MOBY DICK:白いポルシェレーサー | HMR - 4-Wide Lego Cars Blog - レゴ4幅車ブログ

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MOBY DICK:白いポルシェレーサー | HMR

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Porsche 935 "Moby Dick" / Builder: Tom

 モビーディックというのは世界でも最も有名な小説、またはその作中に登場する巨大な鯨の名前です。といっても読書家ではない私はその小説を読んだことはありません。しかしその名前は馴染み深いものです。



 ポルシェ935は数多くの勝利を手に入れたレーシングカーです。70年代から80年代にレースの世界でポルシェの最強神話を築いた伝説の一角でもあります。935というのはその名のとおり930ターボのグループ5仕様です。しかしフラットノーズ化された姿は元もとの姿とは大きく表情が異なり、ルマン向けにロングボディとなった最終型ではそのルーフ以外に911のラインを見つけ出すのは難しいほどのモディファイがされています。そのマシンには白鯨に似たその姿からモビーディックという二つ名が与えられました。
 このポルシェ935は今年のHot Minifig Ridesでベスト・レーシングに選んだ車です。私のブログでは4幅車はフィグ乗りを主体に取り扱っています。カーショーのアワード選定についても同様にフィグ乗りを優先的に評価しています。しかしこの車はフィグ乗りではありません。今回のカーショー、また第一回だった前回を含めてもフィグなしのアワードカーはこの1台だけです。

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 この車はまるでカーブスロープの見本市のようです。フロントノーズからルーフ、そしてテールまでカーブを使ったきれいなライン取りを実現しています。ポッチが全く露出しないボディの表面は美しいと表現するのに全く差し支えないでしょう。4幅車がただの四角い乗用車だった頃には考えられなかった造形が今のレゴパーツでなら可能です。ただしそれはパーツを生み出しているレゴ社だけが偉いわけではありません。パーツを使って形を生み出すビルダーがいてこそのレゴという素材が活きるのです。

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 ボディは5ポッチ幅、ただしルーフやドアなどのキャビン周りが4幅になっていることから、しっかりと4幅の911をベースに考えられていることが分かります。5幅でワイドボディを作ることによって、ルーフとフェンダーの官能的なラインも両立できています。赤と紺でモザイク的に表現された模様は確かに解像度としては非常に低いものです。しかし私たちはこれをちゃんとマルティーニカラーだと認識することができます。もし私ならこのサイズであのストライプを再現することなど最初から諦めていたでしょう。しかしこのビルダーは不可能とは思わずに、こうして形にしてしまったのです。4幅車ビルドは学ぶことがなかなか絶えません。

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 フィグは乗らないので床は開いたままになっています。タイヤはトレイン用の小径車輪にはめています。赤いフロントリップの取り付け方はかなり工夫が見られます。特に低い位置に取り付けられたリップのおかげで、見た目もかなり向上しています。また後ろを見るとテールライトも再現されていることが分かります。

 カーショーアワードの選定は今のところ私一人で行っていますが、車を選ぶ上での悩みは尽きることがありません。同じ人からは選びたくないとか、フィグ乗りのいい車を選びたいとか、私として考えているところは多くあります。しかしブレるべきではない最も大切な信条は「一番格好いい車を選ぶ」ことであり、そんな車を作ってこられたらもう私の負けです。今年はこのポルシェがそうでした。

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