戦前の高級リムジン、ホルヒ853 - 4-Wide Lego Cars Blog - レゴ4幅車ブログ

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戦前の高級リムジン、ホルヒ853

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Horch 853 / Builder: とにー

 戦前という時代はある種「別格」の存在です。戦前のクラシックカーは大抵博物館に収まっているものであり、私たちの生活とは関係ないことがほとんどです。しかしそこには確かに今の車へのルーツがあります。



 ホルヒ853といっても、ほとんどの人はどんな車かも想像できないでしょう。私も分かりませんでした。ホルヒというのは戦前にドイツに存在していた高級車メーカーです。1930年代後半、自動車のデザインは大柄なボディにふくよかな丸みを得てより美しいものへと進化を遂げていました。戦争が始まる前の豪華な自動車の絶頂期に、このホルヒ853は存在していました。

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 ビルダーがこの車を製作した目的は私たちのカーショーへの参加ではなく、ジャパンブリックフェストでのミリタリー合同展示の背景に使うためでした。そのためこれらはショーカーではなく、当時の姿を映したものとしてオリジナルに忠実に作られています。フロントにはホットロッド用グリルを使い、フェンダーにもレゴレーサーズの1x4パーツが配置され、専用パーツの利点を利用した美しいラインを作り出しています。フロントフェンダーは横に配置された4Lバーを根元に、クリップで斜めに取り付けられています。フェンダーの取り付けは左右の自由が若干存在するので、やや広めに4ポッチプラスアルファの幅となっています。これで後ろに使っているシティフェンダーとの幅の帳尻も合うわけです。ボディ本体は完全に4幅に収まっており、その狭い空間の中にサイドのスペアタイヤやミラー、スプリットウィンドウ、ドアの開閉ギミックまで盛り込んだ特盛な1台ですが、大柄で風格のある車体でありながら、オーバースケールには見えません。確かにこれはミニフィグの世界の4幅車だといえると思います。

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 取り上げた黒の車両は特に戦前の雰囲気が感じられる1台です。ルーフ部分に使われているのは濃灰ですが、いわゆる旧濃灰という絶版カラーです。この色の車屋根パーツを持ってくる辺りに、ビルダーの歴の長さを感じます。サイドステップ部分やサイドミラーの新濃灰と比べて赤みが強いことがはっきりと分かります。新旧の色の違いを明確に使い分けている4幅車はかなり珍しいです。しかし新旧色の違いは、グレー系を多用するミリタリービルダーには今でも重要な要素になっているのです。リアはトランク周りをユニット化して、ヒンジで斜めに固定されています。ボディ側の逆スロープでできた隙間にぴったり収まる寸法で、後ろからの見た目もとてもきれいです。

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 ドアはスーサイドドアとなっており、ギミックも完備です。ドアには先端に1つだけポッチが残されていますが、おそらくドアノブを表現するためにあえてポッチを出しているものと思われます。もちろんドアを開けるにはドアノブが必要ですから、このビルダーはボディサイドをきれいに均すのではなく、当たり前の機能の表現を取ったということでしょう。
 同じクラシックカーでもメルセデスベンツのような健在のブランドであったら、みんなの理解も得られやすいでしょう。しかし今現在ホルヒなんて名前はまず聞きませんから、ほとんどの人は車の存在も認知していません。現在は消滅してしまったブランドというのはたくさんあります。しかし知識さえあればその歴史の面影を現在にも見ることはできます。ホルヒは戦前のアウトユニオンを形成した4つのメーカーのうちの一つでした。つまり現在のアウディマークとなっている4つ並んだ輪のうちの1つは、この車の歴史を表したものなのです。まあそんなことを気にしてアウディを買う人はあんまりいないでしょうけど。

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