤはレゴの中にも見つけることができます。こちらは1967年リリースのアンティーク・カーというセットです。戦前のクラシックカーを再現したモデルです。白いタイヤは玩具としてのディフォルメではなく、昔の車はタイヤが白かったということを自然体で再現しているためだったのです。

0918-poison-pinto.jpg
Pink Poison Pinto Party! « Wheel Close
 アメリカンカスタムで多用されたレッドライン・タイヤもホワイトリボンの流れを汲んだカスタムパーツです。1968年登場のホットウィールでは、全車種にレッドラインが入れられました。当時のトレンドアイテムだったわけです。しかし現在のカスタムシーンではほとんど使われることはなくなりました。画像のホットウィールは古いスタイルを再現した最近のモデルです。

 これらのことからして単純に想像すると、60年代くらいまでは、昔のタイヤは白かったという記憶が人々の中にまだ残っていたのでしょう。現在のレゴでもたまにクラシックカーがセットに入っていることがありますが、タイヤは当然のように黒ですね。
 黒いタイヤが普通になった現在の感覚では「ホワイトリボンが白い意味はあるのか?」という疑問が出るのも当然です。でも歴史的に見て古い方から順に追っていけばその理由も明確になりますね。必然から生まれた形が、意味のないものになってまで残っていくということに、人が作り出す文化というものの真骨頂を見た気がします。

DCIM1904.jpg
 私が最近乗り始めた1979年のポルシェ924も実はホワイトリボン装着車です。前オーナーが履かせたものですが、そろそろボロボロになってきたので惜しくも普通のブラックウォールに交換予定です。車全体がボロいというツッコミは受け付けません(笑)。
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2 Comments

コバ says..."気になっていました"
はじめまして。
私も、70年代の旧車乗り(76年の日産チェリーfiiセダン)で、ホワイトリボンタイヤについては、その経緯について旧車好きになってからはずっと気になっていまして、検索してみたら、貴方様の記事に辿り着きました。
最初は実用性があったとは驚きでした。
50年代や60年代のアメ車のカタログを見ると、ホワイトリボンタイヤが上級グレードに装着されている事が多い感じなので、ただの装飾かと思っていました。

ポルシェ924、かっこいいですね^ ^
944のデザインより、シンプルでより70年代ぽい感じが子供の頃から大好きでした。
大事にしてくださいね^ ^

では。
2016.11.10 08:15 | URL | #/5Bg5sjM [edit]
Tamotsu says..."Re: コバさん"
はじめましてコメントありがとうございます。
調べごとのお役に立てたようでよかったです。
私もタイヤが白いっていうのはちょっとショックでしたが色々と合点がいきました。

古い車にのっているんですね!
私もどちらかと言うと自分で乗るなら古い車の方が好きです。
924はこの写真から1年経ちましたが、ボディの塗装は綺麗になりました。
ただ水漏れによりまた入庫する予定です(笑)

また当ブログにお越しください。
2016.11.10 22:47 | URL | #dNm2mw72 [edit]

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