It's So Clean!:シンプルさの権化レッドスレッド - 4-Wide Lego Cars Blog - レゴ4幅車ブログ

4-Wide Lego Cars Blog - レゴ4幅車ブログ

I said Legal Lol. ヨンハバシャコタンヤクザ. Welcome to Minifig Rides car show. This is how we build....4WLC!
1

It's So Clean!:シンプルさの権化レッドスレッド

limesled_1.jpg

Builder: Mugen

 ここに紹介するのは先日行われたHot Minifig Rides 2017のベストオブショーを獲得したアワードカーです。この車がカーショーのトップを獲った理由は、まずは何から説明したらよいでしょうか。



 まずこの車を見るに当たって大前提となるのは、この車が「レッドスレッド(Lead Sled)」というカスタムカーを再現したものであるということです。当ブログをよく見ている方なら、車には色々な改造ジャンルの名前があることを知っているかと思います。例えばフェンダーやボンネットを取り外したホットロッドであったり、ハイドロでボディが上下するローライダーであったりと、特徴的な車が思い浮かぶことでしょう。レッドスレッドは歴史あるカーカルチャーの一つですが、先に挙げた二つの名前に比べれば知っている人は少ないと思います。いわばちょっとマニアックなジャンルといえます。
 レッドスレッドの特徴といえば、屋根を切って低く再接合するチョップトップや、ボディの下側を切って車高を下げるチャネリングなど、はんだ付けを使った大掛かりなボディの改造が挙げられます。そうしてできあがった車はストックよりも大幅に車高が低くなり、まるで地面を滑って走るような形になるのです。鉛(Lead)のはんだ付けによって作られた、地面をすべるソリ(Sled)というのが、レッドスレッドの名前の由来であるそうです。
 車の改造という言葉から、ボディにウィングやスポイラーを取り付けることをイメージしているとしたら、レッドスレッドは全く逆を行くスタイルです。その姿はノーマル状態よりもシンプルで美しく、改造に要した手数の多さなど外観からはこれっぽっちも感じさせない完璧な形になるのです。

limesled_2.jpg

 レッドスレッドのベース車となるのは1940年代後半から、1950年代前半にかけてのアメリカ車です。このクラシックな年代のアメ車の造形に関しては、このビルダーが先駆者でありもはやお手の物といった具合です。スロープを横に向けてボリューム感のあるボンネットを作る手法は私も真似しました。屋根はカーブスロープで丸みを付け、高さ1の低い風防でチョップトップ風の造形にしています。高さ2のドアを使うことでウェストラインが上がり、低い屋根をより強調しています。

limesled_3.jpg

 フェンダーは前後ともタイルを横向きに貼ってタイヤを隠し、ローダウンをアピールする形になっています。なめらかなルーフのカーブは非常に美しく、リアエンドまでつながっています。テールに特殊形状のスロープを配置するパーツチョイスなど、この車を構成するあらゆるポイントに感動してしまいます。なぜならこの車はあまりにも完璧すぎるからです。ポッチが一切露出しないボディは、高度なボディワークを施したカスタムカーのように美しく、そして内側に高度なビルテクが隠されていることなど感じさせません。

limesled_4.jpg

 フェンダー部分のタイルの接続方法はこのようになっています。特にリアのスカートはパズルのようにタイルが組み合わされており、それぞれのパーツは1ポッチでボディとつながっています。リアタイヤの上にハーフペグのポッチを出す方法は唸ってしまうようなテクニックです。

limesled_5.jpg

 ボンネットを接続するためのブラケットは1x2+2x2の上向きブラケットで、ボディとは棒で接続されています。黒のTバー付き1x1ブロックが2個並んでいるわけですが、それ自体は半端な高さで浮いているので、下のライム色のクリップでボディとつながっているということでしょうか。自分で分解して写真を撮ったはずが、構造がよく理解できていません。

limesled_6.jpg

 前輪の車軸プレートは突起付きの1x1丸タイルで、下に向いたブラケットと接続されています。パーツの接続の関係性を上手く利用した素晴らしいテクニックです。ポッチをパーツの裏にはめ込む基本的なやり方だけで考えていたらこの車は作ることができなかったのです。そして完成した車からは、この高度なテクニックは決して見えることはありません。

 この車がいたので今年のHMRのベストオブショーは決めるのが簡単でした。300台以上の4幅車の中をどう探しても、これを超える車は一つもありませんでした。おそらく他に参加されたビルダーたちもこの車のすごさは分かっていただけたと思います。この車ほどシンプル&クリーンを体言し、本物のカスタムに近づいた4幅車は他にないでしょう。心配ごとがあるとすれば、来年にこれを超えることができるかということですが……しかし現実はいつも私個人の想定など飛び越えていってしまうものです。

関連記事
スポンサーサイト
該当の記事は見つかりませんでした。

1 Comments

Mugen says...""
紹介と今回も撮影ありがとうございます。レッドスレッドというジャンルを知ったのはTamotsuさんが作られてた車を通じてでした。アメリカ車は何度か作ってきた中でカスタムも考えていたので、今回のテーマに選びました。

ボディは低く、滑らかにするよう心がけました。フロントフェイスは今までの自分のアメ車とも変化を付けられたと思います。高さ2ドアは車によっては有効なのと高さ1ドアに無いカラーも多いのが良いですね。
リヤタイヤ上のペグ穴付きプレートは内部に空間が無いのもあり選択しました。タイヤにも干渉しなくて済んで良かったです。フロントは書かれています通りボンネットとボディをバー付きブロックのバーを介して接続しています。スカートの接続にヘッドライトブロックを使って内部に余裕が少なく選択肢がかなり限られていたと思いましたが、解決策が見つかると満足感がありますね。車軸はバーでの接続ですので、わずかですが車高の調整も効きます。

試行錯誤ありましたが完成出来ると達成感ありました。皆様からの評価も頂けてとても嬉しいです。ありがとうございました。
2017.05.18 20:50 | URL | #lda/mpjQ [edit]

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:http://4widelegocars.blog.fc2.com/tb.php/831-eab75a28