How We Roll!:転がし可能な鬼キャンテク | 吉祥寺レゴオフ
Builder: 最澄
4幅車のスタンスビルドにまた新しい波がやってきました。シャコタンヤクザな読者は必見です。これであなたも強烈なキャンバーを獲得できるでしょう。
タイヤの取り付け方において、キャンバー角というのはその一要素です。現在はあえてキャンバーを大きくネガティブにするスタイルが現実のカスタムでよく見られます。4幅車ビルダーたちも実際のシーンに習って、タイヤを斜めに取り付ける工夫を始めました。
今まではペグ軸のホイールでないと、回転可能なネガティブキャンバーは実現できませんでした。細軸ホイールはクリップで斜めにハメ込む手法が確立されましたが、その代わりにタイヤの回転は犠牲になりました。しかしレゴは常に進化を続けています。新しい車軸パーツの登場により、私たちが長らく求めていたことが実現可能になりました。細軸ホイールの回転を残しつつ、キャンバー角を付ける方法の誕生です。
さっさと正解を知りたいと思うので裏面の写真をまず載せます。新しく登場したのは1x2プレートに片側のみ車軸が出ているパーツです。今までの両側に軸が伸びていた車軸だとゼロキャンバーにならざるをえませんでしたが、これによって左右のタイヤを別々の方向に向けることができるようになりました。しかし意外と車軸を斜めに固定するのは簡単ではありませんでした。それでもパーツにポッチが付いている限り、方法は必ずあります。車軸プレートの裏にクリッププレートを取り付け、棒と接続することで自由な角度付けを可能にしています。そして問題は中心となる棒の固定方法です。サイドエアロを支えている1x1ブロック(実際は側面ポッチ付き)の裏に、穴あき丸ポッチを付け、クリップバーを差し込んで白の3Lバーを掴んでいます。フロント側はさらに棒がバンパーの保持の役割も担っています。
レーサー5スポークホイールでこのセッティングをすることは今まではただの夢でしたが、これからは自分の手に入れることができます。キャンバーは傾いていますが、ホイールに純正の軸がしっかりセットされているのが見えますね。細軸ホイールはデザインが豊富ですから、また新しい車が続々と生まれそうです。
車高を低く見せるエアロ盛りで、足回りに見合ったスタイルの車になっています。ウィングや派手なグラフィックがないのが現代的なシンプルスタイルです。
4幅車のフィッティングは常に発展途上にあります。今回のこの方法は決して使いやすいものではありません。この車もフロントバンパーの取り付け強度などに問題があるようです。車軸の固定方法はこれだけではないでしょう。レゴ社から素材は与えられたわけです。あとは私たちの工夫次第で理想を実現できるはずです。
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