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ドラッグレースってどんなレース? | YouTube

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 当ブログでも度々登場するワード「ドラッグレース」ですが、今回はそんなドラッグレースについてなんとなくしか分かっていないという人のために、一度もドラッグを走ったことがない私がゆるく解説をします。これを読めばドラッグレースの観戦くらいはできるようになるかもしれません。




 ドラッグレースとは、直線コースで行われるレースのことです。普通のレースならコーナーがあって周回できるコースをぐるぐる走るものですが、ドラッグレースの場合はスタート地点からゴールまで真っ直ぐ走りきって終了です。長い直線コースを作るのは難しいので1/4マイル(400m)というごく短い距離で行われることが多いです。ですから勝負はものの10秒ほどでついてしまいます。
 さてここまで説明するとドラッグレースとは何か、ということの説明はほぼ終了してしまいます。何せ世界でも最も単純な発想で行われるレースといえます。しかしこの「簡単」なレースはアメリカを中心として絶大な人気があり、公式レースからストリートまでたくさんのドラッグレースが行われています。映画のワイルドスピードを観た人ならストリートで行う4台並びのドラッグレースを覚えていますよね。

 公式なドラッグレース競技を仕切っているNHRAという組織があります。NHRAは全国ホットロッド連合(National Hot Rod Association)の略であり、ここがドラッグレース界の頂点に立つ組織にあたります。なんでドラッグレースの組織なのにホットロッド?って思うかもしれませんが、ドラッグレースとはホットロッドであり、ホットロッドはドラッグレースなのです。そんなもんだと思ってください。

 さて今回は実際の公式レースを知ってもらうために2015年9月にインディアナポリスで行われたNHRAプロ・モッドのレースを見ていただきましょう。



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 今回紹介するのに選んだのはプロ・モッド(プロ・モディファイ)というカテゴリーです。上位カテゴリーだとトップフューエルとかファニーカーがありますが、車の改造法やスピードなどが別次元すぎるので、もうちょっと車っぽい感じのカテゴリーということで選んでみました。車っぽいと言っても上の画像を見れば分かるとおり、元もとの車からは激しく改造されています。大きなリアタイヤに対して極端に小さなフロントタイヤ、そしてそれを覆うボディも専用にデザインし直されています。トイザらスなんかに行くとこんな感じにディフォルメされた洋物トイをみかけることがありますが、あれらは決して子供の空想の産物ではないのです。
 もっと昔から続いている人気カテゴリーのプロストックと似ていますが、プロモッドの場合はスーパーチャージャー、ターボチャージャー、またはNOSという過給が許されています。なのでこんな屋根より高いスーパーチャージャーが付くのもプロモッドならではです。また車も新しいモデルや古いモデルなどバラエティに富んでいて見ていて非常に面白いです。

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 スタート前に行う儀式がバーンナウトと呼ばれるものです。駆動輪である後輪を勢いよく空転させて地面に激しくこすりつけます。そうするとマシンはご覧のように白煙を上げながら前に飛び出します。これはこれで一つの興行として成り立ってしまうほど迫力がありますが、意味もなくやっているわけではありません。摩擦熱でタイヤを暖め、グリップ力を高めているのです。グリップ力が高まるとタイヤが地面に食いつきやすくなり、強大なエンジンパワーを確実に地面に伝えられるようになるのでつまりスピードアップになります。F1でもスタート前のフォーメーションラップ中にわざと蛇行運転してタイヤを暖める行為が見られます。ドラッグレースの場合はコースが短いので、こうして短距離で効率的にウォームアップできる方法が行われているわけです。

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 バーンナウトで前に飛び出したマシンは再びスタート地点に戻るためバックしていきます。このとき皆さんドアを開けていますが、どうやらバーンナウトしたときの煙が車内に充満してしまうようです。自動的に換気するファンなどはもちろん付いていません。余計な装備は無駄な重量になってしまいますから、こういったところは非常にアナログです。バックするマシンをクルーが追いかけていますが、後ろが見えないドライバーが真っ直ぐ下がれるように方向の指示を出しています。

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 スタート前になにやら白い煙を放出している車がいます。これはNOSのパージバルブから無駄なエア抜きをして、ホース内のナイトロがすぐにエンジンに噴射される状態にしているところです。ワイルドスピードX2のGT-Rがやってるやつと言ったら分かる人も多いでしょう。

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 さていよいよ2台のマシンがスタート地点に着こうとしています。ここで真ん中に立っているスタート用のシグナル、通称クリスマスツリーに注目です。ここで向かって左の黒いファイヤーバードの方は青いライトが完全に点灯しています。対して青いカマロは半分だけ点灯しています。スタートラインの地面にフロントタイヤの位置を判定する光電管センサーがあり、マシンが位置に着くとこの青いステージ灯が点くようになっています。この時ファイヤーバードは完全に位置についており、カマロはもう少しで位置につくという状態を表しています。
 ちなみに昔のステージ灯は黄色い電球が付いていたものですが、今のプロレースではLED化されているんですね。

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 2台が位置につき、ステージ灯が完全に点灯すると次は自動的に黄色いカウントダウンライトが点灯します。カウントダウンライトは3つ並んでいますが、3つとも全部一気に光ります。

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 黄色が光ると0.4秒後にグリーンシグナルです。マシンは轟音を上げて発進していきます。グリーンの下にはさらにレッドシグナルも付いており、フライングすると点灯するようになっています。このスタートは両者ともきれいなスタートをきれたようです。
 というわけで皆さん分かったと思いますが、スタートのタイミングというのは両ドライバーたちによる協力と駆け引きによって決定されるわけです。マシンがブォンブォンと吹かしながら慎重にスタートラインに近づいていくのは、この駆け引きが行われているからです。私は実際にドラッグストリップでスタートを切ったことがあるわけじゃないので、具体的にどんな駆け引きが行われているかは知りません(適当)。

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 1/4マイルを走りきったマシンからはパラシュートが放出されます。パラシュートはものすごいスピードのマシンを確実に停止させるためのこれまたアナログな装置です。いくらマシンの技術が進歩しようとも、空気抵抗の力によるブレーキほど強力で不具合のない方法はありません。また電光掲示板にはゴールした瞬間のタイムと速度が表示されます。この表示ではタイムが5.959秒、速度が248.39mphつまり約400km/hに達したと言っています。めちゃくちゃ速いですね。映画のストリートドラッグの世界だと10秒がすごく速いことになっているのに、この車は6秒以下で走り抜けるわけですからやっぱりプロの世界は次元が違います。

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 勢いづいた車の前輪が浮くウィリーの瞬間です。フロントが持ち上がると前が見えなくなる上に、ハンドルも全く利かなくなるという危険な状態です。後ろにはこれを抑止するためのウィリーバーという補助輪が付いていますが、完全に接地しているわけではないので軽いウィリー状態は珍しくないようです。ウィリーは危険であると同時にギャラリーにとっては興奮の瞬間でもあります。綺麗なウィリーをきめて走りきればきっと大きな歓声が送られることでしょう。

 以上で簡単にドラッグレースの説明をしました。ただなんとなく2台の車が走っていると思ったら、結構奥が深いものです。超簡単なレースではありますが、しかし勝つのは簡単ではありません。お互い走る条件は同じなわけですからどこかで相手より一歩前に出なければいけないのです。またハイスピードなドラッグレースはコーナーが一つもないにもかかわらず危険な大クラッシュのリスクと隣り合わせです。車は本来真っ直ぐには走りません。最高速がとてつもないこともあり、F1などの他のレースに比べても死の危険性が高い競技といえるでしょう。

 最後に混同しやすい用語の説明
・ドラッグレース……直線コースを2台以上の車で走るレース。距離は関係なし。
・ゼロヨン……静止状態から400m先までフル加速で走ること。タイムアタックでもゼロヨンなのでレースとは限らない。

 一番ポピュラーな形式だとドラッグレースはゼロヨンで競われることが多いので混同しがちですが、意味の違う言葉なので注意が必要です。
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